見出し画像

稼ぐという生存競争には惨敗でも、総合力で自信をつければいいと思う。


こんにちはyoumeiです。


最近、介護現場で割に合わない仕事や、業務過多からくる人間関係の悪化を日常的に見ていると、『割に合わない給料の割に、仕事や人間関係などストレスや負担が多い』と思いました。


おそらく介護よりも負担の少ない職業はあると思います。

しかし、未経験でましてや介護職で他業種に転職は難しい現状です。


頑張っても報われにくく、おそらく努力が実ることは今の介護業界では到底難しいことだと思います。


なら視点をかえて、介護職を”最低限の収入を得る手段”と割り切り、収入にはつながらなくても他のことが少しでもできればいいのかなぁと思うようになりました。

このように考えて、常勤をやめ非常勤として働き始めて2年目になります。


この間に調べたことや、私がどうしていったかを書いて行きたいとも思います。


あくまでも個人的意見ですので、参考程度にお願いします。



現状の社会は稼ぐ人が強い。

ご存知の通り、現代社会は資本主義です。

お金が中心となって経済を回しています。


今の社会は”稼ぐことに特化”する方がいい生活を送れますし、社会的地位も高い傾向にあります。


ある程度は生まれた環境や運で決まってしまう。

学歴や家庭環境、人脈、就職する業界・企業などで収入に大きな差が出ます。

そのため環境が悪かったり、うまくエリートのレールに乗らないと、坂道を転がるようにアウトローの道を進むことになります。


そして今の社会には、一度レールから外れてしまった人が戻るのには厳しく、社会の大きな逆風にさらされます。

そして付ける職業は人気がなく、給料も低い傾向になってしまいます。


個人的には介護は”稼ぐこと”においては惨敗

私は介護士です。

介護職はご存知の方も多いと思いますが、負担の割に収入は高いとは言えません。

今後の高齢化の需要の割に介護士の成り手が少なく、介護サービスの提供すら危うくなるかもしれません。


ただし稼ぐことにおいては惨敗でも、安定性や転職のしやすさ、未経験でも就職しやすいなどのメリットがあります。

あくまでも、稼ぐことにおいてのみ惨敗ということです。


稼ぐということは、寿命を削っていることだと思う。

大きく稼ぎたいと思われている方は、その分仕事に打ち込んでいると思います。

しかし、それは健康ありきのことです。


私自身は20代に身体を壊した経験から、健康のありがたみは骨身に染みています。

介護士をしていると、家庭や国のために懸命に働き身体を壊してしまった利用者さんを見かけることがあります。

身体を壊してしまっては余生に影響が出ます。


そのため『ほどほどに稼ぐのがいいのでは?』と思うようになりました。


自然環境では生存競争に特化すれば勝ちやすくなるが、環境の変化には弱くなる

自然界では、1つのことに特化すれば生存競争に打ち、勝ち他の種類生き物を差し置いて多くのシェアを得ることができます。

その代わり、急激な環境の変化に弱く、下手すると絶滅してしまうようです。


先ほど、稼ぐことに特化すればいい生活を送れるとお伝えしました。


特化しすぎると変化に対応できないのは人も同じ


特化すると特定の分野にはものすごく強くなります。

また上位の方に組み込めれば、高い収入も見込めます。


その代わり、特定分野以外の対応力は低くなりがちです。


言い方は変ですが、得意分野では能力をすこぶる発揮できるが、それ以外では十分に能力を発揮できない人になってしまいます。


万が一、特定の分野がうまくいかなくなってしまった時に、詰みやすくなってしまいます。


そのため特化するよりも、低い熟練度でもできることが多い(=総合力)が高い方が生き残る上でいいと思うわけです。


ではどうしたらいいのか?

総合力を鍛えること

私が思うに、

・稼ぐ以外で生きる方法や強みを探す
・お金を使う機会や使う金額を減らす
(=お金から距離を空ける)
・最低限の生活の基盤を確保する
・多角的視野を持つ。

ということだと思います。

これは私が実際にこの考えを元に動いているのですが、意外となんとかなっています。


ちなみに応用力≒総合力と思っています。

応用には本質に気づいたり基礎知識が必要です。

さらに普段から試行錯誤していれば比例して洗練されていきます。


一番大切なのはバランス感覚

私は、稼ぐという行為を否定したいのではありません。

ただお金にのみ集中してしまうと、生きていくのが辛くなったり、お金を稼げる人に比べて劣勢感を持ってしまいます。

考え的には、1か0かになりがちですが、そうではなく自分自身の価値観に沿って比率を変え、バランスを取るのが重要なのだと思います。


ちなみにバランスは3つ以上の要因があればバランスが取れます。

逆に2つですと、バランスは取れません。

偏りが出るためです。


総合力を上げたいのなら本質を多く見つけること。

意外と世の中のことは共通点が多いものです。

例えば、魚屋と介護士。


一見、共通点がないように見えますが、段取りや接客といった仕事の根幹スキルはほぼ同じものだと思います。

大元は木の根のように1つで、そこから幹→枝→葉というように広がっていきます。

私たちがよく見るのは、”葉”の部分です。

共通点を見つけ、本質を捉えることで応用力を鍛えることができます。


応用力があれば、多くの場面や環境に対応することができます。

その分、お金に頼らなくてもなんとかできるスキルになると思います。


1つの丸を1つの事象とすると、3つほど重ねれば共通点(本質)は見えてくる。


総合力を鍛える上で必要だと思うもの

観察眼・洞察眼

観察の精度=受け取れる情報の多さだと思っています。

そのため観察力が低ければ、本質を見極めることは難しく、問題解決も難しくなると思います。

また学習に必要な要因や過去の経験との共通点を見出せれば習得スピードは上がります。


また本質(共通点)を見抜く=応用力(総合力)に直結します。

そのためこの能力が高ければ高いほど、総合力が上がりやすくあらゆる環境に対応しやすくなると思います。


学習能力

新しい技術や知識をどれだけ早く自分のものにできるかです。

早ければ早いほど効率が上がります。


未知への挑戦や新しい概念を得る(貪欲に学び続ける)

一番重要なものがこれだと思います。

稼ぐ以外で勝負するには、あらゆる事柄や概念を吸収し自分のものにする必要があると思います。

知識や経験の幅がそのまま総合力に直結すると思います。


学ぶ意欲が少ないのでしたら、正直”稼ぐ”方へシフトした方が楽だと思います。

ただ稼ぐのも簡単ではありません。


どちらにしても薔薇の道なのだと思います。


最後に

長々と書いてしまいましたが、いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てたのなら幸いです。


ここまでお読みくださり、ありがとうございました。



関連記事


ご覧いただきありがとうございます! よろしければ、サポート・投げ銭をしていただけると嬉しいですm(_ _)m いただいたものは、勉強の書籍代や試行錯誤に使う費用や使わせていただきます。