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【Edge Rank 1098】だから電子書籍は買うなとあれほど…【ゆうせい】

電子書籍と紙(アナログ)の書籍、どっちも買ってから読まずに放置することはよくある。でも圧倒的に電子書籍の方が読まなくなる率が高い。一気にぜんぶ読んでしまうならどっちでも大丈夫なんだけど、特に参考書のようなものだと途中で忘れてしまう。なぜならアプリを起動しない限り目に入らないから。

紙の書籍の場合はどこかにしまってしまわない限りは目に入るので、「あ、途中だった」とまた手にとって読むことが多い。でも電子書籍はそうはいかない。毎日アプリを起動するようにアラームをかけたらとも思ったけどうまく行かない。自然に目に入る感じが重要なんだと思う。強制されない感じが。

あと持ち歩いたときにしっかりとした体積と重量があるので「せっかく持ってきたんだから読もう」とサンクコスト込みで読みたい気持ちにさせてくれる。電子にはそれがない。

だがしかし、この世には電子書籍でしか販売されていないものがある。また、紙の書籍が出ていても最寄りの書店になかったり、ネット注文できても配送に時間がかかることがある。今すぐ読みたいのに手にすることができない、だが電子書籍なら…。

「でもお前、電子書籍だと読まないじゃん」

と冷静な自分がつっこんでくれる。でも今すぐ読みたい自分が、

「電子書籍なら今すぐ手に入るよ」
「電子書籍だとかさばらないからいいよね」
「電子書籍だとマーカー引いたりメモするのも楽だよね」
「電子書籍だと紙の書籍よりちょっと安い(だいぶ安いときもある)よね」
「電子書籍ならスマホでもタブレットでも読めるよね」
「電子書籍なら…」

と一気に攻勢をかけてくる。どの理由も「読まない」に一切勝てないのに、数とお得感だけで押し切ってくるのだ。

頭ではわかっている。電子にはメリットたくさんあるって。でも読まなくなるのなぜなのか。しおり挟んだり、ここまで読みすすめてきた〜と感じるのが自分にとってなにか大きなものを占めているのかもしれない。

そしてまた自分に負けて、電子書籍を買うのだ。今度こそ大丈夫、ちゃんと読む、むしろこれから読むようにするからと。

結果、読まない(ことが多い)。
なんて馬鹿なんだ。馬鹿すぎる。
でもちゃんと読むものもあると言い訳するけどやっぱり馬鹿である。

実は、今も電子書籍で買ってしまいそうな一冊がある。

情熱大陸に出演されたこともある歌人・木下龍也さんの短歌教室の本。番組を見てから短歌やってみたいとうっすら思っていたので、今すぐ読んでみたいし、詠んでみたい。だけども最寄りの書店に行ったら在庫がなかったのだ。

とりあえずほしいものリストには入れた。明日また別の書店に行ってみるか、それとも我慢できずに電子版を買ってしまうのか。今夜も自分との戦いが待っている。

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編集後記

ちなみに大好きな作家の益田ミリさんの本は、電子版がない。だから紙で買うしかない。そして紙で買った益田ミリさんの本はどれもきっちり読んでいる。完璧に答えが出ているんだから電子書籍を買うのを控えたらいいのに、何度も同じ失敗をしてしまうの本当にやめたい。

共同マガジン「Edge Rank」次回は田下さんの予定です。お楽しみに。

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