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【本のまとめ】時間最短化、成果最大化の法則


第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム

行動力が10倍アップする ピッパの法則

ピッと思いついたらパッとやる。
やるべきことが起こった時に、その場ですぐやるか、すぐできない場合はいつやるかをその場で決める。
一日10個思いついたら、10個全部実行できるようになる。
「成果 = スキル × 思考アルゴリズム」
スキルは1~3、思考アルゴリズムは1~50まである。

仕事が速い人に共通する 後でじっくり考えない法則

多くの業務をこなしている人は、着手までのスピードが速い。
多くの業務をこなせない人は、一つ一つの業務にかかる時間は同じだが、調べたり、確認したり、考えたり、準備したりという実業務に取り掛かるまでのアイドルタイムが異常に長いだけ。

・仕事が遅い人(打ち合わせ)
1,一方的に情報を聞く。わからないものは後で考えるつもりなのでその場での確認や質問はしない。
2,得た情報を基に、「どうするか」じっくり考える。
3,「どうしていいかわからない」ので先輩や同僚に聞く
4,聞いたはいいが、その人たちは打ち合わせに参加していないので正確な情報はわからない
5,確証がないまま企画を立てる
6,企画の精度が低くなる

・仕事が速い人(打ち合わせ)
1,打ち合わせ段階ですべて明確になるまで詰める。認識に齟齬がないか、わからないところはその場で確認する。
2,打ち合わせ直後に実業務に取り掛かることができ完成。確定的な情報も多いので精度も高い。

「アウトプットをイメージしながら打ち合わせをする」
断られたとしても、
「次回どうすれば交渉が成立するか」
相手とすり合わせながら確実に成果を出していく。

”重要度×緊急度×すぐ終わる”で考える 優先順位のダブルマトリックスの法則

仕事の成果は、優先順位の付け方で大きく変わる。
重要度が高く(結果に対して影響度の大きいもの)、緊急度が高い(今すぐ対処することを求められていること)ものをまずやる。
次は、重要度が高く、緊急度が低いものをやる。
→重要だが緊急でないものは、いつしか緊急度を伴って、自分にのしかかってくる。

重要度も緊急度も高いタスクが増えた場合、
「完了までにかかる時間を考える。」
→すぐ終わるものを先にやる方が成果が上がる
1,先にやることですぐに結果が得られ、こなせる案件数が圧倒的に増える
2,「発生→タスク管理→実行」が「発生→実行」になるのでタスク管理の手間が省け、キャパが増える
3,タスクが完了することで次のタスクが生まれ、大きな目で見ると仕事全体が進む
4,記憶が鮮明なうちに仕事が終わるので、短時間で精度の高い仕事ができる。後でやろうとすると記憶が薄れ、アイドルタイムが発生し精度も下がる。

完了時間の目安によって、優先順位を変える
1,10分以内に完了→今すぐやる
2,30分以内に完了→今日中にやる
3,1時間以内に完了→明日中までにやる
4,1日以内に完了→2週間以内にやる。やる日を決める
5,すぐにやる価値のないもの→「やらない」と決める
→後でやる時の、「思い出す時間」も考慮する。

次の会議が入っていて終了直後に実行できない場合は、
付箋などを使って自分にメモを残す。
そのメモには、
・ゴールはどこか
・現時点で全体のどの部分をやっているのか
を、3か月後の人が読んでも、初めての人が読んでも、完全に忘れてもわかるように書く。
「〇〇さんに△の件をメールする。そのために△について合っているかどうかを▢▢さんに確認する。」
→アイドルタイムを発生させないことで、アウトプットの量に差が出る。

一目でデキる人と思われる 期限に絶対遅れない人の法則

期限に遅れる、守れない人の思考アルゴリズム
=「予想外のことが起きたから」「自分の仕事が遅いから」と考える
期限に遅れる人がやってはいけないこと
1,想定外のことだからしょうがないとあきらめる
2,「自分は仕事が遅いんです」と恥ずかしげもなく謝って終わる
3,「短い時間で考えよう」として仕事のスピードを上げ、クオリティとチェックをおろそかにする

期限に遅れないために、
1,スタート自体を早める
→常に想定外の事態が起こるという前提で余裕を持った日程でスタートする
2,順番を入れ替える
→「タスクがきた順」ではなく、「締切順」にスタート時期を入れ替える
3,分割して進行する
→タスクを分割して同時進行し、後で統合するように業務フローを見直す

「できるかできないか」ではなく、「どうすればできるか」を考える。
「間に合うか間に合わないか」ではなく、「間に合う為にはどうするか」を考える。
→修正の時間を考慮すると原稿が間に合わないのであれば、予備でもう一つネタを用意しておく。
「絶対無理」と思うことでも、「1億円の予算を使っても絶対無理か」と考えることで、そこから予算を組み立て、現実的に可能なところまでブレイクダウンする。

成功する人は必ず知っている 10回に1回の法則

「10回本気でやれば、誰でも1回は成功するようにできている」
能力が引くかろうが高かろうが、すべての人が10回本気でやれば、9回失敗、1回成功という比率になっている。
→人の3倍成功している人は、実行回数が3倍多いだけ。

ほとんどの人が成功できない理由は、
1,考えすぎてすぐやれない
2,10回やる前にやめてしまう

やめる理由は、
1,心が折れる
→最初から1回でうまくいくと思っているので、2,3回失敗すると「もう無理」となってしまう。
2,時間切れ
→10回やる前に締め切りが来てしまう。
3,資金切れ
→多額の資金を一度に投入することで、致命傷を負う。

