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北朝鮮 南北共同連絡事務所爆破

2020年6月16日、南北間ワン拠点の開城(ケソン)にある南北共同連絡事務所が爆破された。

爆破は、金与正(キムヨジョン)氏の指示によって実行されたとみられている。

また朝鮮人民軍による南北軍事境界線に近いケソン工業団地と金剛山観光地区での展開や前線砲兵部隊の増強や軍事演習の再開にも乗りだすと表明した。

このタイミングで急速に存在感を高める金与正、その裏には何が隠されているのだろうか。

そもそも金与正(キムヨジョン)氏とは?

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金与正氏は、北朝鮮の指導者である金正恩の妹であり、党宣伝扇動部で幹部を務めていた。

党中核の組織指導部に異動したとの情報もあるが、北朝鮮国営メディアは最近になって対韓国事業を統括する立場となったと明らかにした。

2年前の平昌オリンピックで歓呼kに微笑みをふりまいた金与正氏を、韓国側は「平和の使者」と報道した。とてもイメージが良かったのである。

なぜ金正恩ではなく妹が指示を出したのか?

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兄であり北朝鮮の指導者である金正恩氏は健康不安説が囁かれている。その健康不安説以降、金正恩氏がメディアにの前に露出したのはわずか一回だけ。

その当時の顔も今までの顔とは似ていないとの指摘があり、影武者説がささやかれている。

それと妹が指示を出して今回の爆破を行ったとすれば、金正恩はなくなっている可能性が高い。

そもそもなぜ金正恩が亡くなったと北朝鮮メディアは報道しないのだろうか?

それは北朝鮮に続く金家の支配が崩れる恐れがあるからだ。1948年以降、朝鮮半島の北側では共産党が支配し、金正成が支配した。

その伝統的支配が崩れる恐れがあるからだ。

なぜ爆破を指示、実行したの?

※ここからはあくまで筆者の予想になりますので皆様ご注意ください

表向きでは、北朝鮮は脱北者が韓国側から北朝鮮側に帰休を通して北朝鮮を悪く言うビラをまいたことに激怒し、今回の爆破を実施したとされています。

しかし、実際には過去にもビラは何度かまかれており、今回だけ唐区別センシティブに反応しています。

それは、アメリカがコロナウィルスや国内のデモ鎮火で忙しく国外に目を向けられないことが一番大きいのではないか、と筆者は考えます。

実際に2018年、米朝首脳会談が行われ、米朝間に歴史的な進歩を見せました。これで北朝鮮側はアメリカの制裁を少しは解いてもらえると期待したのでしょう。

しかし、トランプ外交に負け制裁はほとんど解除されていないのです。これに激怒した北朝鮮はアメリカ陣営のアメリカや韓国に思い知らせてやりたいと思ったのでしょう。

しかし、トランプ率いるアメリカが健全な時では、軍事力の弱い北朝鮮はあっという間に敗北してしまうでしょう。そして制裁を強化される可能性が非常に高く恐れていました。

しかし、コロナウィルスが世界中に流布し、アメリカが大忙しになったこの隙をついて大胆な行動に打って出ます。その大胆な行動が今回の、南北間ワン拠点の開城(ケソン)にある南北共同連絡事務所が爆破です。

しかし、軍事的に脆弱な北朝鮮はさらさら戦争を起こす気はなく、挑発をしているだけだと筆者は考えます。

挑発をすることで韓国側に譲歩させるのが狙いでしょう。韓国の現大統領、文在寅は北朝鮮に対してとても融和的です。

ですからアメリカがこのコロナウィルスやデモ、11月に控える大統領選挙に忙殺されている間は朝鮮半島にあまり介入してこないとみて、交渉相手を韓国だけにして有利な条件を引き出させようとしています。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひこの記事にスキをお願いいたします。

※他の記事と比べ文体が変化するのはその日の気分です。近湾させてしまい誠に申し訳ありません。




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