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スペイングランプリ 観戦記 2023 グランプリ本編

こちらスペイングランプリ本編では私の経験を踏まえて、
 ・ 現地までの渡航の情報
 ・ 現地の交通事情
 ・ サーキットの様子
 ・ 現地でのナイトライフ(夜は短いぞ!)
などをお伝えしまーす。
「スペイングランプリ、行ってみたいな」という方のご参考になればうれしいです。
また、現地観光編と題してもう一篇記事を書きますので、バルセロナの観光に関する情報はそちらをご覧くださいね!

現地まで飛ぼう!

海外で行われるグランプリ、当然物理的に自分が現地に行かなければいけない訳で飛行機に乗って渡航する必要があります。
別記事でも少し書きましたが、2023年になってから日本とバルセロナの間は多くの航空便で結ばれています。ただ現在はロシアのウクライナに対する軍事侵攻の影響で日本からヨーロッパへの最短航路の大部分を占めるロシア上空が使えません。でもこれ今となってはネガティヴなだけではありません。
比較的価格の安い中東系の航空会社(エミレーツ、エティハド、カタール)での所要時間が日系、ヨーロッパ系航空会社とほぼ変わらなくなり、中東系を選ぶ心理的ハードルが下がっているのです。
というわけでOne Worldアライアンスを主に使用する私も最終的にカタール航空をチョイスすることになりました。

ドーハ行き。意味もなく出発時刻変更…
A350 最新機材で快適
カタール航空 A350 の17Cと17Hは非常口席でないのに足元広々で快適
(これは帰りの17C)

トランジットは気を付けて

最近のヨーロッパ路線(特に中東系はもれなく)は夜遅くに日本を出発して早朝(日本時間では10時くらいですが)にまず経由地に到着、そして3~4時間後にヨーロッパの最終目的地行きの便に搭乗というパターンになることが多いです。
飛行機の中ではよく眠れないという方も多いかとは思いますが、特に中東での乗り継ぎ待ちの間に寝てしまわないでください、と声を大にして言っておきます。私はこれまで中東周りヨーロッパ行きをお仕事で2回行っていますが、一度私の同僚が財布を丸ごと盗まれたことがあるのです。空港内には自由に座れる椅子(しかもUSB端子付きだったり)も多数ありますが、そういったお席に座られるときはご自身の荷物にはくれぐれもお気を付けください。

ファニーな感じの空港だけど念のため気を付けてね

バルセロナ空港から市内まで

今回、私はBooking.comを使用してホテルの予約をしましたが特典としてバルセロナ空港から市内までの送迎がついていました。当然ラクができるところはしようというわけで送迎を予約していったわけ。無事入国、荷物も引き取ってミーティングポイントまで行ってみても、私の名前のサインを出している運転士さん見当たらず。そんなはずないと何度も見て回ること10分、しびれを切らした私はついに事前にいただいていたドライバーさんの電話番号へとSMSを送るのでした。その後折り返しの電話があり彼は駐車場の車の中で待ってたと。いやもうミーティングポイントにいるから来て!と依頼するとそれから10分後にようやく表れたドライバーさん開口一番に
 「飛行機遅れたの?」
いや、遅れてないし!あなたがのんびりしてただけだし!
それでも無事車に乗り出発。そしてドライバーさんの名前をみて感じていた嫌な予感が発動。実はこのドライバーさんパキスタンのご出身。ごめん、私南アジア系の方の英語半分も聞き取れないよ…ということでほぼ無言のままクルマは一路ホテルへ。

ミーティングポイントの「go natural」前
無言の車内から(^^;

いきなり驚かすようなこと書きましたけれど、こんなことがあってもビックリしないでね、というお話。いざとなったらきっと何とでもなりますって。

バルセロナの市内交通

バルセロナ市内からカタロニアサーキットへは電車で向かう場合スペインにおけるJR的存在のRenfeのR2線を使うことになります。で、この路線のGracia駅、またはSants駅のあたりにホテルを取れればいいのですがそうもいかない場合も多いでしょう。そうなるとこれらの駅まではバスまたは地下鉄を利用することになります。

