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バイト10個紹介する後篇

8.学童保育指導員
9.試験監督
10.覆面調査

やっと後編です。長かったね。

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まあ大変ランキング8.9.10位なんで楽な方です。

8.学童保育指導員
大変ランキング堂々の1位!

何を言ってるのかわからないかと思うが、本当に本当に大変だった。ただ、私が異常なまでに子ども好きというだけだ。

小学生の世話はものすごい体力がいる。

例えば右膝に子どもが乗ってきたとする。身動きが取れない。すると左膝にも1人、背中に1人、左右の肩にも1人ずつ、計5人くらいの子どもにのしかかられて最終的に体を倒されてみんなが馬乗りになって遊び、呼吸ができなくなるなんてしょっちゅうだった。でもそれを苦痛と思ったことはなかった。子どもは大人をアスレチックだと思ってるもんねえと全く気にしていなかった。

他にも、宿題をやっていないのにズルして遊んでいたり、大号泣して暴れ回ったり、子どもは常に予想外の動きをして大人はみんなヘトヘトになっていた。

だってのに、私はそれが全部いやじゃなくて、子どもってそうだよね〜〜と思って気にしていなかった。なので後輩の女の子が「子どもたちがわがまますぎてしんどいです( ;  ; )」と相談してきた時になんと言っていいかわからなかった。私は広島育ちなので、「東京の子どもたちは教育が行き届いていて行儀がいいな」くらいに思っていた。そんなことはなかったらしい。

仮に子どもが私を殴ってもその1時間後にはケロッとしてその子どもと遊べるくらい何も気にしていなかった。

多分わたし自身がめちゃくちゃ手のかかる子どもだったので、それよりマシだなと思っていたのだろう。なんせ親が「反省しなさい」と私を小部屋に閉じ込めたときに窓から逃げ出して近所のスーパーで立ち読みしていたような子どもだったので、この子ら逃げ出さないだけ偉いわと思っていた。

ともかく今までやった仕事の中で1番楽しかった。毎日毎日新しいことばかりで、子どもたちはどんどん成長するし、本当にやりがいを感じていた。

9.試験監督
マジで寝ててもできる。
試験を受けている学生たちをただ眺めるだけの1時間である。残念ながらこれについては特筆できることが何もない。立ってみてるだけという意味では警備員と似てるかもしれない。でも警備員よりは室内にいられる分マシかといったところ。
暇な時間に耐えられる人はやるといいと思う。私は耐えられなかったのですぐ辞めてしまったが。

10.覆面調査
いろんなことをやりました……
エステの体験を受けたり、偽名で何かの会員になって接客を受けたり、無意味にクレジットカードを作ったり、通販を試したり、セミナーに参加して感想を書いたり、やることが本当に多岐にわたった。
でも全体的にお客さんとして行って体験して感想を書く仕事なので、他のバイトのような「怒られるかも」という心配がないだけでストレスがだいぶ軽減された。会員になる仕事は1日に2.3店舗回って偽名で会員登録して説明を聞く、ということをやっていたので、地味に移動が大変だった。時給制ではなく出来高制のことが多いので、確実に稼ぎたい人には向いていない。日本って本当にお客さまに優しい国だよなとしみじみ思う仕事であった。優しく接客されると普通に胸が痛んだ。

どうだったろう諸君。

こいつはなぜこんなにいろいろなバイトをやっているのかと思うかもしれないが、単に性格だ。
本当にただただ興味本位でバイトに応募しまくって3個くらい掛け持ちして、ということを繰り返し行っていた。今回紹介したバイトはほぼ全て大学時代に体験したものである。何に向いてる人間なのか自分でわからなかったため、気になったことをとりあえず全部やってみたのだ。

その結果、全部向いてないということがわかり、まあ全部同じくらい向いてないなら好きなことをやるかと思って映像業界に入った。もちろん映像業界も向いていない。

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