成功したければ、
「最初の9回は必ず失敗する心構え」
「10回やる前提でのスケジュール」
「10回実験する前提での資金配分」
を実践することで必ず成功する

世の中はチャンスしかない! 一発一中は狙わない法則

「チャンスが来る・来ない」ではなく、「チャンスに気づく・気づかない」
→起きた出来事を「チャンス」と捉える「思考アルゴリズム」が歩かないかの差

チャンスに気づけない人は、常に大吉だけを狙っている。
大吉以外は見過ごしているので、その間は立ち止まり時間ばかりが過ぎていく。
→チャンスのおみくじは何回引いてもいい。末吉が出てもそれはチャンスの始まり。
ソフトバンクの孫正義氏は、「10年に1度のチャンスがきた!」と3カ月に1回言うそう。

自分の身の回りには、あふれんばかりのチャンスがある。
ど真ん中のストライクだけ待っているのではなく、多少のボール球でもどんどん振っていき、まずはバットに当てることが大事。

チャンスをつかめる人の習慣 ”たまたま”でなく”いつも”の法則

ラッキーとしか言いようがない受注を繰り返す理由
→”たまたま”何かをやるのではなく、”いつも”何か行動に移すことで100回に1回くらいのチャンスが巡ってくる確率を上げることができる。

チャンスを「いつでも確実につかめる状態」を自分から作り上げている。
「いざというとき」「大事なとき」ではなく、誰が見ていなくても日頃からやり続ける。

他人を簡単に出し抜ける方法 めんどくさければGO!の法則

絶対に成功できる唯一の方法
=「他人にはできないこと」をやること。
「他人にはできないこと」
1,難易度が高いこと
2,面倒くさいこと

仕事は、
1,やるべきこと
2,やりたいこと
3,やれること
の3つに分類される。
この3つがすべて重なると、「最高の仕事」になる。
その中でも、
「やるべきだが、誰もやらないこと」
これをやる人が一人勝ちできる。

面倒くさいと感じたらチャンス。
面倒くさいと感じた瞬間に行動する思考アルゴリズムを身に付ける。

プロ経営者がやっている お客様目線の法則

成果を上げ続けている人
=細かくて面倒くさいことをやり続ける人
社長や管理職は、「一般社員が見過ごしている、細かいことを拾って自ら行う」ことが仕事の大半。
→お客様目線で常に見直すこと

商品を”作る”のが仕事なのではなく、お客様に”伝わる”までが仕事。
人も企業も、「お客様優先」から「内部事情優先」になった時に廃れ始める。
→何があってもお客様目線を持ち続けられるという「意識」の部分が大事になる。

成果を出し続けている人
=お客様目線で見たときに「よくない」点があれば、その場で指摘し、完璧になるまで言い続ける。
「どれだけ一生懸命やったか」よりも「どれだけお客様の役に立ったか」
→これを伝え続けることが、社員の成長につながる。

「弱点」が「強み」に変わる 異性のスーパーパワーを活用する法則

一般的に、
男性:人に尋ねる、直接聞く、同時並行が苦手・面倒と感じる
女性:論理的思考、数字の裏付けが苦手・面倒と感じる
→一流のビジネスパーソンは、自分の本能を理解し、克服していく克己心を持っている。

急ぎの仕事→女性
長期の仕事→男性
にするとうまくいきやすい。
異性の長所を活かして、相乗効果を生み出していくことが大事。

第2章 必ず目標達成する人の思考アルゴリズム

物事を実現する考え方 原因解消思考と最終目的逆算思考の法則

原因解消思考
=原因を考え、それを解消する
最終目的逆算思考
=最終的にどうなりたいのかから逆算して考える

例)スタートからゴールまで24時間以内にたどり着いたらOK
※A,B,Cすべての道の道中には大きな岩がある
・Bの岩が小さいからそこから行く
→予想より大きくて動かせない
→なぜ失敗したか考える
→筋力が足りなかったから
→ジムに通う
・Bの岩が小さいからそこから行く
→複数で動かせばいいことに気づく
→雇った人がちゃんと動いてくれない
→リーダーシップが足りないから
→リーダーシップセミナーで学ぶ
多くの人たちが、岩を動かすためにどうすればいいかを学んでいる(=世の中の縮図)→「原因解消思考」

「最終目的逆算思考」
1,「結局何がどうなりさえすればいいか」という最終目的を特定する
2,最終目的を達成する方法を「着眼法」と「苦情法」で探す
3,実現させるために最も簡単な方法を選ぶ
・最終目的はゴールにたどり着くことであって、岩を動かすことではないと確認する。
・着眼法
→成功例に学ぶこと。今回の場合、成功した人に聞きに行く。
→ヘリコプターを3万円でチャーターして行った
・苦情法
→どんな課題があるかを考える
→岩をよじ登ってもいい
→岩の形からするとCが登りやすい
それぞれ出てくる答えが違うので、より目標達成できる方を選ぶ。
今回の場合は、ヘリコプターの方を選ぶ。
→3万円稼ぐためにアルバイトをする。
※筋力をつけることでも、リーダーシップを学ぶことでもない。
成功者と非成功者は、「思考アルゴリズム」が違うだけ。

自分が原因と思っていることは、実は原因でも何でもないことが多々ある。
→常に目的を見直し、目的への最短ルートを探すこと。

なぜ人類は月面に着陸できたのか? ゴールがあるからゴールする方法

・原因解消思考
→元々うまくいっていたものがうまくいかなくなった時に、元に戻すための解決時に向いている
例)今○○だから目標は△(→この場合目標ではなく予測になる)
・最終目的逆算思考
→新たなチャレンジをする場合の解決方法に向いている
例)○○になりたい。という理想像から逆算する
世の中の成功している人の99%は最終目的逆算思考を使いこなしている。

1969年に人類は初めて月面着陸に成功したが、「原因解消思考」では必ずどこかで行き詰まっていた。
飛行機は空気の浮力で飛ぶので、宇宙では飛べない。
→原因解消思考で、空気がないところでいかに飛行機を飛ばすかを考えていたら問題は解決しなかった。
→最終目的逆算思考で、飛行機の延長線上にない「ロケット」が開発され、月面着陸を成功させることができた。