バルセロナの市内はバス網がとても発達しています。そして(これはヨーロッパの街によくあることですが)公共交通機関のチケットは制限時間制の乗り換え自由です。しかもバルセロナでは市内はほぼ全域にわたってZone1という最もお値段が安く乗車できる範囲に含まれますのでとても使い勝手がいいです。さらにここで重宝したのがGoogleマップ。経路検索をすればどの系統のバスに乗りどこで下りればよいのか判りますし乗車中も今自分が経路のどこにいるのかもわかりますからおり損ねるというリスクもとても小さいです。バルセロナ行くならスマホを使えるようにしておくのは必須と言っておきます。
#ちなみに私は海外ローミングが無料(正しくは利用料に含まれている)ahamoを使用しています。海外に行く際にスマホのことを考えなくてもいいのはホント楽です。ahamoでない方は「海外 eSIM」などで検索してご準備くださいね。

こんな感じ(帰ってきてからとったやつ)

さてバルセロナの公共交通はちょっと変わった料金体系をしています。10回券を購入すると1回あたりの利用料が1回券の半額になるのです。先ほどのR2ラインの駅との往復に公共交通機関を使うのでしたらそれだけで6回の利用が見込まれるわけですから迷わず10回券を購入してください。

10回券はMetro、バス、FCG、TRAM、renfeに乗れます

乗車のお作法は昨年のモナコ観戦記に書いたニースの公共交通機関とほぼ同じです。バスには前の扉から乗車しますが乗車して2mほど進んだところに刻印機が設置されていますのでそれにチケットを挿入します。チケットには刻印を行った時間と乗車可能な残り回数が刻印されます。制限時間(75分)以内に乗り換えて別のバスで刻印機を通した場合はなにも刻印されません。

ヨーロッパではよく見かける刻印機
上でまばゆく光っているのはタッチ型の乗車券用
罰金€100もするん?って今気が付いた…
降車の時に押すブザーはこれ

地下鉄の場合は私が乗車した駅にはすべて改札機があり日本の鉄道のように改札機のスロットにチケットを挿入するというものでした。ただ日本と違うのは
 ・ 正しい向きでチケットを入れないとエラーとなる
 ・ 電車を降りる際はチケットがいらない(一部例外あり)
という点です。ヨーロッパの地下鉄は概ねこのパターンが多いと思います。
あとトラムでだけ75分以内に別の電車に乗り換えた際(線を乗り間違えて降りた駅で折り返したので正しく乗り換えとは言えない)に新たに1回分消費しました…

こんな感じで乗車日、時刻、残り回数が記録されていきます
1→0は75分経過してないんだよね…

バルセロナ市内からカタロニアサーキット

金曜日からは(木曜日にはピットウォークがありますのでお早い方は木曜からどうぞ)カタロニアサーキットに向かうわけですが方法としては電車+駅から歩き、電車+駅からバス、バルセロナ市内からバスの3つがあります。私は行きに電車+歩きはやっていませんが帰りは歩き+電車も行っていますのでそれぞれのお話をします。

電車でGo!

まず電車。先ほどお話した通りGracia駅またはSants駅からR2ラインに乗車が一般的と思います。駅に着いたらまずオレンジ色のRenfeの自動販売機でチケットを買いましょう。カタロニアサーキットの最寄り駅MontmeloはZone2となるため市内の10回券は使えないためです。
自動販売機の中にグランプリのアイコンのついたメニューが追加されていますのでそれを選択すれば自動的にZone2往復のチケットを購入できます。お値段は€5.56。往復で1000円以内なので結構お値打ちな感じ。日本的感覚では名古屋のような大都会が四日市のあたりにあるような感じかなぁ。
ひとつ注意なのはこのRenfeの券売機、少なくともGracia駅のものはクレジットカードはタッチ決済でしか使えません。私のカード(AEON JMBのVISA)市中の他の場所ではタッチ決済が使えたのですが、この駅ではなぜか使えず初日は窓口に行く羽目に陥りました。予備で持っておいたPayPayカードは受け付けてくれました。そういえばバルセロナ市内もカタロニアサーキットもほとんどタッチ決済でしたねぇ。

