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校庭の安全点検

先週、東京都杉並区でおきた校庭での事故をうけて、文科省は全国の学校で校庭の緊急安全点検を行うようにと通知を出しました。


先週金曜日の通知だったので、今週になって各校、校庭の安全点検をおこなっていると思われます。

運動会の演目のためのポイントマーカーは、専用のU字型のものはちょっと値段が張るので、4〜5寸の釘にスズランテープをくくりつけて代わりに打ち込むのは、とても良くあることです。
それこそ、学校あるあるです。
ただ、運動会が終わったその日に、全て抜くのが普通です。

私も運動会が終わると、釘抜きやハサミ、カッター、スズラン紐などをワンセットにして腰袋にぶら下げて、蕨杭を抜き、マーカーを抜いて廻ります。

全て片付けが終わったら、教員含め皆で、残っている金物がないか確認します。

普通はそうします。

なぜ、錆びつくほど長い時間の経った釘が、それも複数残っているのか私は信じられません。

今回の事故は、そういった認識を持つ人がいなかった、それも代々に渡っていなかった、そんな悲劇だと思います。


今回のことを受けて、今後はマーカーを打った数と回収した数を合わせることになるのでしょう。

また、釘は使わないと言うルールもできるでしょう。

下のような金具でマーカーすれば、今回のような可哀想な事故は起こらなかったと思います。

校庭に危険物があっては子どもたちは安心して遊べません。

学校職員、全員があらためて危機意識を持つべき事故だったと思います。


怪我をされたお子さんが早く良くなることを、一用務員として、お祈りします。

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