有馬優

小説家志望のライターです。訳あって昨年からライター復帰。 ドーンと頑張っていきたい優で…

有馬優

小説家志望のライターです。訳あって昨年からライター復帰。 ドーンと頑張っていきたい優です。 好きな作家は村上春樹と司馬遼太郎、他多数。 チワワ2頭と生活しています。

マガジン

  • 小説『犬も歩けば時代を超える』

    有馬優の長男チワワがモデルの、元祖転生小説。 戦国時代に母親と分かれた若君「犬千代」は、殺生の罪があるものの閻魔大王により犬として現世に生まれ変わり降り立つ。 母親は人間として生まれ変わっているが、犬千代は犬のままで母親に再開し自分の思いを伝えられるのだろうか。 また、自分が息子だと言うことを、母は知ることができるのだろうか。 2015年執筆からリニューアル。 ショパンが「子犬のワルツ」を実際の子犬を見ながら作曲したということにヒントを得、自分も長男チワワを見ながら書きました。

  • 小説『わたしのお婆ちゃんは元巫女さん』

    「主人公」のお祖母ちゃんは、実家が神社で元は巫女さんをしていたとか。霊感バリバリ。主人公が同僚と温泉旅行に行く際に「山側の部屋に泊まるな」と言いますが。お守りと焼き塩の壺を持って温泉旅行へGO! 有馬優、最初で最後の怖い話かも・・・・

  • 小説)『雑記帳』より。

    『雑記帳』という小さな珈琲店を舞台にした小説です。 私(素子)とマスターの「鈴木さん」の物語。

最近の記事

  • 固定された記事

有馬優の小説と雑談メニュー(11/17更新)

更新2022.1.12  有馬優の2022年。スローペースに始まる有馬の初めは詩です。 形式としてはなってない!のですが、情感たっぷりなところをお楽しみください。 ***各話の話数からページにとべるようになっています。お楽しみください ***詩*** 詩①『青い絵』 詩②『彼と手をつないで』NEW! ***小説*** 小説①『雑記帳』より。珈琲店『雑記帳』を舞台にした素子と鈴木さんの物語 1話(①②③) 2話(①②③) 3話(①②)  最終話 小説②『わたしのお婆

    • お久しぶりです。

      生き生きしたあなたに、もう一度会いたくて お久しぶりです。有馬優です。 2022年は公私共に忙しい一年となりました。 私的な小説やエッセイなどを載せているここには、ちょっと(?)ご無沙汰になってしまいました。 せっかく交流してくださっていた方々には、申し訳なく思っています。 さて、忙しいおまけに「有馬優、ピーンチ!」ということがあった2022年に、助けてくれた女性がいました。 その女性との出会いはまた次の機会にお話しできたらと思います。 しかし、彼女に初めて出会った時

      • 詩『彼と手をつないで』

        彼と初めて手をつないだ時 風が吹くのを感じた 彼と初めて手をつないだ時 幸せという概念を感じた ずっと ずっと この手を離したくないと思った 私も幸せになっていいのかと 彼と出会って そのありがたみが分かるように 神様は私たちに 今までの苦難を与えてきたのだ と思えるほどに 彼と歩きながら手をつないだ時 楽しみも 苦労も 共にしていこうと思った 彼と歩きながら手をつないだ時 歳を重ねて老人になっても  手をつないで買い物に行こうと 感じた 絶対に私より長生きすると言っ

        • 詩『青い絵』

          私の手の中にある 静かな炎 無言で見つめて 目を窓に移すと 陽が落ちて 青く染まる風景 窓辺に歩み寄ると 向こうの窓でも彼が外を見ている 私も 彼も 青く染まりながら ガラスに手をかける 窓を開けて呼ぶのでもない ただ 一人で 誰もいない部屋で 事故の静かな炎を 見つめ続ける 「人がいる風景」が好きな彼の もう一人の彼と 「人がいない風景」に生きる私と 黄金の黄昏から灯が騒がしくなるまでの 一瞬の絵

        • 固定された記事

        有馬優の小説と雑談メニュー(11/17更新)