Renfeの券売機 オレンジ色で目立ちます
カタロニアサーキット最寄り駅 Montmelo(Zone2)へのチケット

電車がMontmelo駅に着くとそこからは一旦歩くことになります。バスに乗るにしても駅前にバス停があるわけではなく少し歩いてそこからバスとなります。ここからサーキットまでのバス、2kmくらいの距離に€2.48(だったと思う)かかるので躊躇しがちですが行きは迷わず乗った方がいいようです。今回、現地にいらしていたフォロワーさん(にスペインでなっていただいた方)が行きは暑くて体力持っていかれる、とおっしゃられていましたので。日曜日は渋滞があるのとバス自体が混雑しますので、所用時間は恐らく歩くのと変わりませんが暑さと日差しを考えるとバスに乗った方が賢明かと思います。

Montelo駅からのバスは少し離れたところに停車
下車後はこんな感じのところを歩いてサーキットに向かいます

電車でBack!

サーキットでの楽しい1日が終わり帰りですが私はバス停を覗くことすらせず真っすぐ駅に向かって歩きました。ご存知の方はご存知と思いますが私はたまによく土曜日に25km以上のウォーキングをする女。サーキットと駅の間の2kmは気持ちのいいお散歩でしかないので…
サーキットのプログラムがすべて終了した後、午後6時も過ぎると日差しも随分と弱まってとても歩きやすい感じになります。そして駅周辺ににはご褒美のビールを売るお店が軒を連ねています。サーキット帰りにお散歩してビール、最高じゃないですか!というわけでバスを待つ暇があったら歩きましょう。どうせビールのお店たちの手前でバスを降りないといけないので飲んじゃうんだから。

さて電車ですが駅に着くとビールに目もくれず(もしくは早めにサーキットを後にした人?)帰りの電車を待つ行列ができています。
金曜日でもホームに降りるまでは10分少々待ったかな?日曜日は駅舎に向けてかなり長い列ができていました。(待ち時間30分以上はあったのではなかろうか?)やっぱりここはビールを飲んで人がはけてくるのを待ちましょう。

サーキット内では飲めないだけにレース後の1杯が格別

バルセロナからバスで往復!

土曜日はバルセロナ市内からバスで往復してみました。理由?このブログに書くためですよ!
このバスのチケット前売りは往復€18、グランプリ期間に入った後は€20で購入できます。ネット( https://www.sagales.com/en/tourism )で購入できますので出発前に日本で購入することもできます。

バスはサグラダファミリアにも近いNord駅のバスターミナルから出発します。日本でいう観光バスのようなバスになりますし私は朝8時ころの乗車でしたが待ち時間はほとんどなくとても快適でした。Nord駅のバスターミナルは結構広いのですが出発は最も南西側のプラットホームを使います。「私は待ち時間なく乗った」と言いましたが、そこにはホーム横の広場を使った行列用の長い仕切りがありました。時間が遅くなったり日曜日だったりはとても混むのかもしれませんが私はそれを目にしていないので悪しからず…
土曜日の朝に限っては渋滞などの影響もなく、途中サグラダファミリアをチラ見してテンション上げながら移動できたといっておきます。

乗り場の案内表示
カタロニアサーキット行きを探すまでもなく表示のほとんどがそれ
16-18番乗り場は写真の建物の中を通ってアクセス
この広場いっぱいに行列用のつづら折り通路が作られています
後日撮影したので片付けられていますが
土曜日の8時発は空いていました

