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ウマくいけば、ミニコンサート会場!

こんにちわ!
流しの四元です。

◆馬肉三村の座敷

いつも僕が流しているお店は、
"新宿名店横丁"というところで、
横丁とついてるとおり、お肉のお店が5つあるんです。
詳しくはこの記事がとってもわかりやすいので、読んでください!


その中に、馬肉のお店があって、
ここは奥に15人くらい座れる座敷があるのですが、
その場所が日によってはすごくいい感じの場所に変わるんです。

(馬肉三村の座敷)

この座敷は、わりと近い間隔で2〜3組入っていて、
かつ靴を脱いであがるので、
ここに流しとして"営業"をかける時はけっこう勇気がいるんですね。

僕も流しをはじめて3年ほど経ちますが(2016年から)、やはりいまだに知らない人に声をかけるのは緊張します。

なので、座敷に上がる前に覗き込んだりして、
まだ食事と会話がいい感じの時はタイミングをあとにしたりして、
でもそれがあだとなって、いつのまにかお客さんが帰ってしまってたり、なんてこともよくあって。


だから、そこに入る時は、
「エイッ!」
って感じで少し気合いを入れてというか、
勇気を振り絞って入ります。


しかしながら、僕が勇気を振り絞ったかどうかなんて、お客さんには関係ありません。
なので、完全にスルーの時ももちろんあります。見事なまでのスルーの時も多々あって、そんな時は僕も、そろーっと、ダンディ坂野のように「すすすすっー」とはけていきます。

悲しくないと言えば嘘になりますが、
まぁ、それでいちいち心を折っていたら、この仕事はできませんし、
楽しく飲むのが一番の目的なので、全然スルーでもいいんです!と思っています。

(ダンディ坂野さんの衣装を真似しようかと思ったこと何度もあります)

◆最高のご褒美の時

でも、悪いことばかりじゃない。
それどころか、こんな嬉しいことない!ということが起きるのが、この仕事の楽しいところなんです。

それが、
知らない人同士が仲良くなる。
その瞬間を目撃できる。
もっと言ってしまえば、
自分がそのきっかけになれる。

ということなんです。


僕が「エイッ!」って座敷に上がり込んで、
誰かがリクエストしてくれて、
その曲がその2〜3組みんなの琴線に引っかかって
「いいねー!」
となる。
そして、さらに3曲,4曲とみんなで盛り上がって、そこはさながらミニコンサート会場みたいになる。

そんなことがあるんです。

ちなみに昨日は米津玄師の「Lemon」を一発目に歌って盛り上がりました!

(これ、知らない人同士の3テーブルなんですよ!)

それで僕自身、大満足して座敷をあとにするのですが、
たいてい、その後は知らない人同士、仲良くなって一緒に飲んでいる、
ということが起きるんです。

僕が横丁内をプラプラ回っていると、座敷の人がトイレに行く時にすれ違うと
「あのあとから、ずっとみんなで飲んでるんですよ!!」
と教えてくれたりします。

座敷に上がり込むのも、
間隔の近い中で歌うのも、
とても緊張するけれど、
そういうことがあると、
本当に、やっててよかったー!!
と思い、嬉しくなりますよね。

たまたま隣に座った人と仲良くなる。
なんてこと、そんなにしょっちゅうあることじゃないと思うし!うんうん。


というわけで、そんな奇跡をちょっとだけ期待して、飲みに来てみてはいかがでしょうか?
お待ちしていますよ♩


もちろん、座敷を貸し切って流しを楽しむのも最高におススメです!

読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!