戦いを”略す”のが戦略! ボールペンより鉛筆を探す法則

戦略とは、戦いを略すこと。
いかに不確実な部分を略せるかが重要。
成果を上げている人
=不確実な部分を避け、他で補う方法をやっている人が多い。

宇宙空間ではボールペンのインクが先まで届かず、文字が書けない。
→NASAの優秀な科学者が10年の歳月と120億ドルをかけ、無重力でも、上下逆にしても、水の中でも、氷点下でも、高温の状態でも書けるボールペンを開発した。
一方ロシアは、鉛筆を使った。
→「有能な人」ではなく「成果が出ている人」に学ぶ。難しいことに取り組んでいること自体に悦に入らず、鉛筆を探す。

もっと大きな価値を提供できる呪文 ゼロリセット思考の法則

すでに事業をやっている人も、「今、ゼロから起業するならどんな事業が一番成功しやすいか」を常に考える。
→「今の事業を伸ばす」のか「新しい事業にピボットする」のか。
売上10億円の会社を30億円にしようとしたとき、現事業を30億円にするよりも、ゼロから時流に乗ったビジネスに参入する方が早いかもしれない。

友人が定期購入モデルで成功したのをマネて、今の事業形態のまま定期購入に移行

商品ごとに管理する手間や期限が違うので管理が難しい

別の事業として定期購入モデルを導入したところ大成功

「成果を出したい」のか「今の仕事をしたい」のかを常に意識する
→「ゼロリセット思考」を習慣化する
※今まで過去に払ってきたサンクコスト(埋没費用)は考えずに今後の損益を考える
事業
=世の中に価値を提供すること
=売上はお客様にどれだけ喜んでもらえたかという指標
今のやり方が正しいと思わずに、もっと大きな価値を提供できる別の方法を常に模索し続ける

常に最新アプリをインストールする 武器入れ替えの法則

既存の戦略や戦術が日々古くなっているかもしれないと気付くことが大切
→目標達成する新しい方法が次々生まれている

既存のやり方をそのままやり続けるのではなく、常に最新型にアップデートしていく。
→例)ネット通販
今まで紙媒体で成功していたので、カタログギフトのような写真(高級感が伝わる・スペックがわかる)を使ったが売れない。しかしユーザー視点で考えおいしそうに見えるような写真を使ったところは売れた。
→ユーザー視点でのベストを考え続ける

戦国時代に、槍や馬が使われていたところから鉄砲を使った武将が天下を取った。
→「最終目的逆算思考」を活用して、新しい戦い方を常にリサーチする。そしてすぐに動くことが大切。

実感しやすいから達成できる 日付の数値化の法則

目標を立てるときは、「実感しやすい数値」で立てる。
→「人生は80年」ではなく「人生は2万9220日」と考えた方が実感しやすい
→目標達成の期限を「3か月後」ではなく「66営業日後」とした方が具体的に時間の使い方を考えられる
「今日の定時まで」→「7時間半以内」
「月5万個販売する」→「1日1666個販売する」
→月別や週別ではなく、日別まで分解すると日々改善することができる。

チーム目標の場合、全員の進捗状況が一目でわかるように可視化する。
→壁に貼り出す。ネット上のシステムで共有する。
→人によっては計算間違いをしているケースもあり、正しい戦略変更や修正ができない。

1年=365日ではなく、土日休み・祝日・年末年始・夏季休暇などを考慮すると実際には240営業日ほどしかない
→最終納期から逆算し、進捗を確認しながら仕事を進める。
うまく目標設定することで日々の行動が変化し、飛躍的に成長することができる。

毎回必ず達成できる人がやっている 達成確率100%キープの法則

目標を「毎回必ず達成できる人」と「達成できたりできなかったりする人」では「思考アルゴリズム」が違う。
「達成できたりできなかったりする人」
→作戦Aがうまくいけば達成できるので必ずやります。という人は多いが、深読みすれば、作戦Aがうまくいかなければ達成できない。ということになる。
この考え方は、「運頼み」「他責」「自己満足」になり、戦略ではなくギャンブルをやっているのと同じ。

「毎回必ず達成できる人」
→作戦Aがうまくいく確率は25%なので、残り75%を埋める作戦Bを用意しておこう。
達成確率の合計100%分の作戦を用意して、実業務前の作戦づくりに多くの時間と労力をかける。

作戦を考える場合、
1,「着眼法」で考え、他者のうまくいっている方法を検索したり、うまくいっている人に聞いたりする。
2,作戦を2段階で考え、まず難易度の高い課題に対して「もし予算や権限無制限だったらどんな方法で実現できるか」「予算1億~10億で社長と同じ権限を持っていたらどうするか」を考える。
その考えついた方法を、現実的に可能なところまでどう絞り込むかを考える。
3,足りなくなった達成確率を確認しながら、足りない分の作戦を補填する。失敗してから新しい作戦を考えるのではなく、常に100%分用意しておく。

このままでは達成できないとわかったらすぐに現業務をやめ、戦略の練り直しを行う。
→いったんすべてやめ、ゼロから作戦を作り直す。(最終目的逆算思考で)
一番大事なのは、最後の一日まであきらめずに戦略改善を行うこと。
自己満足してそこで止まる人と、戦略を常に見直した人とでは実力に大きな差がついてしまうのは当然。

成功確率が一目でわかる 理論上成功する設計図の法則

物事を成し遂げた多くの人は、ただ目の前のことを頑張っていただけではなく、明確な目標を設定し、具体的な計画を立て、日々実行している。
成果を上げるには、「理論上成功する設計図」を書き、それと現実のギャップを埋める。