さて土曜日の帰り、今度はサーキットからバスに乗ります。これが行きの快適さを吹き飛ばしました…まず乗り場までの道のり。長い行列になった場合にそれをさばく為か必要以上に歩かされます。体感的にサーキットから駅までの半分(1km)くらい歩いたんじゃ?で、歩いた先に行列が待っています。並び始めてから乗車まで30分くらいかかりました。さらに乗った後も渋滞で発車しないの。乗車から15分くらいたってバスはようやくノロノロと発進。高速に乗るまでこののろのろは続きました。結局バルセロナに帰ったのは19:30頃だっけ?電車で帰るのと時間的には変わらない感じでした。
行きの快適さと帰りも乗車すれば座っていられるというポイントを€10で買うかどうかという感じ。私は次の時は金曜日は乗ろうかな?土曜日は迷うな、日曜日はやめとこになると思います。

@カタロニアサーキット

カタロニアサーキットの中でのお話をしていきましょう。スペイングランプリを語る上でいま外せないこと。それは「アルコール一切禁止」でございます。持ち込み禁止はもちろん、場内でもアルコールは一切販売されておりません。(暴れた方がいらっしゃったんでしょうねぇ…)ハイネケンのスタンドも売っているのは全て0.0でございます。サーキットで飲むことを生きがいにしている方はスペイングランプリ、行ってはいけません(笑)

ハイネケン「0.0」
コップはヨーロッパらしく€2のリユースコップ(自分へのお土産に最適!)
日本もこうしてくれたらいいのに

観戦に行く際どのスタンドを選択するかについてですが一番長くクルマを見られるのは第3セクターの昨年までシケインがあったあたりです。最も長く見渡せる最終コーナーよりの席では第3セクターの最初から最終コーナーへのアプローチまでずっとクルマを見られます。鈴鹿でいえば東コースをほとんどみられるB2席みたいなものかなぁ?ただこの席の最大の欠点は屋根がないこと。強い日差しと急な雨。今年のグランプリ期間はこれらに悩まされたのではないかと予想します。

第3セクターのほぼすべてを見渡せるスタンド
日焼け注意ですけど
日がかげると結構涼しいのでポンチョを着ても蒸すことはなさそう

次に1コーナーを過ぎてコース前半の5コーナースタンドまでの各席。これらの席には屋根があり天候にかかわらず快適な観戦が可能です。また1コーナーでのバトルを見られるのもポイント高いです。5コーナースタンドにいた私もあのゆーきくんとガンユーくんの問題のシーンを直接自分の目で見てました。

1コーナーアウト側座席
屋根付きで背もたれも高くて快適そうでした
5コーナー 今回はPierre Gasly Grand Stand
5コーナーと奥の方に1コーナーが見えます
ピエールのオーバーテイクもゆーきくんのあのシーンもしっかり見ました

続いて鈴鹿の西コースにあたる入場券だけで行ける芝生席。コース前半を中心にかなり見ごたえのありそうな席でかつこの芝生席からも見える大型ビジョンも多くとても良い席に思えていました。土曜日までは。
日曜日、私は9時頃サーキットについたのですが、この時点で既にコースが見える場所に空きはありませんでした…かなりの人数の方が近隣でキャンプをされているようですし、日曜日によほど早く起きてサーキットに来る根性をお持ちの方または現地でキャンプするという方にだけこの自由席はお勧めしておきます。

ここで見ると迫力ありそう
芝生席からもしっかりモニター見えたりします
っていうか芝生席からの方が見やすいかも

ホームストレートの各席は残念ながらガードが高くこっそり入って状況を確認することができませんでした。ただ、サーキットの起伏が富士スピードウェイと真逆でホームストレートが一番低くコースの先を見上げる形のカタロニアサーキットでこれらの席の見晴らしがどれくらいあるのかはわかりません。どなたかこれらの席に座られたらレポートしてくださいませ。

