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どうする?「乳頭亀裂」【授乳期】

母乳育児中に起こる乳頭亀裂…経験した方はそのつらさがわかると思いますが、人によっては「お産よりつらい」と感じるほど……! 大変ですよね😢
乳頭亀裂は、過剰な乾燥や圧力、赤ちゃんの授乳姿勢が良くないことなどが原因となって起こるもので、痛みや不快感を伴います。
早めの対処法、予防策を紹介します。

正しい授乳姿勢の確認

まずは、赤ちゃんの授乳姿勢を確認してみましょう。赤ちゃんの口の位置が正しくないと、乳頭が強く引っ張られたり、噛みつきが生じたりします。

授乳の際は、赤ちゃんの顔を母親の乳房に近づけ、口を大きく開かせて乳頭を含ませるようにします。正しい授乳姿勢を確認することで、乳頭にかかる負担が軽減され、楽に授乳できるようになるかもしれません。

クリームの使用

亀裂が深い場合は、クリームを使用して保湿を行いましょう。
専用のクリームには、保湿効果のある成分が含まれており、乳頭をやわらかくし、治癒を促進します。痛みも多少は和らぐかもしれません。
クリームは予防的に使うこともできます。


無理しない授乳

乳頭亀裂の予防には、長時間連続で授乳しないようにしましょう。
長時間の授乳は、乳頭の圧迫や摩擦の負担となり、傷口ができやすくなります。定期的な授乳とし、皮膚を休ませる時間をつくりましょう。

傷口になってしまったらとにかく無理せず! 落ち着くまではミルクに切り替えることも検討しましょう。ママの体を大切にしてくださいね!

栄養摂取

皮膚の予防・回復には、十分な栄養素をとることも重要です。
皮膚組織を作るたんぱく質やビタミンCのほか、ビタミンA、ビタミンE、亜鉛など、皮膚や粘膜を健康に保つために必要な栄養素を意識してとりましょう。

〈たんぱく質を豊富に含む食品〉
肉、魚、卵、大豆製品など

〈ビタミンCを多く含む食品〉
キウイフルーツ、オレンジ、パプリカ、ブロッコリー、トマト、イチゴなど

〈ビタミンAを多く含む食品〉
にんじん、かぼちゃ、さつまいも、ほうれん草、かぶ(葉)、レバーなど

〈ビタミンEを多く含む食品〉
アーモンド、ひまわりの種などのナッツ類、アボカド、えんどう豆、ピーナッツバター、イモ類など

〈亜鉛を多く含む食品〉
牡蠣、赤身肉、チーズ、ヨーグルト、豆類、ナッツ類など

早期の対処が重要

乳頭亀裂は、母乳育児中に起こる一般的なトラブルの一つですが、痛みを伴うことから授乳の継続にも影響します。そのため、悪化する前の対処が重要です。

休み休みの授乳や、クリームの使用、栄養バランスなどの予防策を実践することも大切ですが、傷が出来てしまったらまずは痛みに対処が必要!
授乳をお休みして大丈夫です。くれぐれも無理をせず、早めに医師や助産師を頼ってくださいね!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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この記事は管理栄養士・もりこが書きました🌻
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