1,設計図の作成
作戦をいくつか考え、想定できる数を出す。
その想定数はどのくらいの確率で成功するかを算出し、目標件数に足りなければ作戦を増やす。
2,作戦の実施
始まって数日経過した段階で、現状の結果を見てみる。
再度見込み件数を出し、足りなければ作戦の立て直しをする。
3,作戦の変更
新たな作戦を追加するが、新たな作戦は小粒になることが多い。
見込み数を上げるには、「施策数を増やす」か「施策の成功確率を上げる」。
施策数を増やすのも良いが、成功確率を上げるための具体的な施策を記述していく。
大切なのは、施策数ではなく、想定数と成功確率をかけた見込み数。
「毎回必ず達成できる人」は進捗状況によって、必ず見込み数が達成する数字を維持している。

成功するためには、理論上成功する設計図を書き、それと現実のギャップを常に埋めていく。
今日やるべき仕事を決める際は、目標と期限から逆算して優先順位を毎日見直す必要がある。
「昨日の続き」をやるのは作業。「目標を達成するためにやるもの」が仕事。

心がすーっとラクになる 壁は乗り越えられる高さでしか現れない法則

「壁はその人が超えられる高さで現れる」
10億円の借金がある人は、そもそも10億円を貸してくれる人がいるから、「10億円の借金という壁」が現れる。
たとえ騙されて10億円の借金を抱えてしまった場合でも、10億円払えそうにない人には詐欺師は寄ってこない。

壁に見えているものは、一段が異常に高い階段である。
→壁は成長するためのイベントとして定期的に発生する
「三流は壁を避ける。二流は壁を乗り越える。一流は壁を楽しむ。」
立ちふさがる壁が高くなっていると感じるのは、自分のレベルが上がっているから。
例)子どもの頃の壁は、「おもちゃを貸してと言う」「友達にごめんねする」「自転車に乗る」「逆上がりする」

第3章 ノーミス人間になる思考アルゴリズム

成長を一夜にして台無しにする 3大欠落的欠点の法則

欠点=「足かせ」のようなもので自分では気づきにくい
→成果が出ない時は、「もっと自分の長所や武器を磨こう」と考えることが多い。
→自分の欠点から無意識に目をそらすことになっている。
他者の足かせはよく見えるが、自分の足かせはほとんど見えない。

3大欠落的欠点(=普通の人に比べて極端に欠落している欠点)
1,ケアレスミス
2,スケジュール管理ミス
3,タスク漏れ

欠落的欠点がある人の反応
・「大したことないこと」に、いちいち目くじらを立てられる
・「ちょっとしたミスをしただけ」なのに真顔で叱られる
・「どうしようもない理由(電車の遅延など)で遅れた」とき、以前より強く叱られる
・「たまたま1個案件が抜けただけ」なのに自分だけ集中砲火を浴びる
→周囲の人と自分との常識の違いから生まれる。
自分の欠点に真正面から向き合えた瞬間、飛躍的に成長する。

例)メールの記述ミス(=ケアレスミス)が多い人
メールを書き終えたらすぐ送信ボタンを押すのではなく、メール作成時間の5割をチェック作業に当てさせる。
→チェックの時間を仕事に組み込むと、ケアレスミスはなくなっていく。
3週間継続することができれば、それが習慣になる。

「欠落的欠点」を克服する秘密の研修 ジョハリの窓の法則

多くの人は弱点がスキル不足にあると感じているが、それは間違い。「思考アルゴリズム」こそが大事。
欠落的欠点を修正する研修
1,自分の欠点とチームメンバーの欠点を把握する
2,自己認識と他者認識の違いを理解し、受け入れる
3,欠点克服のための解決方法を考え、アクションを起こす
→他者認識を素直に受け入れることが大切。

「ジョハリの窓」の「盲点の窓」が欠落的欠点となるため、そこを見つけ出す。
→他者認識の欠点は自分の欠点として受け入れ、認識することが大事。問題はそれにどう取り組むか。
2カ月後に再度実施し、お互いにチェックする。
変わっていなければ指摘し合う仕組みをつくり、「自分の思考アルゴリズムを書き換えよう」という修正を前向きに捉える。

人のせいにしない人に変わる この世には仕方のないことは存在しない法則

上司は、「自責で改善に取り組む人」を評価する。
→トラブルやミスが起きたときに、自分の責任ではないと必死に弁明する人には、仕事は回ってこない。
どんなことがあっても誰かのせいにするのではなく、当事者意識を持つ。
=成果を上げ続ける人の王道。

想定外のことが起きたときに、
「仕方なかった。私のミスではない」という解釈をするのではなく、「事前に深く考えていれば想定できた。自分の想定不足。」と考えることで、次からは想定範囲を広げることができる。
→ちょっとした努力でミスを防ぐことができ、上司や同僚からの信用が高まる。

人は「知識」や「経験」を積むことで生まれる「思い込み」や「固定観念」によって本来は無限の可能性がある自分の能力を封印してしまうこともある。
→検索が得意な人は少し探して見つからなければすぐに情報はないと諦めてしまうが、逆に不得意な人は見つかるまで探し続ける。

やるかやらないかで生産性5倍! 最強チェックシートの法則

チェックシートを活用する
1,漏れが無くなり、クオリティが上がる
2,所要時間が2分の1~5分の1程度に減る
3,チェックシートの精度を上げれば、誰にでも仕事を任せられる
→細かく分解してリストにすれば、ベテランの仕事をアルバイトの仕事に変えることができる。