カタロニアサーキットの食べ物事情

次はカタロニアサーキットでのお食事についてです。正直に言います。この点においては鈴鹿に遠く及びません。鈴鹿はさすが「怒るのは食べ物がからんだ時だけ」ともいわれる日本人が住む国のサーキットです。
基本的に販売されているお食事は「パンに何か挟んだもの」です。挟んであるものはほとんどお肉です。パンは柔らかいもの、固いもの、ひらぺったいもの、四角いものといろいろありますが、正直三日間ずっとこれは飽きます。サーキットを一周して食べ物屋さんもみましたけど、3つのチェーンのお店がそこかしこにある、という感じ。お店の数は多いのでそれほど混雑しないのだけが利点かな。ただ、ひとつだけバルセロナ市内にも店舗があった巨大な餃子かピロシキかラビオリといった風情のものを売ってる写真のお店だけはお値段も安めだしお味もそこそこよくナイスでした。ただこのお店グラスタ裏に1店舗あるだけでした。このお店もっと増殖してほしいな…

サーキット内で一番よかった食べ物
価格も他に比べて安いし
ただ写真のお野菜たっぷりな感じのは売ってなかった
このお店市内にもありました
市内の方が少し安いです
パンに何かをはさんだものを売るお店その1
ここでハイネケン0.0も買えます
パンに何かをはさんだものを売るお店その2
パンに何かをはさんだものを売るお店その3
そういえばフルーツのカップもありました
アイスもあります

グラスタ裏 鈴鹿でいうところのGPスクエア

グラスタ裏ではステージでのトークショーが行われます。
開催は金曜日と土曜日。10チームがそれぞれ1回10分間登壇します。2チーム合同だと20分になるので単独で実施のチームの倍の時間推しドラさんを見ていられるのでちょっといいかも。
ただ、マックスはトークショーに姿を見せませんでした…残念

トークショースケジュール
チーム代表の他スペイン人の過去ドラさんも登場します
アルピーヌ キャー!ピエールー!(≧∇≦)
フェラーリ スペインなのにカルロスよりチャールズのが人気ある感じなのはどうして…
ハース&レッドブル もう一人肝心な人がいない

戦い終わって…

スペイングランプリではレース終了後1コーナーあたりにあるゲートがオープンしてホームストレートに観客が入ることができるようになります。私の席から表彰台周辺は見えていませんでしたので正確には判りませんが表彰式もホームストレートから見えていたのではと思います。
そしてここでスペインらしさ発動…結構な数の人がコースのフェンスに張られたスポンサーのパネル(昨年の日本グランプリでピエールがひっかけたロレックスのアレ)をかっぱらっていきます。正直「えーっ?」と思ったのですがあまりに堂々と持っていきますし警備員さんも何も言わないので諦められてるんでしょうね。

コーナーまでの距離表示のボードをかっぱらっていく人

一般の方はそういうものには目もくれず(そもそもサイズが大きくて持ち帰るのが大変なのでクルマで来た人しか持ち帰れない)ホームストレートウォークを楽しんでいます。また推しチーム付近のピットウォールに張り付いてドライバーさんの名前を叫んでる方たちもいます。そしてアルピーヌのピット前でピエールのクルマを見ていた私の隣のピット前がざわめきます。
 「Oh~ Lewis~!!」
なんとファンの声にこたえてルイスがウォールに現れ、フェンスよじ登り。アルピーヌとメルセデスのピットが隣同士でよかった!と思うとともにルイスの好感度ちょっとアップの私。結局、スタッフ(それなりに武装した警察官)さんの追い出しがくるまでホームストレートに滞在してました。それがだいたい18:00ころなのですがまだ日が高いので全くそんな気がしません。
このあたりは鈴鹿とは全く感覚が違うところですね。

グラベルの上を歩いてホームストレートに向かいます
ルイス―!!
レゴマックスさんにもお会いしました
ピエールのクルマ おかえりなさい
退場時間の18:00はまだこの太陽の高さ

