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第14節福岡戦と尚の完全復活とジョンのリバウンド

画像提供 りさこちゃん

こんにちは。

第14節の福岡戦のgame2の日にJBAの公認キッズサポーター養成講習会があったので参加してきました。

JBA公認キッズサポーターとは何ぞや?と思われる方の方が多いと思うのでその開催趣旨を要項から引用させてもらいます。

現代社会では、社会環境や⽣活様式の変化などにより、運動の機会が減少し、⼦どもたちの体⼒・運動能 ⼒の低下が指摘されています。
そういった中で、⼦どもたちに体を動かすことの楽しさを伝えることができる指導 者(=キッズサポーター)の養成を⾏うこととしました。
これによって⼦どもたちがスポーツに触れる機会が増え るとともに、バスケットボールをはじめとするスポーツを楽しむ⼈々が増え、「⽇本が元気に︕」なることを⽬指し ています。

令和5年度 第1回キッズサポーター養成講習会 開催要項より

ぼくは今はバスケの指導はしていないんですが子供たちの体力づくりを目的としたスポーツ少年団でコーディネーションの指導をしておりまして、ものすごくこの趣旨に賛同し興味を持ったものですから受講したのですが、はっきり言ってこの講習会お勧めです。

初めてバスケットボールと言う競技に触れるような子供さんが指導対象になるわけですがそんな子たちを楽しませるための工夫や飽きさせない工夫、飽き始めてしまった時の対処なんかにも触れられていてものすごくためになりました。

バスケのコーチ資格を持っていらっしゃる参加者が多かったと思いますがこの資格はJBAのコーチ資格がなくても受講可能ですからこれから子供にバスケを始めさせたい親御さんなんかも受講しておくといろいろとためになるんじゃないかと思います。

バスケットボールの底辺を広げる試みには賛同しかありません。

ちなみに講師はベルテックスの育成ダイレクターの竹原勝也さんでした。

実技は恥をかこうが楽しんだもん勝ちと思っているのでこちらから積極的に楽しみに行かせてもらったのであれなんですが、座学でも説明はわかりやすかったしディスカッションを多めにしてこちらを飽きさせない工夫が見られてさすがと思わされました。

Good job!!竹原さんw


さて前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、第14節の結果から…

game1 静岡 57-76 福岡
game2 静岡 88‐74 福岡

1勝1敗の痛み分けでしたね。

game1はね~…1Qの入りの悪さがゲームを通して影響してしまった感じでしょうか?

こちらのオンボールスクリーンに対して福岡はブリッツ仕掛けてきたんですがこれが功を奏してしまい出だしから0-12のランを食らってしまいました。

※ブリッツ:オンボールスクリーンに対する守り方の一つ。ハンドラーのDFとスクリナーのDFでハンドラーをダブルチームしてボールを奪おうとする戦術。

本来ブリッツはギャンブルの要素が大きくて仕掛けてもパスを捌かれてしまえば簡単にフリーのシュートを打たれてしまうので多用するものじゃないんですが、これにまんまとはまってしまった感じでしたね。

その後は立て直そうとしても一度くるってしまった歯車は簡単には戻らず最後までそのプレーは噛み合いませんでした。

象徴的なのは3P% 3/24 12.5% そりゃ57点に終わるはずだわな…

逆に福岡は3P% 13/30 43.3%ですからそりゃ勝てんわな。


それでも福岡の得点を76点と80点以下に抑えられたのはgame2に向けたかすかな光だったんじゃないでしょうか。

要はDFは機能していたけどOFが崩壊してしまったわけで、それも当たりはずれの大きい3Pの部分が最悪だったので立て直すことはできるのかなとは思いましたがあまりにも派手に負けたのでこのまま2つやられてしまうんかもなんて不安は当然起こってきました。

その不安を払拭させてくれたのがgame1の#16尚のプレー。

今回から尚呼ばわりしてみた。許してください。

プレーと言うよりもゲームに臨む姿勢と言ったらいいのかな?

2-19と大量リードされた1Q 4:19に得意の形でミドルのジャンプショットを決めるんですが肝心なのはこの後。

味方のぬるいDFに業を煮やしたのか自分のマークマンにボールが渡ると激しくつっかけてあえてファールします。

必要であればファールも辞さない

今まで苦しんでいたミッドレンジのショットが決まったのはもちろん嬉しいんですがそれ以上に勝ちにこだわってファールを使ってもチームを引き締めようとしたその姿勢にはより以上の嬉しさがこみ上げてきました。


その尚の姿勢はgame2の結果につながってくることになります。

game2の入りでゲームを作ったのはやっぱり尚。

ここでもこの日先発を任された尚はゲーム開始当初の形を作ることに成功します。

中でもぼくが高く評価したいのは1Q8:37のスチールからのリバースレイアップ。

得点そのものもそうだけどこのスチールの仕方が最高だと思いませんか?

#7トーマスくんの3Pが外れた後のプレーなんですが福岡のワシントン選手がちょっとぬるいパスをガードの選手に渡そうとしたその瞬間尚が動きました。

以前の記事では尚のOFリバウンドについて書いたと思うんですが、このスチールも100回狙って1回成功するかどうかのスチールだと思うんです。

その記事がこちら

そこを狙っていたことが何よりも凄いことだしこの泥臭さこそが尚の良さの根底にあることは間違いないでしょう。

あるかどうかわからないチャンスを常に狙うのって実は大変な事なんだと思いませんか?

こうして抜け目のないプレーも見せましたし、7:42にはトーマスへのナイスアシストも見せた。

7:23にはテイクチャージもしたし1:37には見事なミッドレンジのストップジャンプも見せました。

ぼくが思う尚の真骨頂


あとの話にはなりますがゲーム終盤には外国籍2人を交わしてのユーロステップも見せてくれました。

これではぼくも認めざるを得ません。

橋本尚明完全復活です。


そうやって作ったリードでしたが相手もさるものアギラール選手の活躍で1Qの内に逆転されてしまいます。

その苦しい形で始まった2Qでチームを救ったのが#6大塚さん。

3を決めてのセレブレーション

ゲームコントロールもさることながらこのQはその得点力がすごかった。

3P3本の成功を含む11得点はお見事の一言に尽きますね。

ここでの逆転がなければ後半に福岡を圧倒することもなかったんじゃないでしょうか。


ただしここで逆転できたとしても大きな不安材料が一つありました。

なんだと思います?

こちらをご覧いただければお分かりと思いますが、前半はリバウンドがどうにもならないほどよくありませんでした。

前後半のリバウンド比較

このとおり後半リバウンドが改善するんですがその立役者が#21ジョンくん。

ケニー先輩に後押しされるジョンくん

なんと12本ものリバウンドを獲得してチームの底を支えました。

気づいてみればチームハイの23得点18リバウンドのダブルダブルです。

先も述べた通り一目瞭然で後半リバウンドが改善しているんですが中でも前半1本も取れなかったOFリバウンドをジョンくんが5本獲得したのは大きかったんじゃないでしょうか。

DFリバウンドはさらに圧倒してるしね。

後半突き放すことができた一番の要因はここじゃないかなと思うんですよね。

ジョンくんGJだったよまことに。


さて首位福岡との戦いが何とか1勝1敗と五分で終わったと思うのもつかの間、次も勝率で同率西地区首位の滋賀との戦いが待っています。

臨むところですチャレンジャーとして噛みついてやろうではありませんか。

泥臭く必死にあがいてそして成長していこうではありませんか。

次も勝つ!

WOW!VELTEX!!


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