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「こんなひともおる」


 
 
もし、自分が高校生だったとき学校の先生や親でなく、お互いを否定しない、学び合えるような、少し信頼できる大人がいたらと考えることがある。
 

それって、どんな感じなんだろう。

 
現状として、そのような環境は少ないと思うし、何かをやるとき経験や知識が少ない若者が、大人の期待に押しつぶされたり利用されるのを見たり聞いたりしては、ただ悲しくて泣いたり怒ったりしていた。その時、私は何もできなかった。

でも、私も大人になってしまったらしく(まじで実感ないけど)もう高校を卒業して10年近くになることに驚き震えながら、たまたま知った大阪に事務所を置く認定NPO法人D×Pのボランティアに「高校生と話したい」というシンプルな理由で参加することした。

それは、D×Pが行っている「クレッシェンド」という取り組みだ。
 
「クレッシェンド」は、通信・定時制高校で行っているD×Pの独自プログラムで、多様なオトナとの関わりを通じて高校生が人とのつながりをつくることを目的とした授業で、単位認定もされている。
プログラムの最後には、高校生が「このオトナになら自分のことを話してもいいかな」と思えるような、オトナと高校生の関係づくりを目指している。

(HPから一部引用させてもらいました。
HPはこちら https://www.dreampossibility.com/ )


 

関西を中心に事業は展開されているが、札幌でもそのプログラムは行われていて、ここ2年ほど私もコンポーザーと呼ばれるボランンティアとして参加している。昨年は、見回りのスタッフとして授業のサポートに入ったりもした。

3回の授業を通して生徒と関係づくりをするのは、正直むずかしいなと思う。
時間がもっとほしい。もっと、話したいと思う。
歯がゆい思いもたくさんある。 
でも、最初は体の向きや表情が硬く、話しているコンポーザーとまったく目の合っていない生徒が、授業の終わり際少しだけコンポーザーに体を向けていたとき、次の授業も来てくれたとき、笑顔がふと現れたとき。私は関係づくりの一端を垣間見る気がするのだ。
 

こんなことをしている人たちがいるんだなって知ってもらたらうれしいし、もし仲間になってくれたらもっとうれしい。大阪のスタッフの言葉をかりるなら「こんなひともおるんだ」なって。
 

🚩 #DxP冬季募金
https://camp-fire.jp/projects/view/212172
 
(D×Pのクラウドファンディング、例えば3000円の寄付者が2000人集まると高校生に向けた事業が4回できます!と明確に何につながるか一目でわかるところがすごくいいなぁと思ってます。ぜひ、見てみてほしい。)

#DxP応援

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