バルセロナのナイトライフ

サーキットを後にしてバルセロナ市内に戻ると19:30とか20:00とかになってます。おなかも空いたし夕飯にしましょ。
スペインのバーにはTAPASという少な目ポーションでお値段も安いそんな日本でいう居酒屋のおつまみがあります。
おひとりさまでも2、3品頼んでお酒を飲めるこの慣習本当に素敵です。
Gracia駅はバルセロナの繁華街にあるのでお店には事欠きません。これもヨーロッパにはよくある光景ですが通り沿いのお店にはたいてい歩道にテラス席がありオープンエアで食事を楽しんだり、バザールのような店が何件かあつまった建物もあったりします。
料理もお酒もとてもおいしいのでぜひスペインのお食事を楽しんでくださいね!

こちら土曜日に行ったTAPA TAPAというお店
メニューが写真付きで分かりやすい
こちらは日曜日に行った IL Nationalというお店が何件か集まった建物
雰囲気いいでしょ
中央のカウンターのお店でシーフードメインで
この時お隣にいらっしゃった「パリからきた大学教授」とお話して連絡先交換

帰国…バルセロナ市内から空港へ

楽しい観戦が終わった後はとても名残惜しいですが帰国しなければなりません。市内から空港へ向かう際は空港から市内に来た時の逆をいけば何の問題もありません。私は空港から市内では先に書いた通りホテル予約特典のタクシーを使用しましたので、初めて空港へ公共交通機関で移動します。

いろいろなサイトで確認した結果「空港と市内の交通はAeroBusを使うのがベスト」という結論に達していましたので迷うことなくそれを選択しました。あとはどのようなチケットを買うか?ということになるのですが、私のホテルからAeroBusの乗車ポイントまで大きなスーツケースを転がしながらの徒歩移動はちょっとキツイかなと。割と近くのGracia駅まで何度も歩いたのでできないこともないんでしょうけど。そうなるとバスか地下鉄を使うことになるのですが、実は私、最後の移動の直前、空港に向かう日の午前中に10回券の最後の1回を使っちゃってたんですよね。で、「チケットどうするか?」という問題に直面したわけ。
とりあえずAeroBusのサイトでAeroBusのチケットを見てみました。するとそこに「市内地下鉄・バス1回とAeroBus」というチケットがあるではないですか!価格を見ると地下鉄・バスの利用料が10回券の1回分と同じ!これを利用しない手はないと早速購入。「€1浮いた」とほくほく顔の私。だがそこには1つ落とし穴があるのでした。

バルセロナの地下鉄には市営のTMB(メトロ)と州営のFGCがあります。赤いMの字のマークがメトロ、黄緑でSの字をもじったマークがFGCです。普段利用するにあたっては購入したチケットがどちらにも使えますし、乗り継ぎもできますので2つの路線の違いを気にする必要は全くと言っていいほどないのですが、この「市内地下鉄・バス1回とAeroBus」だけは気にする必要があるのです。このチケットは(私の理解では)バスに乗るにしても事前に地下鉄駅でチケットをゲットしないといけません。(違うよという方いらっしゃっしゃいましたらコメントください)で、それを行うことができるのはメトロの駅だけなのです。
私のホテル最寄りの駅はFSGの駅。そこで、券売機にこのチケット引き換えの画面が出てこず係員のおじさんに聞いたら「これはメトロしか買えない。ここはFSGだ!」とちょっと強めの口調で言われすっかりへこんだのでした…
最終的には最寄駅から少し離れたところにあるメトロの駅で無事引き換え地下鉄に乗車したのでした。

AeroBus+地下鉄1回券は何もネットで買わなくても普通に変えそうだったり
ごめん、次のコード入力に行くボタンがある画面取り忘れた
ネットでチケットを買った人はコードを入力することでチケットが出てきます

