岡田陽介(株式会社ABEJA 代表取締役CEO 兼 創業者)

株式会社ABEJA 代表取締役CEO 兼 創業者 / 一般社団法人日本ディープラーニン…

岡田陽介(株式会社ABEJA 代表取締役CEO 兼 創業者)

株式会社ABEJA 代表取締役CEO 兼 創業者 / 一般社団法人日本ディープラーニング協会 理事 / 那須塩原市 DXフェロー / 聖マリアンナ医科大学デジタルヘルス共創センター アドバイザリーボード / 日経COMEMO キーオピニオンリーダー

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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最近の記事

ChatGPTの衝撃ー➁ABEJAの挑戦ー

人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJAの岡田です。 前回、OpenAIが2022年11月に発表した「チャットGPT」について本コラムで少し触らせていただきましたが、私が代表を務めるABEJAも、Generative AI(生成AI)の領域の1つである大規模言語モデル(Large Language Model、LLM)を「ABEJA LLM Series (アベジャ エルエルエム シリーズ)」として商用化し、ABEJA Platformに搭載して

    • ChatGPTの衝撃ー①概況ー

      人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJAの岡田です。 「不気味の谷」という言葉をご存知でしょうか? 「不気味の谷」とは、ヒューマノイドなどのロボットが人間に似てくると、ある段階で急に不気味に感じられる現象を指します。1970年に東京工業大学名誉教授の森政弘さんが提唱しました。 私はもともとの専門がコンピュータグラフィックス(CG)ということもあり、この言葉をとても身近に感じていました。 CGの世界においては、1995年に全編で3D(3次元)CG

      • 今、注目されるエンタープライズアーキテクト、という職種について

        「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 DXの重要性が年々増しているこの2-3年、従来より人気職種であった「データサイエンティスト」に加えて頓に注目されてきた職種が「エンタープライズアーキテクト(EA)」です。 EAは、米グラスドアが毎年、求人数や給与、満足度をもとにまとめている米国の人気職業ベスト50のランキングにおいて、2022年、1位にランクインしたと報道されました。 20年まで圏外にあった本職種ですが

        • 企業内で本当にDXを推進できる組織体制とは?

          「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 もうすっかり年末ですね。 多くの企業で、DXの重要性が増しており、スピードをあげて取り組まれている印象です。 昨年に続き、今年も、DXを推進するための社内体制に関する相談案件が増加しました。 多くの企業において、DXの推進過程では、当初想定した以上の時間や専門性、スキルを持った人材の確保が必要になります。導入段階でDX化に集中しなかったことで、結局は中途半端に頓挫してし

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        記事

          リモートワーク賛成 or 反対議論に意味は無い?

          「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 イーロン・マスクが、テスラやTwitterのスタッフに対し、リモートワークを禁止し、最低40時間はオフィスにいることを求めていると話題ですが、私は、単に賛成・反対では無く、企業のフェーズや状況によって適切に変化をさせていくべきだと考えています。 ただ、日本では、新しい働き方に関心を持つ経営者や従業員に向けたワーケーションとしてユニークな取り組みが打ち出されていますが、

          リモートワーク賛成 or 反対議論に意味は無い?

          DX時代に求められるリスキリング

          「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 多くの企業がDXを進めるにあたり、専門人材の争奪が激化しています。 企業の経営幹部の皆様と、DXやAIについて話す中で、かなり高い頻度で出てくるトピックの一つが人材戦略です。 「デジタル人材をどう用意するか?」「AIを誰に担当させるか?」といった課題はずっと前から存在していますが、よりシリアスに議論されるようになったのは、やはりコロナがきっかけなのではないでしょうか。

          ナカからソトへ、ソトからナカへの人材戦略

          「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 官庁ご関係者や大学のオーソリティ、大企業やスタートアップの経営層とお話する中で、リボルビングドア(回転ドア)の人材流動が話題に出るようになりました。大抵、「どうやったら本気で日本のDXは進むのか」という類のテーマに関連して話している際に、です。 「リボルビングドア」は、元々、民間企業と「政・財・学・官」界の間を行ったり来たりする米国の人材流動を示す言葉として使われて

          ナカからソトへ、ソトからナカへの人材戦略

          AIのリスク、正しく理解していますか?

           「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。  AIがより実践的なものとして活用されつつある一方、システムのアルゴリズムにより生じるバイアスが、この数年のうちに注目されるようになってきて、日経においても関連記事が見受けられるようになってきました。  チャットボットが悪意のあるユーザーによって差別発言を学習しヘイト発言を繰り返してしまう、特定の性別や人種に有利・不利な結果をもたらす、など実際の報告も増加傾向にあり

          AIのリスク、正しく理解していますか?

          組織にデジタルの触りだけを導入して、一件落着、としていませんか?

          「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。 はじめに 現在、私は、ABEJAが7月26日(火)・27日(水)の2日間で開催するイベント、「SIX 2022〜HIとAIの協調〜」の準備の真っ只中です。 SIXは、DX・AIに関する最新事例や活用技術をお届けするカンファレンスです。2018年には3,000名以上、2019年には8,000名以上にご参加いただいたのですが、以降、新型コロナウイルス感染症の影響で開催を

          組織にデジタルの触りだけを導入して、一件落着、としていませんか?

          大企業の新規事業担当者、必見!高等専門学校生に学ぶイノベーションを興す力

           「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田です。  2019年のプレ大会からメンターとして関わらせて頂いている「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2022(高専DCON)」の第3回が、4月29日に行われました。  予選を勝ち抜いた10チームにより白熱したプレゼンテーションが繰り広げられ、私がメンターを務めた⼀関⼯業⾼等専⾨学校が最優秀賞に選ばれました。  最優秀賞の受賞は、⼀関⼯業⾼等専⾨学校の皆さんの創意工

          大企業の新規事業担当者、必見!高等専門学校生に学ぶイノベーションを興す力

          STEAM教育を受けるべきは、デジタル教科書の導入について議論する大人たちなのかもしれない

          はじめまして。 「産業界のデジタルトランスフォーメーションをAIと人の協調により実現する」株式会社ABEJAの岡田と申します。 この度、日経COMEMOのキーオピニオンリーダーとして参画させていただくことになりました。これからよろしくお願いいたします。 4月となり新年度がスタートしました。 今の新入生、新社会人の皆さんは、いわゆるデジタルネイティブ世代。 職業柄、私は、DX 時代における企業の在り方 、人間の在り方を考える機会が多くあります。 初めての投稿となる今回は、これ

          STEAM教育を受けるべきは、デジタル教科書の導入について議論する大人たちなのかもしれない