チェックシートは、問い合わせやクレームが入るたびに共有・修正することでチェック項目が増えていく。
→確認事項が増える分、漏れやミスがなくなる。

情報選択の達人が無意識でやっている 反対意見も必ず調べる法則

いきなり専門家に聞くのではなく、まずネットなどで調べ、自分なりの見解を持つ。
→専門家の見解が自分の見解を上回るのであれば、アテにする。などの基準を持つ。

ネットの多数派の意見を聞いてそれに乗っかるのではなく、必ず反対派の意見を聞く。
デマやフェイクニュースに影響を受けることで間違った行動をしてしまうこともある。
→自分なりの見解と、反対意見を調べることが大切。

頻発ミスが一瞬で直るコツ 肯定的イメージコントロールの法則

人間は、「イメージ」によって左右されている。
→頭の中でレモンを思い浮かべる。二つに切って口に近づけ、思いっきり絞ると口いっぱいに酸っぱさが広がった。と言われると自然と唾液が出てくる。

常にプラスのイメージを持つことで何回も行動を積み重ねる。結果としてなんでもうまくいく。
→〇〇しないで。という否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉に変えるだけで、プラスのイメージが連想され、その言葉のイメージに反応して無意識に行動が変わる。
物事がうまくいっている人の言葉のほとんどが「肯定的」。

第4章 自分で考え行動する人の思考アルゴリズム

ブームに踊らされないマインドセット アイデアだけでは無意味の法則

「ものすごいアイデアを思い付いた」「実行したらうまくいく」という感覚に陥ることがあるが、そのアイデアは本人が気付いていないだけで過去に誰かが実行し、失敗していることが多い。
その理由としては、
1,ニーズがない
→その商品・サービス自体が社会に必要とされていない
2,実行が難しい
→技術的・金銭的にお金やマンパワーが必要で作り上げるのが難しい
3,だれも気付いていない
→うまくいくとすぐに競合にマネをされ、短命に終わる
「アイデアだけでは価値はなく、アイデアをビジネスとして形にすることに意味がある」

思いついたアイデアが過去に一度も実行されていなかったら、まずは競合が参加してくることを前提に事業プランを立てる。
GAFAはその場合、資本・経営のプロを入れ、他社が参入できないレベルにまで経営基盤を強化してからサービスを出している。
→「参入障壁」を作る。
「最初に始めた」ということ自体は競争優位にならず、オンリーワン商品を売っていくのも一つの戦略である。

成長の新・常識 リモートワーク=アマゾンの法則

・出勤時
インプット
→自分が能動的に調べてたこと、会社や現事業で起きていることや方向性、社内の人や役割・スキル・ルールなどの情報が自然に入ってくる
アウトプット
→一定のインプットがある中でアウトプットを行う
・リモートワーク時
インプット
→自分で能動的に調べられれば問題は少ない。だが受動的な人は目の前の仕事の最低限の情報のみしか入らないので、激減する。
アウトプット
→能動的にインプットできる人は問題は少ない。しかし、受動的な人はインプット量が少ないので、アウトプット量も減っていく。

Amazonなどのネットで書籍を購入することは便利で、おすすめも表示してくれるが、リアル書店に行くと一目で数十種類の本が目に入る。
→正しい知識や人脈が不足していたとしても・「自分ではうまくできている」「成長している」と錯覚してしまう。

新・キャリアアップ術 リモートワークの欠点を補う ≪社内人脈資産≫の法則

社内人脈資産=職場の仲間との関係
社内人脈資産と情報のインプット量は比例する。
→リモートワークになっても、社内人脈資産の多い人は仲間から様々な情報が入る。逆もまた然り。

リモートワークだけになると仕事の内容も限られてくる。
1,内職型
→インプットを必要としない単純作業。単純作業なので高い給料は見込めない。
2,プロ人材型
→培ったスキルを使い、個人で仕事を完結する人。他のプロ人材や低賃金請負人材と比較される。特別なスキルと仕事を振ってくれる社内人脈資産が必要。
3,支社長型
→メンバーをオンラインでマネジメントしながら業務をする。高いマネジメントスキルが必要。

社内人脈資産を作るために、
「GOOD&NEW」
=24時間以内に起きた良かったことや新しい発見を一人1分ずつ話して全員で共有し、拍手をする取り組み。
1,zoomで3~5人のグループを作る
2,だれか一人が1分間話す
3,話し終わったら全員が拍手
4,次の人
5,全員が終わるまで繰り返す
6,最後の人が「今日もよろしくお願いします。」と言って終了
プライベートの話もするので、一人の人間として興味が出て、互いを仲間として認識できるようになる
→いざ何かあった時に相談できる。

リモートワークだとすべてが成果で評価されるので、マネジメントの観点からするとラクになる。
→若手や成果が上がらない人にとっては厳しい。社内のコミュニケーションを活性化する仕組みを準備しておく必要がある。

前人未到のチャレンジと勉強不足を混同しない アルキメデス経営の法則

売上100億円以下のビジネスなら、リスクを負わなくてもできる。
→先人がやったことで多くのヒントや情報を得られるから。
→「やってみないとわからない」のではなく、「当人が勉強不足でわからない」ことが多い。
先行事例を研究しテストマーケティングなどを行い、きっちり計算して成功確率を出し、確率の高い方法を実行する。

「不確実なものを見通せるようにする」のがプロの仕事
データとデータを組み合わせて、リスクをゼロに近づける。
「アルキメデスの原理」
=本物の金かを調べるために編み出した計算式。
→いくらの広告投資すれば、最も利益が最大化されるかという計算式を完成させる。
→事象の関連性を常に計算式で考え、物事の関連性を数字で見るのがアルゴリズムである。