AeroBusはカタルーニャ広場(Gracia駅から比較的近い)、グランビア・ウルヘルのバス停(道路沿いにある普通のバス停)、エスパーニャ広場の三つの停留所を経て空港に向かいます。
私はエスパーニャ広場を観光していなかったので、ちょっと見てみようという気持ちでエスパーニャ広場のバス停を利用しました。(地下鉄もどこまで行っても値段変わらないし)そこからは空港まで一直線。社内にスーツケースを置くラックもありますので荷物から解放されて座って空港に行けます。
ただしこのラック、バスの扉のすぐそばにありますので片手で持てるくらいの重さの荷物を置いておくと置き引きにあう可能性もあるかなとちょっと思いました。人を性悪説で見るのもいけませんが私が乗車した際、荷物をラックに上げるのを手伝ってくれた男性がいました。その方、席はそれなりに空いているのに荷物ラックの近くで立ってるの。バスからが空港に到着した際その人が私の荷物に手を掛けたらすぐにダッシュできるよう身構えていたのは言うまでもありません。そういえば、社用でセビリアに行ったときはこれまた私の同僚が荷物を自分より後ろ側に置いたままホテルのチェックイン手続きをしている間に荷物が消えていたということもあったようですので、皆さんくれぐれも注意してくださいね。

エスパーニャ広場から見えるバルセロナ美術館
さらにその向こうにはオリンピック・パークがあります

空港の中で

もう後は飛行機に乗るだけなわけですがバルセロナの空港、ちょっと変わった作りをしています。日本の空港を思い浮かべてください。羽田でも関空でもセントレアでもいいです。日本の空港(に限らず世界中のほとんどの空港)はチェックインロビーまでは国内線と共通の空間になっている場合もありますが、手荷物検査から先は国内線と国際線が分けれますが、バルセロナ空港はそうではありません。
チェックインした目の前にある手荷物検査を抜けるとそこに税金還付のコーナーがあったりして如何にも国際線らしい雰囲気が醸し出されています。ところがそこは国内線の出発ロビーです。ここを通り抜け出発ロビーの喧騒から離れたところにようやくパスポートコントロールがあります。こういった空港私は初めての経験で本当に面喰いました。私は「パスポートのチェックしないのかな?」と思いながらもそのままそこにあったエアラインラウンジに行き入場の手続きをしようとして初めて「ここ国内線。あなたはパスポートコントロール行かなきゃ」といわれ間違いに気づいたのでした。

国際線側についた後にしか写真撮ってなかった
でもお店がDUTY FREEでないだけで雰囲気は一緒

これから先は皆さんが予約した航空会社によってどこかの街でトランジットをして日本に帰ることになります。私のように中東回りなのかヨーロッパのどこかを経由するのかそれは判りませんが気をつけて楽しい旅の締めくくりを安全になさってください。

1週間の旅の費用

少しざっくりになりますけれど1週間の旅の費用はこれくらいでした。
・ 航空機運賃 NRT-DOH-BCN エコノミー往復 ¥200,000ほど
・ホテル料金 ¥140,000ほど
・チケット ¥65,000ほど
・現地滞在費 ¥80,000ほど
 食費:¥30,000、交通費:¥7,000、
 観光:¥7,000、お土産:¥30,000
 その他:¥6,000
合計で¥485,000!
これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれですが、海外に行って、F1を見て、バルセロナ観光も満喫して、ピエールに会って、と考えたらリーズナブルだったかな、と私は思っています。

いかがですか?こんな拙い私の文章でもみなさんのお役に立てたら幸いです。スペイングランプリはバルセロナという大都市、それも世界的に有名な観光スポットが点在する街の近くで行われるグランプリです。
特にバルセロナに行ったことのない方は海外観戦の選択肢の一つに含めてみてはいかがでしょうか?
私が決勝翌日の月曜日に行った一日駆け足観光については別記事をアップ(https://note.com/youki_mkt/n/nff80b5fef501)しましたのでそちらもぜひ!

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