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「英語を使って仕事をしたい」ってなんだろう?

私は現在スクールウィズという留学のクチコミを活用したマッチングサービスを作っているスタートアップで働いています。

役割は多岐に渡るのですが、最近は採用周りを特に担当する事が多いです。会社のビジョンが「世界を舞台にする人をあたりまえにする社会へ」となっており、事業のキーワードが「留学」「英語」「教育」「海外」という割とイメージしやすいため、ありがたいことに毎日多くの採用応募があります。

その中で時々話にあがるのが、「英語を使って仕事をしたい」ということ。その点について私自身が思ったことをを整理してみました。

なんで英語を使って仕事をしたいのか?

仕事で英語を使いたいと思えることはステキなことだと思う。「英語を使って仕事をしてるぜ!」ってなんかちょっとかっこいいですよね。中二病の私も仕事中に英語を使えるとちょっとぽくて嬉しくなります。

英語を使って仕事をしたいという方になんでそう思ったかを聞くと、
・海外旅行や留学経験からあのときの楽しかった瞬間を仕事でも感じられたら
・過去に英語をせっかく学んだから仕事に活かしたい

というパターンが多い印象です。

・帰国子女や早期の留学経験で英語が話せる
という人もいますが、このような人たちは「英語を使って仕事をしたい」とはあまりならないような気がします。

大切なのは「英語を使って"何をしたい"」のか

英語を使いたい人は仕事の中でどう英語を活用できると満足するのかを考えると良いと思います。

英語を使うと言っても
・メールでの英文やりとり ⇒ Reading,Writing
・英語を使っての商談 ⇒ Speaking,Listening
・英語で書いてある文献や記事からの情報収集 ⇒ Reading
・社員が多国籍で社内でのコミュニケーション ⇒ Speaking,Listening

(シーン ⇒ 4技能の中の必要なスキル)
などいくつか種類があります。

例えば留学エージェント業を行っているスクールウィズでの業務に置き換えてみると、
・メールでの英文やりとり ⇒ 語学学校のスタッフとのやりとり
・英語を使っての商談 ⇒ 語学学校のスタッフが来日した際の商談、業界イベントでの商談
・英語で書いてある文献や記事からの情報収集 ⇒ 語学学校のパンフレットや資料の読解や翻訳してサイトに反映、英語でのリサーチ

などがあります。

英語での仕事を挙げてみるとスクールウィズでは英語を使った業務があるように思えるかもしれませんが、実際は英語を使った仕事の割合は低いです。

このように英語を使って仕事をするといっても様々なシーンがありますので、自分が仕事の中でどう英語を使えると満足できるのかを考えると良いかと思います。

"英語"を"日本語"に置き換えて考えてみた

少し皮肉っぽい考え方ではありますが、アメリカで「英語を使って仕事をしたい」と言ったら不思議がられるでしょう。日本で「日本語を使って仕事をしたい」という人がいたら、「え?どこでも使えますよ」となりますよね。極論「英語を使って仕事をしたい」というのは日本で「日本語を使って仕事をしたい」と言っているのと同じことだと思います。

言語は手段でしかないので、その手段を使って何をするか(目的)が大切だと思います。今はまだ日本の日常で英語が溢れているわけではないですが、今後日本人の人口が減っていき、移民が多くなると日本でも英語があたりまえの社会がやってきます

※通訳や翻訳を仕事にしたいという場合は言語を駆使することが目的になるので当てはまらないとは思います。

英語を使って仕事をするには?

では英語を使って仕事をするにはどうしたらいいでしょうか?
一番早いのは海外で働くことだと思います。

なぜならほとんどの日本企業が日本で展開しているビジネスは日本人がターゲットですし、働いている国籍も日本人がほとんどですよね。
顧客も同僚もビジネスパートナーも日本人の割合が高い日本で英語の仕事を探すこと自体が選択肢が狭いように思えます。

かといって「じゃあ海外で働こう!」と決断できる人は少ない(これは海外就職支援の事業をしていて痛感しました)です。おそらく「そこまでして使いたいわけでは、、、」というのがほとんどだと思います。

「通訳や翻訳レベルではないけど、いつしかの旅行や留学で味わった感覚を仕事でも英語を使いながら味わいたい。」ってことなのかなと思います。

とはいえ、海外で働く選択肢だけだと現実的ではないと思いますので、自分なりに思いつく限り日本でも英語が使えそうな企業(事業・環境)/ 仕事を挙げてみました。

・インバウンド系のツアーガイド(副業でもできそう)
・インバウンド系のメディアを運営していてメンバーが多国籍(MATCHAはそんなイメージ)
・日本語学校での講師やスタッフ(講師は資格や経験が必要)
・英会話スクールの講師(英語のスコアは求められると思う)
・ホテル / ゲストハウス
・貿易事務
・外資系の企業(顧客は日本人であることがほとんどなので、社内コミュニケーションの一部が英語であることが多いとは思う)
・通訳、翻訳(求められる英語力は高そう)
・外国人向けの不動産仲介
・外国人がよく集まる飲食店(HUB意外にパッと思いつかなかった)
・空港
・(留学生含む)日本に住む外国人の生活サポート(大学や公的機関など)
・英語学習サービスの制作(本、アプリ、Webサービス)
・外国人採用をしている企業の人事(メルカリやパナソニックのイメージ)
・留学カウンセラー(スクールウィズもどうぞw)

もし他にもこんなのあるよー!という方いらっしゃいましたら教えて下さい。

「英語を使って仕事をしたい!」という人が増えてきたのはいいこと!

今までいろいろと書きましたが、前提として「英語を使って仕事をしたい!」という人が増えているということは「英語を使って仕事をするイメージが少しでも湧いている」ことだと思うので、とてもいいことだと思います。

ただ、やはり採用側から立つと英語を使って何をしたいかが大事な点になってきますので、
・使いたい背景("なんで"英語を使って仕事をしたいのか?)
・使ったその先(英語を使って"何をしたい"のか)

を一度整理すると良いかと思います。


そういえば、なんでそもそもスクールウィズに英語に興味ある人が応募してくるのか?と気になるは弊社のWantedlyのページを見てみてください。
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