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なぜ「ジッタリンジン」は、「西のサザン」になれなかったのか?

ジッタリンジンはデビューしたときから、いや、その前に「いか天」に登場したときからファンです。いまでも本格的な復帰を願ってやみません。

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さて、なぜ「ジッタリンジン」は表舞台から消えてしまったのでしょうか。

「サザンオールスターズ」のようになれなかった理由のひとつに、「いとしのエリー」的な曲をクリエイトできなかったからではないか、と推測。

サザンだって、「いとしのエリー」がなければ、最悪、「コミックバンド」として消えていったかもしれません。

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ジッタリンジンの作詞・作曲は、リーダーの破矢ジンタが担当しています。基本は「スカ」なんでしょうが、それだけには終わらない、どこか懐かしい「童謡的」なところのある楽曲が多いのが特徴でしょうか。

ただ、「ワンパターン」なのは否めない。

「プレゼント」も「SINKY-YORK」も「相合傘」も、どれをとっても良い曲なんだけど、「似てへんか?」と言われると「う~~ん」と言わざるを得ない。いや、ほんとに、どの曲もポップス、ロックンロールとして一級品なんですよ。それだけに「変化球」が欲しかったなあ、と。


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「ノスタルジック路線」に思いきり舵を切ったのが、大傑作「夏祭り」。これは大成功。日本のポップスの「マスターピース」と言っても過言ではないです。ほんといい曲です。

(私、実は、Whiteberry版の「夏祭り」を一回も聴いたことも観たこともないのです。イメージが壊れるとイヤなので聴きません)


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奈良へ引っ込んでからは、2010年8月25日「なつまつり」を配信しただけ。復活を切に願います。

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あ、そういえば、ジッタリンジンの曲って「男の子目線」の・・・演歌でいうところの「男歌」が多いですね。男の子目線の歌詞を、キャンキャンした春川玲子が歌うところに、「中性的」な魅力が生まれるのではないかと思うのですが。


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、あ、あと・・・ベースギターに恵まれなかったのが痛かったかなぁ。。。

入江美由紀のドラムは「女版ハルブレインかい!」と突っ込みたくなるほど素晴らしいんです。

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おまけとして、破矢ジンタが他人に提供した楽曲をご紹介します。

■酒井法子「おとぎ話のシンデレラ」


■篠原ともえ「20回目のバースディ・イヴ」


■宮村優子「大四喜」

エヴァで有名な宮村さん、すばらしい。



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