180225 J2第1節 讃岐VS新潟

J1、J2ともに開幕した。

今年はJ2でのシーズンを過ごすアルビレックス新潟。。。

1:監督が替わる

2:外国籍選手が入れ替わる

3:登録選手が入れ替わる

といった、文字だけで見ると、どこのクラブにもある普通の事情なのだけど、私の今期の見方はだいぶ違った。

何よりも、「J1に残ることができなかった」チームから「変わろう」という意思が見えるかどうか。

そこが最も重要で、名前の知れた選手や監督が来るかどうかは大事ではなかった。

そうした中、開幕前の補強などで、新潟の動きを否定的に話す人もいたけど、私は肯定的に見ている。

昨シーズン終盤の、勝ち点を重ねていた時の選手がほぼ残っている。これは大きい。

そこに、新しい戦力と戦術が混じっていけば、とてもいい方向に行くのではないかって期待している。

そして迎えた開幕戦。

アウェイで讃岐。

新潟は選手間の距離がうまく保たれたままプレーを続ける。

去年のように、選手を孤立させる場面は少ない。

鈴木監督のいう「グループで」サッカーをするということ浸透している様子。

試合開始早々、新加入のGKアレックスのパンチングのこぼれ球からシュートに持ち込まれたけど、相手シュートはゴールマウスが跳ね返す。

ひやっとしたけど、リプレイを見る限り、もし枠に入っていてもアレックスが弾いたんじゃないか?という反応の良さ。

これはたのもしいGKだ。

両SBは去年のスタメンではなく右に川口さん、左に新加入安田さん。

なかなか面白いバランス。

一番の驚きは、これまた新加入、坂井君。

ボールをもらう動きといい、出した後の動きといい、楔を入れるパスといい、これまでの新潟ではあまり見られないプレーをする。

あ、原君がしていたか。

おそるべし東京五輪世代。

前線では小川さんがよく動くのだけど、周りとはまだイマイチ合わない。

周りと合ってきたら、得点の機会はかなり増えるだろう、そんな予感がする。

選手交代も意味不明なものがなく、何より守備をきっちり立て直した鈴木監督はじめコーチ陣はすごい。。

それに応えようとした選手も。

気になるのは、

・4にんのDFはサイドにボールが出たらスライドするの?DHが下がって来るの?っていうところ。

・片方のサイドに相手を動かした後の逆への展開がもうちょっと増えたら。。。

・守備時に動きすぎな人とエリアを守る人がいて、それがバラバラ?

・楔にいいパスが入ってもトラップミス・・・

などなど。

ピッチをワイドに使われたら苦しいなあ、というのが印象。

潔くサイドを捨ててしまうわけにはいかないのかな???

何はともあれ、始まったばかり。

シーズンを通してどう変化していくのか。

それを見るのが「楽しみ」と思わせる開幕戦だった。

その時点で、去年よりいいな・・・。


明日のホーム開幕戦の前に、前節のメモ【アルビレックス新潟】
・選手間の距離が保たれる時間が多かったから、選手が孤立する場面が少ない
・相手選手を動かすことができていたけど、生まれたスペースをいかせていなかった。
・タイミングよく縦パスが入ってもトラップミスが結構あった

・ワイドに使って来るチームが相手だと苦戦しそうな印象(DF4枚を広げられた時の対応)
・バイタルガバガバではなくなっていた
・パスを受ける動き、出した後の動きなどグループでやろうとしていることが見えた

・グループで解決しようとする反面、個人で打開する動きは少なかった印象(そういう選手にも期待)
・磯村さんと坂井君の動きはビルドアップでとても効いていたように見えた

安田さんみたいな、チームの状況を見て、鼓舞したりアクションで伝えたりっていうタイプの選手はこれまでアルビには少なかったなあ。

良くも悪くもおとなしい。

計算尽くで感情的になるのはアリだと思う。

鹿島の小笠原さんとかもそうだけど。

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