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【安全衛生】耳栓

ゴーグルに続き安全衛生に必要なもの。それは耳栓です。

コンクリートの壁に穴を空けるためのドリルやエンジンで動く刈払機、他にもグラインダー、電気カンナ、チェーンソーなどなど。
大きな音がする道具を我々用務は使います。

それらの問題の一つは大きな音です。

大きな音を聴き続けると、鼓膜に過度の負荷がかかり、音が聴きにくくなったり、酷くなると難聴となる恐れもあります。

耳栓は鼓膜に対する防御策として有効です。

極力、付けた方が自身のためとなります。

耳栓にはヘッドホンのような形をしたイヤーマフ型、素材ではスポンジタイプのもの、波波のついたフランジタイプのもの。などがあります。

スポンジ、ウレタンなどの素材のもの
フランジタイプのもの

防音という意味で言えば、スポンジタイプのものの方が、密着度も高く、音を遮ってくれると思います。
ただ、鼓膜などへの影響を押さえ、尚且つ、自分の周りに人が近づいてきて声をかけられた時に気付くことができる耳栓を選ぶとしたらフランジタイプとなります。

学校の場合、工事現場と違い、気がつかないうちに子どもが近づいてきていたり、職員が呼びにきたりと、危険に無自覚なまま、人が自分の作業時に近づいてくる可能性を否定できません。
自分の身を守りつつ、周りへの配慮を考えると、フランジタイプの耳栓が我々には向いていると思われます。

耳栓の付け方ですが、ただ耳に差し込んでもあまり意味はありません。

一度ご自身で試していただきたいのですが、まず自分の左耳に、左手の小指を入れて見てください。奥の方まで。

一度小指を抜き、今度は右手を頭の後ろから回し、親指と人差し指で耳の真ん中を後ろに引っ張り、同じように左手の小指を耳に入れてみてください。

どちらの方が耳の奥まで小指が入りましたか?

右手で後ろから引っ張った方が、グッと奥まで小指が入ったと思います。

耳栓を入れるときは、こんな感じで、耳栓を入れる耳とは逆の手で、耳を後ろに引っ張り耳栓を入れます。

それでしっかり奥まで耳栓が入ります。これが正式な耳栓の使い方です。

大きな音がする作業を行うときは、耳栓を使うことをお勧めします。
自身の体を守るためにも。

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