        マガジン

        • 小説『犬も歩けば時代を超える』
          22本
        • 小説『わたしのお婆ちゃんは元巫女さん』
          3本
        • 小説)『雑記帳』より。
          9本

        記事

          有馬優の「恋をしましょう」

          心が枯れてしまう前に・・・ 仕事・生活・子育て・仕事・生活・子育て・家族・家族・・・・・ 大人になったら、どんな生活をしているだろう?と思ったその未来にいる。 でもそれは、学生時代に想像していたような、大人で素敵な生活ではなく。 ただただ、追われている。 そして、枯れていく心。 心の潤いって、どんなだっけ? 思い出せるようなら軽症かな? 「恋をしましょう」 と、表題にしたのは、恋をすると一人の人間をよく観察するからです。 普段どうしても他人の(例えば家族でも)気に障る部分

          有馬優の「恋をしましょう」

          「それでも君は恋をするんだよ」 と、そのお年頃の女の子に話したかった。 「もう忙しくて、誰かを好きになったりデートしたりする暇ないから」 なんて言うけど、暇だからデートするわけでも、人を好きになるわけでもないからね。 てことで、ちょっと初々しい恋愛プロットを思案中。。

          「それでも君は恋をするんだよ」 と、そのお年頃の女の子に話したかった。 「もう忙しくて、誰かを好きになったりデートしたりする暇ないから」 なんて言うけど、暇だからデートするわけでも、人を好きになるわけでもないからね。 てことで、ちょっと初々しい恋愛プロットを思案中。。

          有馬優が好きなクリエイター(第三回)

          一回目、二回目とご紹介してきた有馬優の独断と偏見に満ちた好きなクリエイターさん。皆様から「スキ」「フォロー」していただきながら、さらに見聞を広げて頂いたので、ぜひぜひご覧になっていただけたらと思います。 今回は完成度が高いと思うものから、日常気軽に共感を持って読めるものなど色々盛り込んでいきます! ☆tsushiomaru/観る絵本絵本って子供の頃から大好きでした! Tsushiomaruさんの観る絵本は、大人な絵本。 絵もオシャレ!映像化されているけど、「動画」じゃなくて

          有馬優が好きなクリエイター(第三回)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(最終回)

          最終話 犬千代の忘れな草 戦況は芳しくなかった。 私が当時思っていたよりも、事態は良くなかった。 完全な負け戦で、人々は散り散りになっていった。時間が無い。 城の逃げ道へ皆を早く誘導しなくては。 現代のお母様のほうはどうなったのだろうか? 爺は私と姫を連れているのだろうか? 「犬千代!」 現代のお母様が現れた。 「戦国の犬千代は爺と一緒に姫を迎えにいっている。ところで戦国の私には会えた?」 「はい、戦国のお母様にお会いしてお伝えしてきました。今頃は逃げ道のほうへ出向い

          小説『犬も歩けば時代を超える』(最終回)

          こんばんは。いつも小説『犬も歩けば時代を超える』をお読みいただきありがとうございます。 本日20時6分。主人公犬千代のモデルであった長男チワワが亡くなりました。享年15歳。誠に本当の親子のようでした。 後日、最終回は当時のそのままを。そして、さらに後日追悼できたらと思います。

          こんばんは。いつも小説『犬も歩けば時代を超える』をお読みいただきありがとうございます。 本日20時6分。主人公犬千代のモデルであった長男チワワが亡くなりました。享年15歳。誠に本当の親子のようでした。 後日、最終回は当時のそのままを。そして、さらに後日追悼できたらと思います。

          小説『犬も歩けば時代を超える』(21話目)

          21話 犬千代、あの日に帰る方法 後編 現代のテレビという箱の中では色々な話が放送されていて、その中でも過去や未来に飛べる話もある。 タイムスリップというものだ。 だが、病床のお母様と犬の私が戦国時代の城内へいきなり戻ったのは、本当の意味でのタイムスリップとは言えないだろう。 「これ、どういうことかしら?」 お母様が目を丸くしている。 「私にも分かりません、お母様。」 お母様は不思議なことに、病院で着ていた服は着ておらず、戦国時代の着物を着ている。 「お前も変よ、