数値化マインドをインストールする 直感を数字に置き換える法則

注文件数が減った時は、減った理由を数字に置き換えて考えてみる。
→何かがうまくいかなくなった時、なぜうまくいかなくなったのかを考える。
ネット通販の場合、
➀ページに来る人自体の数が減った
➁ページに来た人の購入率が下がった
このどちらかになる。
さらに、➀ページに来る人が減った理由は、
A 広告の表示回数が減った
B 広告のクリック率が減った
このどちらかになるので、それをまずは確認する。
→何か問題が起きたときには、どこに原因があるかを探し、解決策を見つけるクセをつける。
→元々うまくいっていたことがうまくいかなくなった時は、「原因解消思考」を使っていく。

単価500円の商品が2000個必要なので発注しようとしたら、2500個発注してくれたら単価450円にしますよ。
と言われたらどういう風に考える?
単価500円×2000個=100万円
単価450円×2500個=112万5000円
→差額12万5000円
差額12万5000円÷個数差500個=単価250円
つまり、追加分の500個は半額の250円で買えるという計算になる。
→追加分はいつもの半額なので、不良在庫として250個売れ残ったとしてもいつもと変わらなくなる。250個以上売れるのであれば買った方がお得になり、250個もプラスで売れないのであれば損になる。
「日常業務で起きることを常に自分の頭で数値化しながら考えるクセをつける」

1年以内に1億円の利益を稼ぐ方法 1時間集中すれば必ず答えが出る法則

ほとんどの場合、1時間集中して考えれば必ず答えが出る。
→「どうしていいかわからない」と悩むのは途中で考えることを諦めているから。

1億円を1年以内に稼ぐには?
➀利益度外視で、1億の売上を上げるにはを考える
・年商1億円の会社を買収
・年間売上1億円の営業マンをスカウト
・年間売上1億円の人と結婚
・ネットでパソコンを原価で販売し、価格ドットコムに出せば必ず売れる
➁前述のパソコンの場合、売上は1億円だが粗利が出ていない。粗利を出すには?
・パソコンを安く自作して売る。売価2割引き、粗利2割、原価6割で粗利は2000万円上がる。
➂どうやって作るか?
・1台10万円のパソコンを1000台販売し、年間売上8000万円にする。
・そのためには1日3台作らなければいけないが、これは不可
・アルバイトを3人入れる。バイト代は、月15万円×3人×12カ月=540万円
・粗利2000万円ーアルバイト代540万円=1460万円
④原料費の資金をどうするか?
・パソコン製造の原料費は前払い。年間6000万円なので1月500万円。なので製造原価として銀行から500万円借りればいい
⑤銀行が500万円貸してくれない場合は?
・貸してくれる銀行を探す
・500万円の投資で1年で1460万円の利益を生み出す超高収益事業であることを説明して出資を募る
⑥1460万円の利益を生み出したが、1億円には8540万円不足しているのをどうするのか?
・パソコン事業の売上を7億円にまで伸ばす
・同じようなやり方でパソコン以外の分野にあと6つ進出する

1時間集中して考えることで「できそうもない」とあきらめていたことでも答えが見つかる。
→様々な課題解決法を見つけることができる。

新しいことに挑戦したくなる 成功確率70%でチャレンジの法則

「やってみないとわからないけれど、一か八かやってみる」=無謀
「絶対うまくいく」と確信できるまで待つ=いつまでたっても行動できない
→「70%の確率でうまくいく」と思ったらチャレンジする(70%に達するまで徹底的に調べる)。

失敗した場合は、「こういうやり方は失敗」というデータを蓄積して今後の失敗を防ぐためのプラスの業務として捉える。
→同じ失敗をするのは意味がないので、その分調査を徹底する。

経験を積めば成功確率は上がっていくが、それだけだと成長ではなく上達しているだけなので、常に70%が維持できるチャレンジをし続けることが大切。

先々のキャリアを意識しながら成長する 年代ごとステップアップの法則

年代ごとに身に付けなければならないスキル、求められるスキルは変わってくるため、若いうちに成果を出して有頂天になっていると、すぐに追い抜かれてしまう。

STEP1 業務スキル=実業務を行うスキル
大半の職業のほとんどの業務は3~5年でマスターできる。
在籍5年の人と15年の人とでは成果貢献度に大きな差は生まれない。
センスがいい人はすぐに出来てしまう為、そこで満足してしまうとその後のスキルアップは望めない。

STEP2 チームマネジメントのスキル
自分がプレイヤーとして活躍するだけでなく、組織やチームを動かし、より大きな成果を出すスキル。
・チーム全体の業務を適切に把握する
・わかりやすく他人に仕事を教える、育成する
・他人の業務を管理する
・他人のメンタルマネジメントを行う

STEP3 未知問題の解決スキル
未知の問題が起きたときに、オリジナルの解決策を編み出すスキル。
「経験値が高いので解決力が高い」のと、「未知問題の解決力が高い」のは別物。
「解決するまであきらめない」「誰かが解決しなければならないなら自分が解決してみよう」という当事者意識を持つ。
・「1時間集中すれば必ず答えが出る法則」
・「最終目的逆算思考」
を利用して考える。

STEP4 しくみをつくるスキル
組織で問題解決ができる仕組みをつくる。
教育ではなく、「問題が起きにくい仕組み」「問題が体系的に解決される仕組み」を考え、「問題が問題でなくなる状態」をつくり、他人がルーティンで解決できる仕組みをつくる。

求められていることが変われば身に付けるべきスキルも変わっていく。
浅いスキルを身に付けただけで満足せず、常に先を見てスキルアップをしていく。

学び多き人生に変わる 成功者の2割にフォーカスの法則

成功者の側にいる人は、その人のすごさが学べなくなることがある。
人間は全体の2割が優れていて、8割は普通か悪いか。
距離が近すぎると悪い部分に目がいき、2割が見えなくなる。
→「意外と大したことないな」「この人は運がいいだけ」「自分も時間がたてば成功するだろう」という気がしてくる。

