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高校生が考える:なぜ日本の若者は政治に興味を持たないのか(オピニオン)

こんにちは、ナミです。よく日本では若者の選挙での投票率が他の国と比べて低いと言われていますが、何故このような事態になったのか、高校生の私がその理由と自分がそれに対して考える事を書いてみました。このオピニオンを一つの意見として読んでもらえば幸いです。


私が考えた日本の若者が政治に興味を持たない理由:

・首相や与党が変わったとしても、自分の生活に大きな影響を与えない
・頻繁に政党が解党、結党されて覚えるのが一々めんどくさい
・自分の意見を言っただけで批判されそう
・政治を理解するのが難しそう
など

理由①:政治は自分の生活に大きな影響を与えない

個人的にはこの気持ちは理解できます。やはり、日本みたいな平和な国だと首相や与党が変わったとしても戦争などが起こる可能性は非常に低いですし、別に政治に参加しなくても日本が劇的に変わる可能性も低いと思います。ですが、消費税が10%に上がったり、職場での人手不足、少子高齢化が進んでいる事などは誰もの生活に影響を与えると思います。また、今流行っているコロナウイルス対策に政治は影響しています。コロナウイルスの影響で収入が減った人は沢山いると思いますが、国や県から十分な支援を受けられましたか?政府のコロナウイルスの対応に満足していますか?コロナウイルスの流行は政治や政策がどれくらい人々の生活に影響を与える事ができるのかを実感する機会だったと思います。ですが、政治家は国民の代表です。選挙で投票する事は、自分の意見を表明する事でもあります。政治が自分の生活に大きな影響を与えないから、政治に興味を持たなくていいと考えるのではなく、今の自分の生活に更によくする為に政治に参加したり、選挙で投票してみてはどうですか?将来、損や後悔しない為にも。

自分の経験:2015年難民危機に対してメルケル首相は難民を受け入れる姿勢を明らかにし、その年だけで100万人の難民がドイツに到着しました。近くの町の建物は避難所になり、当時ドイツに住んでいた私は難民をよく見かけるようになりました。このメルケル首相の決断は人々の生活に大きな影響を与えました。私も政治は他人事ではないと痛感し、以後政治に興味を持つようになりました。

理由②:日本の政党がややこしい

これも理解できます。実際に日本の政党は解党と結党を頻繁に繰り返すので、政党の名前や代表の名前、そして政策などを一々覚えるのがめんどくさいと思うのは自然だと思います。実際に今の政党を見ると、野党の立憲、国民民主、日本維新、れいわ、N国はこの5年でできた比較的新しい政党です。このように日本の政党をややこしくしたのは政治家である一方で、有権者の私達に政治や政策に興味をもってもらう為に結党した政党もいると思います。ですから、今の私達にできることは少しずつ新しい政党について調べる事です。新しい政党だからといって、政策が立派では無いという事でも無いし、政治家としての経験が無いという事でもありません。もしかしたら、新しい政党だから価値観が合う政党が見つかるかもしれません。ですから、色々日本の政党がややこしい事は理解できますが、我々有権者の為を思って解党や結党している政党はいるので、少しずつ政党の政策などについて調べる事で選挙での選択肢が増えるので必ず自分の為になります。

自分の経験:今まで、日本、アメリカ、ドイツ、イギリスに住んで各国の政治情勢などを把握していますが、この中で日本の政党の解党と結党が頻度はダントツに多いです。個人的には何故日本ではこんな頻繁に解党や結党をする理由は分かりませんが、正直に言えば覚えるのが色々ややこしくなるので出来るだけ解党と結党を頻繁に繰り返して欲しく無いです。

理由③:自分の意見を言っただけで批判されそう

批判されるのは気持ちのいいものではありません。ですが、批判=意見が間違っている、という認識は違います。批判されたからといって、貴方の意見が間違っている訳ではありません。自分の意見を言う事は非常に大切であり、周りはそれを尊重するべきです(今の日本の社会でそれが出来ているか分かりませんが)。

批判された時の対処の仕方を知れば、批判に怯えずに落ち着いて対応できると思います。私が批判された時の対応の選択肢はいくつかあるので、参考になれば嬉しいです。① 相手が言っている事を聞く。② 勘違いしていれば、もう少し言っている事を明確に伝える ③ 反論する ④ 批判を無視するなど。先ほど言った通り、批判=意見が間違っている、というでは無いので、批判に応じないといけないという事ではありません。最近では芸能人が政治的な発言をすると、凄い批判されている事を見て、政治的な発言をする事に対して少し怖く感じるのは理解できます。ですが、批判されるのが怖くて、自分の意見を言わないという事は絶対あってはありません。また、そのうち批判にはなれるものなので、怖がる必要はありません。ですから、これから少しずつ積極的に自分の意見を発言してみましょう。同じような考えをもった人に出会えるかもしれませんよ。

自分の経験:海外では自分の意見を言うのが当たり前です。批判されるのは当たり前ですし、生徒達での政治の議論はよくあります。ですが、一人一人の意見は尊重されているので、傷つく事や変な目で見られる事はそんなにありません。

理由④:政治は理解しにくい

政治は理解しにくいですが「全て理解していないと政治に参加できない」、という考えは違うと思います。政治は国政だけを指すのではなく、町政、県政など身近な政治もあるので、誰でも参加しやすいと思います。ですが、政治は変わりやすいものであり、理解するのが難しいと思うのは分からなくはありません。ですが、政治を理解しようとする努力しないと、政治を理解できません「政治の事が分からないから、政治に参加しない」と決め付ける前に、政治の事を理解するように試みてください。例えば最近ニュースになった政策や政治家の事をヤフーやツイッターで検索してみるなど。このような政治を少しでも理解しようとする姿勢は非常に大切です。政治を全て理解しなくても、いいのです。政治の一部のことに興味を持つだけでも、いいのです。「政治は理解しにくい」と決め付ける前に是非一度政治について調べてみてください。そうすることによって、政治に対する印象は変わるかもしれません。

自分の経験:私はドイツに住んでいた頃に難民危機に関心をもち、色々調べていくうちに自然と政治に興味を持ち始めました。政治は理解しにくいところもありますが、わかりやすく解説するメディアや政治家はいるので、政治は理解しにくいとは思いません。ヨーロッパでは政治などに対して自ら調べる人も多いので、日本でも将来そうなって欲しいです。

最後に:
色々長くなって誤字脱字が多いと思いますが、少しでも読んで頂けたのなら嬉しいです。質問などあればDM(@Youth18Politics)で直接お願いします。

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