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わたしにとって絵を描くことは、わたしにとっての「芸術」だったのだ。


このあいだ、
夫の勧めで初心者向けのニーチェの本を読んだ。

ら、そこに、

「芸術こそ至高!!!!!!」


みたいなことが書いてあって。

まあ、なにかっていうと
誰かと比べるんじゃなくて
自分のなかだけであーでもないこーでもないってやってる時間が一番最高だよね、みたいな話なんですが。

いまでこそわたしは、絵を「仕事」のひとつにしてますが、
25くらいまでは「絵を描いてるぜェ!!!」
みたいな感じじゃなかったんですわ。

わたしのなかにあるのは
「自分の脳内の萌えをいかに再現するのか」
だけだったんよね。
知り合いに「やってまーーーーーす!!!!」
って言う「コンテンツ」じゃなかった。

気まぐれでツイッターとかにピクシブにアップしてたけど
評価を気にしたことはほぼないし、
顔が見えない人が相手の場所に投げてるからこそ
評価とか反応ってあんま気にならなかった。


脳内の萌えを再現したい。
構図をこうしたい。
表情はこうしたい。
いややっぱりこうか。
うまくいかない。
これならどうだ。
いややっぱりあれが描きたい。
ウガーーーーーーーーーーーーー
みたいな。

でも、いまはFacebookがメインで
Facebookは友達が9.9割。
となると、「期待」が首をもたげる。
「反応が欲しい」。
「いいねが欲しい」。



…だからまあ、
いま、絵を描くことがまったく楽しくないと言ったらウソなんだけど、
小学校から今まで描いた絵を見返して、
やっぱり好きなのは少し前の絵なんだよね。

あの頃のわたしにとって、
絵を描くことは、まぎれもなく芸術で、聖域だった。
そんなことを思ったニーチェ本でした。

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