勉強が苦手な息子が一人で宿題をするまで8

1始まりはテスト
2とりあえず復習を
3何をやっても
4全てを変える
51冊の本
6信じるものは救われる
7母のエゴ
8空白の4ヶ月
9臨時休校
10本当に大切なこと

これは、勉強が苦手な息子と塾講師の母の「ベンキョウ」との戦闘ログ。
ベンキョウが苦手で、テストも成績もイマイチの息子が、2年後には、一人で宿題ができるようになりました。(涙)
それまでのドタバタの毎日のお話です。


8空白の4ヶ月

朝6時15分から漢字ドリルと計算ドリル。

これが、我が家の日課になった4月から
季節は、春、夏、秋と変わっていきました。

息子は毎日決まった量の問題を解いて、学校へ。
学習が習慣となった今、
私は次の野望を企んでいました。

自立学習

親主導の学習から、
息子が、自分で自分の勉強内容や量を決める
自立学習へ。

11月のある日。

漢字ドリルの新しい使い方を息子に伝えました。

「1週間でここまでの漢字を覚えて欲しい。
 1日にどれだけ勉強するかは、君に任せるよ。
 やらない日があってもいいし、いっぱいがんばる日があってもいい。
 1週間後に、ここまで終わっていればOKだよ。」

私の予想では、
始めは、やらない日の方が多く、
結局、1週間後に終わらなかった、という失敗を繰り返し、
2、3週間後には、本人なりに工夫を重ねて、
決められた期間内に、決められたタスクを完了できるだろうと
思っていました。

いざ、蓋を開けてみると、
1日目、やらない
2日目、やらない
3日目、やらない

1週間経っても、やらない
2週間経っても、やらない

どんどん溜まっていく漢字の課題。

結局、膨大な量の課題が溜まって、消化不可能になってしまいました。

「なぜ、やらないの?
 やらなければ、あとで苦しくなるだけだよ!」

私の怒鳴り声をきっかけに、
息子の中で、溜まりに溜まった何かが、パチンとはじけました。

「もう、いやだ!ボクにはできない!」

その日から、息子は、全ての家庭学習をやらなくなりました。

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