むし歯になったらどう治す?~進行度別の症状と治療法~【Happy SMILE】
こんにちは!口腔健康管理センターです。
寒い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか。
今年の夏はあんなに暑かったのに…😂
さて、そんな寒い日には温かい甘い飲み物、飲みたくなりますよね!
コーヒーにココア・カフェラテ等、お砂糖をたっぷり入れて
身体を温ためたくなります🌟
お砂糖をたくさん使う時や、歯磨きをせずに寝てしまった時、
むし歯になるんじゃないかと思ったことはありませんか?
今回は、☆歯の構造、☆むし歯の進行度と症状、☆治療方法について
お伝えします!
①歯の構造
歯は三層構造をしています。
一層目が歯の表面の白い部分です。
これを
「エナメル質」
といいます。
エナメル質は歯の構造の中で最も硬い部分になります。
二層目がベージュの部分です。これを
「象牙質」
(ぞうげしつ)といいます。
三層目が赤い部分です。
これを
「歯髄」
(しずい)
といいます。
歯髄には、血管や神経が通っており、歯に栄養素を送る役割があります😁
神経があることで、痛みやしみるといった症状を感じることができます。
②むし歯の単位
歯の構造がわかったところで、むし歯を進行度別に見ていきます。
むし歯には、進行度合いを表すCO、C1~C4といった単位があります。
むし歯を英語でCaries(カリエス)と言います。
その頭文字を取った「CO、C1~C4」で表し、
数字が大きくなるにつれ、むし歯が進行していることを表しています。
むし歯を進行度別にそれぞれ見ていきましょう!
③進行度別の症状と治療法
「CO」
歯の溝が多少着色していたり、白濁色をしていることが多く、
むし歯の初期段階にあたります。
痛みなどの症状は無く、自分では気づきにくいです。
経過観察となることがほとんどで、むし歯を大きくしないためにも、
しっかりと丁寧に歯磨きをしましょう!
また、日頃から歯科医院で、お口の中をチェックしてもらいましょうね★
「C1」
歯の白い部分である「エナメル質」までの深さのむし歯のことです。
症状:
この段階では痛みはありません。
灰色や薄茶色の穴・溝ができることもあります。
歯を削ることも最小限で済むことが多いです。
むし歯を大きくすることなく、この段階で治療を受けましょう!
治療法:
むし歯の部分を削り取り、その部分にレジンという、
歯とほぼ同じ色のプラスチックの樹脂を詰めます。
特殊な光を当てることによって固まります。
1回の治療で終わります!
「C2」
歯の二層目、ベージュの部分の「象牙質」までの深さのむし歯のことです。
症状:
痛みを感じ始め、虫歯の部分が黒くなってきたり、
冷たいものや、甘いものがしみてきたりします。
治療法:
①C1のときと同じように、プラスチックを詰める
②型をとって詰め物を作る
2つの方法があります。
②の場合は、治療は2回程度かかります。
「C3」
歯の三層目である「歯髄」までの深さのむし歯のことです。
見た目では、大きな穴が開いていることが多いです。
症状:
熱いものがしみたり、食事の時に痛んだりすることがあります。
また、何もしていなくても痛みが出る場合もあります😫
治療法:
感染を取り除くために、麻酔をして、神経を取ります。
そして、歯髄を細いスティック状のものでお掃除します。
この治療を「根管治療」といいます。
お掃除が終わった後は「根充」という、お薬を詰める治療をします。
全部で4~5回かかります。
「C4」
C3の状態を経て、歯の神経が死んでしまっている状態です。
また、歯の根の周りに膿がたまってしまうこともあります。
症状:
激しい痛みがあったり、歯茎や頬が腫れたりすることがあります😥
治療法:
ほとんどが抜歯となります。
その後は失った歯を補うために
ブリッジ・入れ歯・インプラント治療のいずれかを行います。
④まとめ
ここまで、歯の構造、むし歯の進行度と症状、治療方法について
お分かりいただけたでしょうか。
むし歯にならないように、定期的にメンテナンスや口腔ケアをすることも
とても大切です。
お口の健康が、全身の健康管理にも繋がりますので、
是非、今一度ご自身のお口の中をcheckしてみて下さいね✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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今回の記事は管理栄養士の助川が担当いたしました!
参考
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