          小説『犬も歩けば時代を超える』(21話目)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(20話目)

          20話 犬千代、あの日に帰る方法 前編 例え犬に生まれ変わっても、大好きなお母様と一緒に居られる恵みをもらって、私犬千代はすごく幸せだ。 犬の生活も悪くはなくて、これは飼い主によるのかもしれないけれど、わりと呑気に幸せにやっている。 特に私はお母様と言葉が通じるし「本当はこう言いたいのだけど、こうして欲しいのだけど」という不満もない。 まぁあえて言えば、お母様ともっともっと一緒にいたい、これに尽きるかもしれないが。 犬の年齢というのは、人間の年齢と違って年老いていく速度が

          小説『犬も歩けば時代を超える』(20話目)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(19話目)

          19話 犬千代、お母様がいない夜 「ねぇ、当たったわ!すごい!温泉旅行が当たっちゃったの!」 お母様が部屋に踊るように駆け込んできた。 目がキラキラして少女のようだ。 温泉とか言っていたけど、そんなにお母様は温泉が好きだったのか。 戦国の世で私が生きていた頃は、私はよく爺と温泉まで遠乗りしていたけれど、お母様も行きたかったのかもしれない。 「プールとかも付いている温泉パークよ。水着もいるわね。温泉も色んなものがたくさんあるらしいわ。それに、泊まるホテルは食事が美味しくて

          小説『犬も歩けば時代を超える』(19話目)

          有馬優が好きなクリエイター(第二回)

          一回目ではご紹介しきれなかった、有馬優の独断と偏見に満ちた好きなクリエイターさんご紹介続編です! ☆杉江慎介さん小説『犬も歩けば時代を超える』のイラストだけでなく、『私のお婆ちゃんは元巫女さん』にも使用させていただいております。 有馬優の超お気に入りで、シンプルな線でこんなに可愛いなんて!といつも思っています。 このタッチを有馬が真似して描いたら、間違いなく何を描いているか全く分からないものになるでしょう・・・・ ☆カタカナ | 企画・編集・執筆・PRのお仕事有馬優は金属

          有馬優が好きなクリエイター(第二回)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(18話目)

          18話 犬千代、誕生日のプレゼントは? 私犬千代の現代での誕生日は、ブリーダーの家の絵美さんからお母様へ伝えられている。 毎年その日が近づくとお母様は、 「犬千代の誕生日プレゼントはどうしましょうか。リードとか小物を新調するとか、オヤツを豪華なものにするとか、ご馳走を用意するとか。」 などと悩んでいる。 「最近はさぁ、犬用のケーキとかあるらしいよ。ほら、砂糖とか使ってなくて、犬が食べても大丈夫なケーキになっているの。」 お母様の娘の留美が言う。 「お正月には犬用おせち

          小説『犬も歩けば時代を超える』(18話目)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(17話目)

          17話 犬千代、カラオケと大震災 お母様は私を前世で本当の息子だったのを知る前から、ものすごい親ばか(チワワの私に対してだが)を炸裂している。 ドックフードを買ってきた時のパッケージには美しいチワワの写真が載っているが、画のチワワは毛並みも目や耳の大きさもスタイルも抜群である。 こういうチワワになら親ばかになってもいいだろう。 また、事故で亡くなってしまったが、幼馴染の姫が転生した犬は非常に賢かった。勇気もあった。 それも飼い主は親ばかを炸裂したっていいだろう。 さて、私

          小説『犬も歩けば時代を超える』(17話目)

          小説『犬も歩けば時代を超える』(16話目)

          16話 犬千代、受難・その先には行かない 犬嫌いだったお母様が、私犬千代を必死育ててくれたことは奇跡に近かったという。 父親の話だと、以前は犬から最低2メートルは離れていないと怖かったというお母様。 私がやって来た時にいきなり抱っこして、寒い中暖めてくれたことは家族一同驚きの出来事だったらしい。 そんなお母様はその後私を本当の息子のように育て始め、こう言ったそうだ。 「この子に戸籍を作ってあげたい。」 周囲はさらにビックリである。 この話は、私がまだお母様の元に来て幾

          小説『犬も歩けば時代を超える』(16話目)