まずは2割の長所に集中して学ぶべき。
「自分と大して変わらないな」と感じたら、「なのになぜこの人はこんなに成功しているのだろう、自分が気付いていない何かがあるはずだ」と思い直し、自分との違いを観察する。

学びが多い人は、他の人と同じ出来事からより多くを学んでいる。
短所を探すのではなく、「優れた部分だけ学ぼう」と2割の長所に集中して学ぶことで人生は大きく変わる。

逆張りで仕事が10倍楽しくなる 「今がチャンス」は見送る法則

「今が○○のチャンス」というときこそ、自分の頭で考える。
→ビジネスは一過性のチャンスではなく、持続的なチャンスを見つけなければならない。
「トレンド」は変われば次第に売れなくなるので、品質で勝負する。
→品質=リピート率

「今がチャンス」=「今だけがチャンス」であり本物のチャンスではないので再現性もない。
→過去の事例を見ることで必ず似たケースがある。
本当に成功したいのなら、10年後も20年後も続くビジネスを作る。

今そこにあるチャンスをつぶさない人の 成功した先人に聞いてみる法則

思い込みで集客の可能性を封じ込めてしまうこともある。
→「抽選で〇名様にプレゼント」という懸賞企画をすることでメルマガに登録してもらい、そこで商品の紹介をして売ろうと考えたが、知人に「プレゼントに応募する人はタダでほしいだけだから意味がないよ」と言われ断念した。
→その後参加したセミナーで、考えたことと同じ手法で売上を伸ばしていることを知り、自分でも行ったらすぐに売上が伸びた。

思い込みかどうかを判断するには、事前の調査が必要。
考えた戦略で成功している先人を見つけ、徹底的に聞いてからやってみる。

凡人が先天的リーダーを超える 後天的リーダーの法則

エース=実業務レベルで一番仕事ができる人
キャプテン=メンバーを引っ張っていく人
監督=作戦を立てメンバーの人選を行う人
→それぞれ別の能力が必要

社会人になると、5人に1人はリーダーにならざるを得ない。
リーダー経験がない人にリーダーを任せると、
・リーダーになった途端、威張り散らす
・偉いから細かい仕事をする必要はない
・かっこ悪いところを見せられないというプライドから失敗を認められない
などの問題が生じる。
→あなたのリーダーシップが認められて任されたわけではなく、リーダーとして育成するために「いったん」据えられた状態である。
→「俺についてこい」「俺に任せろ」といった先天的リーダタイプのマネをしても、現時点ではその器ではないので空回りする。

後天的リーダー
=「縁の下の力持ち」
→「メンバーが取りこぼしたものを黙って拾う」「メンバーが嫌がることを率先して行う」「メンバーの責任を自分が負う」などの「やるべきだが誰もやらない面倒なこと」をやっていく。
最初は賞賛されることは少ないが、黙々と続けていることで「あの人がいるから組織がうまく回っている」と気づく人が現れる。
=「プロから認められるリーダー(=本物のリーダー)」になる。

ガンジーは、弁護士資格を取ったがあがり症で論述がうまくできずに「弁護士失格」の烙印を押された。
その後20年以上公民権運動などに参加して成長し、非暴力での抵抗活動を行ったのが45歳以降、塩の行進後に逮捕されるなど独立運動の中心として活躍するのは61歳以降になる。
人間、いつ花が咲くのかはわからない。

第5章 成功者の思考回路をコピーする

ネット時代の成功術 思考回路コピーの法則

成功している人とそうでない人の違いは、物理的要素(体が大きい等)は全く関係なく、
「この世の中で”誰に””何を”伝えているか」。適切な人に適切な内容を伝えた人が成功する。

・営業成績が良い人悪い人
→誰に何を話したか。
・人脈
→誰に何を話したか。
成果を上げるには、「誰に」と「何を」を変えること。
そのためにはうまくいっている人をじっくり見て、「誰に」「何を」話しているかをチェックすること。

現代のネット社会では、
・マウスをどう動かし
・何をクリックし
・キーボードのどれを押し
・zoomで誰と何を話しているか
の違いでしかない。

成功者からSNSでアウトプットされたもの(思考アルゴリズム)を何一つ漏らさず、何度も徹底することが大切。
=思考アルゴリズムを似せる
さらに成功するためには、成功者のコピーに自分らしさを乗せる。
OS
=基礎的な考え方、土台
アプリ
=テクニカルな手法
まずは、成功者のOSに入れ替え、その後自分の経験や考え方、スキルというアプリをインストールすることで元の成功者よりももっと成功できる。

成功していない自分のOSの上に、成功者のアプリをインストールしてもうまく機能しないので、多くの人は一向に成果が出ない。
世の中の成功者は、こうして作られている。
→成功したいなら、成功者が生まれる仕組みを理解する。

”成長”と”上達”は違う! 自分を捨てると成長する法則

成長
=「理想の自分」に向かって自分で課題を設定し、自分なりに工夫して勉強や練習をし、それまで持っていなかったスキルを身に付けること
上達
=「他人から与えられた仕事」を何回もこなすうちにスキルが上がること

成長とは、「理想の自分」と「今の自分」とのギャップを埋めること
→付け足しではなく、「変化」が必要
上達は、あくまでも今の自分の延長線上なのであまり変わっていない。
成長するためには今の自分が持っているものを潔く捨て去らなければならない。今の自分を維持したままでは絶対に変われない。
→自分の思い込みやしがらみを捨てることが大切。

触れるだけで本物になる 一流を知る法則

一流は、本来の使用目的自体が一流だから一流になっている
→一流の湯呑み茶碗の本来の価値は、気持ちよくお茶が飲めること。
→ネットのBtoCサービスも、一人のユーザーとして使いやすいかどうか。

