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やる気ゼロでも勉強するしくみ3

③まずは、公園へ行こう・・・「集中しなさい」と言わずに集中するしくみ

息子達が通った幼稚園の園長先生が、なかなかすごい人でした。

この幼稚園では、「SIあそび」というワークを週に1回行います。
紙ベースの教材を切ったり、はったりしながら、
様々なものの見方や捉え方を学ぶ教材です。

このワークを、幼稚園児が、1時間、自分の席で取り組みます。

実際見てみると、圧巻!!!

30人弱の園児が目をキラキラさせながら、
ずっと静かに座ったまま、考え続けているのです。

先生は、初めに導入として少しだけやり方を説明しますが、
その後は机間巡視をしながら、「いいね」「おぉ!」と言うだけ。

これは、他の幼稚園の先生にも驚きを与えるようで、
視察にこられた先生達からは毎回同じ質問をされるそうです。

「なぜ、園児が1時間も椅子に座り、作業に集中できるのか?」

園長先生に答えはこうでした。

「ここの幼稚園では、朝、園に到着して身支度を済ませたら、
みんな園庭に出て、自由遊びを思い切り楽しみます。

力一杯、体を動かして、自分のやりたいことをするんです。

1時間の自由遊びを終えて、教室に戻り、
それから、SIあそびなどのワークを始めます。

すると、子ども達は一気に集中します。

これを逆にすると、絶対にうまく行きません。

自由遊び時間に自分の気持ちを満たすから、
スッキリした子ども達は、机に向かうことができるんです。」


なるほどーーー!!!!


我が家でも、この幼稚園のやり方をマネしています。

なかなか集中しない、宿題にとりかからない、
こんな毎日にうんざりしていた頃、園長先生の話を思い出しました。

宿題や家庭学習をする前に、試しに
親子で公園に出掛けて、思いっきり遊んでみたのです。

と言っても、私はすぐに疲れてしまうので(←年・・・泣)
「だるまさんが転んだ」や「グリコ」(知ってる人いるかな?)などで
なんとかごまかしていますが・・・笑

たった15分でも子ども達はキャッキャと楽しんでくれます。
それから、うちに帰ったら、すぐに勉強!

実は、この「すぐ」がポイント!
だと個人的に思っています。

ここでちょっと休憩をしてしまうと、
せっかく温まったエンジンが冷えてしまうように、
頭の状態もふりだしに戻ってしまいます。

公園から帰宅したらすぐに宿題をすると、
集中しなさい!って言わなくても、集中します。

長男ハルだけでなく、次男カナも、
黙々と鉛筆を動かし、マンガで静かな瞬間を表す「シーン」と言う言葉が
机の上に浮かんでいるみたい。(←どんな例え・・・)

たまに、雨が降っていたり、私がめんどくさかったり(←おいッ!)で、
公園に行かない日は、あぁ、公園行けばよかった・・・と
めっちゃ後悔します。

また、家の中で自由に遊ぶのも、やはりちょっと違います。
息子達はとにかく元気でパワーが有り余っています。
雨だったら傘をさしてお散歩するだけでも、その後が全然違いました。


【外遊び→勉強】


まずは、子供の願望を叶える。
気持ちを発散させる。
心と体をスッキリさせる。

これが、勉強をする前の大事な「頭のストレッチ」だと思います。

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