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逆を目指すと自分に戻ってくる

2023年の冬至の日に立てた易

年明け少しして、
気学の暦の年が改まる前に
解説を聞きました。

出たのは
坤為地 こんいち
全部陰爻でできてる大成卦。

変爻は二爻、六二。

風通し良さそう

私の本命月命、共に六白金星。
なので大成卦にすると

乾為天 けんいてん

ミチミチじゃん

なので
今回出た坤為地から一番遠いヤツ

コレができるのか?ワタシ💦

今回は朝日選書から出ている
本田 濟先生の 『 易 』に沿い、
2024年の東北廻座の運勢と併せて
解説をいただきました。

学生の時に中国語専攻してたので
漢文アレルギーはわりと少ない


まずまず、2024年の六白金星は北東廻座
八白土星の上に六白金星で
天山遯(てんざんとん)


下から陰が2つも立ち上がってるのです

これは、
下から自分の事しか考えないような小物が
攻め込んできていて、
聖人を追い込もうとしているって感じの卦。

聖人は小物に対して応戦せずに、
もっと上を目指して退却する(遯)

山の頂より高い天まで自分の立ち位置を上げ、
もっと上の視点で物事を見る。

そうすると向かった先には
新しい目標と知恵が待ってるよ、

と読むことができるようです。

どこに向かって退却かというと、
対冲の九紫火星=目指すモノ

六白が廻座する東北はいわゆる鬼門ですが、
実はここは新しく気が立ち上がる気門です。
ここから立ち上がった気は
お向かいの南西で受け取られるそうです。
なので南西が本座の二黒土星は、
なんでも素直に受け取れる星なわけです。

六白は負けるのがキライ、負け戦には挑まないっていう計算高い面もあるので
退却はなかなか不名誉で不本意に感じそう
だけど…

その場に留まらず、
高い視点で先々まで見た方が結果
自分の成長に繋がるよ、

と伝えているそうです。  


で、もう一方の坤為地、私の冬至占

有難くも恐れ多く…坤為地が出る、
ということは
その前の卦の乾為天が出来ている、
と読めるんだそうです。

私自身の本命月命の大成卦が
乾為天だというのもあるのかも知れないけど

乾為天の卦のように
ミチミチに満ち足りて
充実した生活を送ってるんですよ、
と説明を頂きました。

坤為地は大地がふたつ、二黒土星がふたつ
なので…

優しさ、素直さ、受容力、コツコツ継続力

などなどが今年のテーマ。

それでです。  

坤為地の卦辞には

先迷後得主(先んずれば迷い遅るれば主を得)
→前に立ってどんどん行っちゃうと迷うけど、人に従ってついて行くと導いてもらえるよ

利(利あり)
→いいね👍

西南得朋東北喪朋
(西南に朋を得、東北に朋を喪う)
→西南は二黒の本座なので、自分と同じ場所にいれば同郷の分かり合える友達と一緒にいられる。
東北は二黒の対冲で、自分とは馴染みのない場所(=社会や広い世界)に出ると、自分と同じ考えの友達はいないよ

とあります。

利あり、がどちらに掛かっているか?で
解釈が変わってきます。

参考にした本田先生の易では、
利あり、は前の文に掛かっているようで

人に従えば導いてもらえるのでうまくいく、
東北に行くと友達はいない、

な解釈で紹介されているのだけど、

別の解釈では、
後に続く文に利ありが掛かっていて、

知らない場所に出て行くことがいいんだよ

とも解釈できるそうです。

(※ 彖伝では後述の内容ととれる解説が載ってました)

ここで私の廻座、天山遯を重ねて考えると、

今の場所に留まらずに、
今より高い視点で見える位置まで行くと
新しい目標と目指す知恵が見えてきて
自分の成長に繋がるからそれもイイよね

と、取れるのです。

東北廻座は環境の変化の場所、
それは坤為地にとっては東北なのです。

環境の変化が想定外で不本意だったとしても
その変化には乗った方がいい

と繋がってくるのですよ。

この時に山より高い視点は知恵とか目指す目標の意味がある九紫火星がいる南西という、
この行って帰ってなねじれた感じ。

冬至占の坤為地、変爻は六二
直方大

これは、天から降り注ぐ良きモノを
大地を広く構えるほどに
ぜーんぶ受け取れるわけだから
それってもう完コピだから
むしろ自分自身が天だよ、と。

6-⑥だから確かにワタシ乾為天なの
という、
やっぱりねじれた感じがするんだよねぇ。

自分が自分の真逆なモノを目指すと
結果自分自身になる、って感じ。

そんな心構えで過ごす1年なのだなぁと
受け取りました。

シンプルなような、こんがらがるような。

奥深く有難い
冬至占と廻座の大成卦でした。
今年の学び、
できるだけ多く受け取れるといいなぁ。

来年の冬、どうなってるか?
プレッシャーを感じつつ…楽しみです^^

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