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【働く×人生デザイン】就職ガイダンススタート!

10月に入りました。
私立大学では9月の最終週から、国公立大学では10月1日から後期(秋期)授業が始まりました。
そして各大学で3年生向け就職ガイダンスが一斉に始まります。

私がお世話になっている大学では3日間、夕方にガイダンスを開催。民間企業と公務員対策の全体的な説明がされました。
そして私が以前勤務していた大学では授業終了後に連続講座として就活セミナーが組まれていて、こちらで各人材会社への会員登録説明がなされます。

経団連の定めた「就活ルール」は2021年卒から廃止になります。とはいうものの、しばらくは「3月1日説明会開始・6月1日採用活動開始」で進められると思われます。
しかし、現状では「就活ルール」関係なく採用活動が行われている印象です。

今後は「インターンシップ採用」も増えてくるでしょう。今でもやたら「ワンディ・インターンシップ」増えてきています。本来のインターンシップの意図が形骸化していますよね。
だからといって長期インターンシップを行うとなると、学業との兼ね合いその他、違う課題がありますし・・・難しいところです。

日本の慣習である「新卒採用」も、業界や職種によって取りやめる企業もでてくるやろな;;
大人数の組織ほど、自社の風土に馴染んでもらい、自社のお客様を知ってもらい、自社の未来像を描ける人材を年月かけて育てていきたいところなのですが、企業自体の継続年数が年々短くなってきていることもあり、どんな人材にどのくらい経費をかけるのか、シビアになってくるでしょうね。

またテレワークや、フリーランスにアウトソーシングすることも増えてきます。
かつて派遣労働者の問題がありましたが、どんどん「自分のことは自分で面倒を見る」生き方・働き方にスライドしていきそうな予感します。

学生さんの就活相談で、よく言葉にされるのは「安定」という言葉。
学生さん本人が不安だから口にするのかなと最初は思っていたのですが、学生さんの親や周囲の人たちが日々の生活に不安を感じていて、それがなんとなげに伝わっているのだと思います。

就職ガイダンスが終わった後、就活相談に何人か面談予約をして、どうやって就活をしていけばいいのか、そもそも今の段階で何をやっていたらいいのか質問されます。
就職には答えはないですし、最初の社会人デビューの会社をどのくらいの期間勤められるかもわからない時代です。

だからこそ、大学で色々な体験したことを棚卸しし、五感を使って感じてもらう、考えてもらう機会が必要だと思うのです。
誰もが持っている喜怒哀楽の感情を押さえずに出してしまってもいいのだと思うのです。
心が揺さぶられる経験をたくさんしたらいいのだと思うのです。

だから私は最初の一歩に「就職のことも他のこともぜーんぶうっちゃって、あなたがとっても好きなことって何なの?」と聞きます。
好きなことを思いっきり嬉しそうに好きだと語ること。ここからがスタートなのです。

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