模造品に触れ続けることで、一流品に当たった時に気づけるのではなく、一流品に触れ続けることで模造品との違いに気づく。
→業界1位の会社はなるべくして1位になっており、2位の会社はなるべくして2位になっている。(=1位は2位以下の理由が説明できる。1位の常識に染まることが大切)

三流の人は、二流の人と接してはいけない。
→視座は人からの影響で養われるため、視座が高い人(=一流)と接する必要がある。
世の中の本当にいいものは、2割の「本当にいいもの」と8割の「いいと言われているだけのもの」に分かれる。
→今は本物しか生き残れない時代。本物しか通用しない時代に一流を学ぶ意味は大きい。

自動的に味方が増えていく タワーマンションの挨拶の法則

お金持ちほど自分から率先してあいさつをしている。
お金持ちほど礼儀正しい。
→礼儀正しいからお金持ちになれた。
=普段から「味方を作りやすい(好感が持てる)生活」をしている。
これは、子供にも影響をもたらしている。

つるむ人と同じ年収になる 価値観で結ばれた友達の法則

友達とは、
➀環境で結ばれた友達
→同級生、近所の幼馴染
➁価値観で結ばれた友達
→自分と相手の価値観が合うことで意気投合する
の2種類に分かれる。
価値観で結ばれた友達の方が、思考アルゴリズムが近い。

同質化
=ある集団に属していると、考え方や行動、成果が似てくること。
→価値観が合う友達は成績も同じくらい。勉強熱心な子は成績が良く、やんちゃな子はいま一つ。
価値観は人に影響されるため、周囲に「夢をかなえるために努力するのは当然」という人の近くにいると行動量も多くなる。

「こうなりたい」と思ったら、実際にそうなっている人を見つけて近くにいるようにする。
→「日常から影響を受ける距離」にいる。
相手の行動で不思議なことがあったら、「なぜそうしたのか?」を聞くことで価値判断基準がわかり、「話が合う」状態になれる。

人の感情に振り回されなくなる 好き嫌いは7:3の法則

「好き」の「人数×強さ」と、「嫌い」の「人数×強さ」はだいたい7:3になる。
→7割は「好き」のパワーで、残りの3割は「嫌い」のパワー。このバランスはほとんど崩れない。
→「嫌い」のパワーを3分の1に下げると、「好き」のパワーも3分の1に下がってしまう。

人に好かれようが嫌われようが、正しいと思うことを貫く。
=人に嫌われないために自分自身を見失ったり、自分自身が正しいと思えないことをしたりする方がよっぽど悪い。

「楽しいかどうか」をベースに生きる。
→「人にどう思われるか」が気にならなくなると、心が穏やかになる。
=好かれても嫌われても「ただの現象」と思うようにする。
自分らしく、自分の正しいと思う生き方で、他人に振り回されることなく、自分の感情で「楽しいかどうか」をベースに生きていく。

お金は「額」よりも使い方! お金で幸せを買う法則

数十年前に比べて様々な電化製品が普及したことで時間やお金にゆとりができるはずだが、時間やお金も足りてない
→「お金と時間を使う」のはうまくなっていないから。
ほとんどの人は収入の額面が増えても、「お金の使い道の比率」は変わらない
→お金の使い方やバランスを変えることで、収入が増えなくてもゆとりができる。

お金にゆとりもつコツ
➀収入が増えた場合
→全般的に均等に増やすのではなく、「自分がゆとりを感じること」に大半を投入する。
➁収入が増えない場合
→自分がもっと収入が少なかった頃のお金の使い道の比率、額面を書き出し、それほど不自由を感じていなかった部分はその額面に戻す。
浮いた分は自分がゆとりを味わいやすいところに割り振りしなおす。
→何事にも「ありがたい」という感謝の気持ちを持つことで、不要なものを買ってムダにしなくなる。ムダなお金を使わなくなるのでまたお金が増える。

お金で幸せは変える(=不幸は避けることができる)
・難病、大病の人を治すことはできないが、治療費の一部を出すことはできる
・震災で家をなくした方に建ててあげることはできないが、家を買うお金を援助することはできる
・不況で経営がうまくいかない会社を代わりに立て直すことはできないが、資金を提供することはできる
・コロナが蔓延する中感染拡大を止めることはできないが、医療従事者に寄付することはできる

お金と時間を得た人が最後にたどり着く 幸せは足元にあるの法則

24時間毎日ぼんやり過ごしていると、「忙しさのレベル」が下がり、時間を使う能力が著しく下がる。
→一回「時間はたっぷりある」とマインドセットしてしまうと、結局やるべきことができず、「時間が足りない」「忙しい」と感じてしまう。

FIREは、考えたほうが良い。
→経済的自立はいいが、早期リタイアはやめたほうがいい。人間はやるべきことがなければ本当に何もしなくなり、精神状態も悪くなる。

「忙しさ」とは、業務量の物理的な多さではなく主観に左右される。
→同じ業務量でもある人は「忙しい」と感じ、ある人は「暇だ」と感じる。
=忙しさは自分の感情でコントロールできる。
➀「忙しい」と感じたら、逆にやるべき仕事量や作業量を「3倍」に増やす。その後、元に戻すと暇に感じる。
➁もっと忙しい人を見る。そうすると、「忙しいと思っていたけど、所詮あの人の3分の1だと思うと、少なくとも忙しさのイライラはなくなる」

「お金や時間の使い方コツ」をマスターする
→すごい大金を手に入れたり、自由な時間を手にしたからと言って、お金や時間にゆとりが持てるわけではない。
ある成功者が、
「一番幸せを感じるときは、仕事に全力で取り組んだ1日が終わり、ホテルの部屋でビールを飲みながらプロ野球のニュースを見る時だ」
と言ったが、これは成功しなくてもできること。
成功したら幸せになると思っていたが、「実は幸せは足元にある」
足元にあるゆとりに気づくことが、一番の贅沢なのかもしれない。

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