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『背中を任せられる』相手を見つけること。

事業を成功させるためには信頼できるパートナーが必要です。
全方位で自分が対応できるのであれば良いでしょうが、やることが多くなっていくと信頼できる人に一部の領域は任せて、自分がやるべきことを選択・集中する必要がでてきます。
映画とかマンガでも「自分は目の前の敵に集中するから、背中は任せたぞ」っていう場面とかありますよね、あんな感じです(笑)。例が微妙かもしれませんが、信頼できる人だからこそ任せられるというものです。

組織としての醍醐味はこの「背中を任せられる相手」を見つけることと、その人とのシナジーで生み出される成果だと思います。


『背中を任せられる人』というのはどういう人か?
まず、大前提として同じ目標(Goal)を目指せる人でなければいけませんね。お互いに成したいことが違っているのであれば、いつ背中から離れていってしまうかわかりません。やはり安心して目の前のことにだけ集中するのであれば、たとえ離れていたとしても同じ目的のもとに動いているだろうという信頼感・安心感がなければいけません。

目標と同様に同じ価値観をもっているかも大事ですね。
例え目指すGoalが同じだとしても、物事の優先順位付けや良し悪しの判断がまったく違う人同士では結果としてうまくいかない場合が多いです。
『阿吽の呼吸』と言われますが、そういう「言わないでもわかる」というところまで昇華されると最高だと思います。

そして当然ですが、「人として」信頼できる人ですね。
『ごまかさない人』『有言実行の人』『言っていることとやっていることが合致している人』『他者への貢献意欲の強い人』などなど。
自己中心的でいつ裏切る(逆に背中に撃ちこんでくる人になる)かわからない人に安心して背中は預けられないですもんね(苦笑)。

『スキル』ももちろん重要ですが、それは自分と同じことをやってもらいたいのか、自分とは違うことをやってもらいたいのか、にもよって必要な人材は変わってくると思います。例えば、会社を立ち上げたばかりでとにかく営業活動が必要だというのであれば、自分と同じ営業スキルの高い人を求めるでしょうし、営業は自分でやるから苦手な事務作業を任せたいというのであれば経理などのスキルをもった人の方が必要でしょう。


上記は『パートナー』という視点で書きましたが、『上司』や『会社』も同じだと思います。この上司/会社は自分の背中を任せて大丈夫か?と。

信頼&安心して働ける環境を用意してもらえない上司や会社のもとでは目の前のことに全力で打ち込むことはできませんね。
このために会社の場合は事業内容や企業文化、目指している方向性を理解したうえで所属する必要があるでしょうし、上司の場合は普段からどのような人物かを見定めして、正しく評価をしてくれる人か、社員のことを考えてくれている人なのか、などを見る必要があります。

そういう(背中を任せられる)関係値でいられる相手は本当に貴重ですし、長い付き合いになるように大事にしていただければと思います(笑)。

昨今では自分の考えなどを伝える手段はいくらでもあるのですから企業やマネージャーは「自分はこんな人/企業です」「こんな考え方をしています」「こんなことをやっています」ということを積極的に発信していく必要があるんじゃないかなって思います。
それによって相手にとっては『背中を任せられる相手』かどうかの判断ができるし、企業やマネージャー側にとっても長く付き合える仲間が増えていくことになるんじゃないかなって思います。
※僕が『note』でやっていたこともそういうことでしたし。


僕はD2Cdotの社長だったときに、良き仲間(取締役/マネージャー/社員)に恵まれていました。おかげで余計なことは考えずに現場に裁量権を渡し、自身は経営(全体)のことだけを考えて活動することができていたので、毎年右肩上がりの成長を実現することができたと思っています。

皆さんもいまの仲間、上司、会社は『背中を任せられる相手』であるかを改めて考えてみても良いかもしれません。

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