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私にとっての英語と演劇について

私が好きなことは英語と演劇です。この二つは別物ではなくてけっこうつながっている。私が英語と演劇に出会った経緯と、何ができるか考えてみまそた。

英語との出会い

まずは英語について。私は帰国子女でも英語のネイティブスピーカーでもない。英語を習い始めたのは多くの人と同じ、中学校から。小さい時に「英語であそうぼう!」というNHKの番組は見ていた。高校の時にオーストラリアからの交換留学生がきてショックを受けた。質問をしたけれど、帰ってきた答えが早すぎて「聞こえない、わからない!」それでも英語が好きだった。英語を話せるようなったら、もっと多くの世界の人と繋がることができる、世界が広がる!そう思った。

演劇との出会い

英語と同じくらい好きなことが芝居をすることだった。人見知りの私を母が「ちびっこ演劇教室」に連れて行ってくれたことがきっかけで、他の人(動物)になりきることって楽しい!と感激した。その教室の先生が大好きで、発表会では主役のクロスケという黒いウサギの役をもらった。母に手伝ってもらいながら台詞を覚えるのがとても楽しかった。学校で開催された演劇鑑賞会(プロの劇団が学校で公演してくれる)は大好きな行事で、見た後は感動に浸っていた。中学・高校の部活は演劇部。女子校だったので、男役は最高に楽しかった。見た人が「いつもと全然違うね!びっくりした!」と言ってくれるのが嬉しかった。演劇は私に自信をくれた。

大学時代と留学

進学では「英語」を取るか「演劇」を取るか迷った。その二つが初めに重なったのが、中学の英語朗読コンテスト(Recitation Contest)。なんと2年連続で優勝してしまう。英語で演劇がしたいという思いがありながらも、先に英語を完璧にしたいと思い、英語に集中することに。無事、希望の大学(大阪外大)に合格。年に一度、各専攻語を使って劇をする外大ならではの「語劇祭」というのがあって、私はこれにどっぷりつかってしまった。ここで英語で芝居(&ミュージカル)をすることに。

大学3年の終わりに休学してオーストラリア・メルボルンで1年の交換留学をしました。どの授業を履修しても良かったので、せっかくのなで、演劇のクラスを取った。演劇が学問として用意されていることに驚いた。今まで自己流でやってきて、授業の内容も初めてのことだらけで、ついていくのに精いっぱいだったけれど、最後には発表の機会も与えられた。
この時期にようやく、「会話」ができるようになる。今まで視覚で頭に入っていたものが、耳と口を通して使えるようになる。この留学ではもちんろん、各国からの留学生の友達ができたし、いろんな考え方が新鮮だった。この経験が「やりたいと思うことをやったらいいんじゃないか」という気持ちを後押ししてくれた。

ニューヨークへ

そして卒業後も紆余曲折があり、劇場の事務所で働いたり、バイトをしながら演劇学校に通ったり、本場のニューヨークで俳優になる!という目標で2012年渡米して今に至ります。世間(特に親)からは、安定しない、稼げない、逃げてるだけ、もったいないと言われた。でも挑戦もせずに諦められない。だったら挑戦しないと一生後悔する。ということで無謀にもニューヨーク行きを決めたのです。

英語と演劇

話が少しそれました。私がやってきた英語へのこだわりは無駄ではないと思う。人と繋がる、自分の考えを発信する、世の中を知る。英語を通して世界は広がります。演劇が私にあっていたのは、自分とは別の存在(役柄)を通して、自分を表現することが面白かったから。それが英語という違う国の言葉を話すことと共通していた。別人になるわけではないけれど、英語もお芝居も、自分とは違う人または自分の中にある一面を表現しているのだと思う。

英語と演劇はお互いに利用できる。例えば、英語を話すのが恥ずかしい。間違っているから?いつもの自分ではないから?だったら「私は英語を話している人を演じている」と考えたらどうか?英語という言語の構造上、思考回路は先に結論を言う方向になるので、日本語を話している自分とは違った感じになる。また、英語を話すことでたとえばアメリカ人のしぐさや表情をマネみる、これは他人を演じていることになる。人格を変える必要はないけれど、新しい一面を発見できるかもしれない。

始めてみる

今私ができることは何だろう。いづれは演劇のテクニックを使った英語のワークショップもやってみたいけれど…今はちょうどコロナで自宅にいる時間が増えて、Zoomやオンラインを利用する人も多い。前々から英語の発音のレッスンをしたいと思っていたけれど、手つかずのままだった。先日、日本の親友が「オンラインでやってみたら」と提案してくれてやってみることにした。発音だけじゃなく、文法(理論をわからないまま間違って使っている人は多い)や会話でも何か人の役に立てればと思う。初めは手探りになるけれど。きっかけをくれた友人に感謝!

これから英語学習、発音についても書いていけたらと思います。そして、興味のある方はこちらへどうぞ。

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