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不安やストレスでどうしようもなくなったときのブックガイド

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執着を手離す。ただ、それだけ。だが、これが一番むつかしい。一歩ずつ、無理なく歩いていくための4つのレッスン。
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レッスン1/4 とりあえず、なにはなくともこれだけは

将棋の棋士の言葉に、「寝る手に悪手なし」というものがある。 数ある将棋名言のなかでも、ト…

生きるコツ

好かれようとか、いい奴だと思われたいとか、駄目な人間と見られたくないとか、そういうことに…

たまには人と食事を

たまに人と食事をさせてもらうと、ひとりで悶々としていたことが解決に向かう。これほど有り難…

自己肯定?

なんか、ふと、思ったんだけど、自己肯定とかモチベーションとか、あとは心理的安全も含めてい…

生きてみてみて

人生も世間も、なるようになるように、できているし、落ち着くところに落ち着くように、できて…

禍と福の最小公倍数

 昨日はなんだかやたらと忙しいというか、めまぐるしい一日だった。家のこと、家族のこと、仕…

底力の源泉は、そこにある。

 思えば四年前は本当に追い込まれ、八方塞がりで絶望的で、活路なんてどこにもなかった。ただただ無力で、自信を無くして、悔しくて、悲しかった。不思議なことに、生きることを諦めようという発想はなかったけど、どうすれば生きていけるのか、皆目見当もつかなかった。  ひとつひとつのことを、手離して、ひとつひとつのことを、確かめていった。  自分一人しかいないし、その自分自身の労働時間があんまり短いものだから、時間を濃くするしかなかった。ありとあらゆる経験を、教訓として吸収してきた。実

一般論としての侠気と嘘

 少し客観的に、己の状態を振り返る瞬間があって、少し、疲れているのかもしれない、と、ふと…

目が醒めるということ

己のテーマに目覚めるということは なりたかった自分に、なれなかった自分を受け入れて 弔って…

欲を満たすと苦しみが増える

 タイトルで、言いたいことを語ってしまっているのだが、本当にそうだよなぁと思う。  欲望…

from 魂 to 魂

 長澤知之の新年投稿に共感した。  そう、受け手は勝手に偏見抱いて、勝手に解消して、勝手…

整える

 考えてみれば随分と前のことになるが、3年近く前に体調を崩したあと、調子を取り戻すために…

不安をそもそも発生させない環境。発生した不安を受け止め緩和させられる関係性。

不安を感じる原因は、人によって違う。 こういうふうに一般化して言ってしまうと、いかにも当…

弛緩は受動的に獲得される

適応障害、という言葉がある。 考えてみれば、人間、生きている限りは軽度の適応障害なのである。 つまり、主観と客観が、完全に一致することはない。いや、もう少し厳密に表現するならば、欲求と身体知覚が、あるいは願望と環境知覚が、常に差分を発生させ続けている、というところか。 発生した差分に対処するための中核システムが、脳科学の説明するところの脳幹であり、辺縁系であり、その本質は「緊張させる」ことにある。 緊張は生きていくためには不可欠だが、過ぎたるは及ばざるがごとし、緊張状