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【働く×人生デザイン】自分の働いていた時代を語る

このところ、色々なところで「オンラインサロン」や「オンラインセミナー」が開催されています。

ちょっと前まではインターネット通信で電話やテレビ電話機能を使おうとしたら「Skype」がメインでした。
他にもGoogleハングアウト等もありますが、使い方がよく分からなかったり、通信が不安定だったりしていました。

今では「Zoom」という、ブラウザを通したオンライン会議システムがよく出来ていて、無料プランでも、ほぼビジネス仕様で使えるサービスとなっています。
ハイパーリンクをクリックしたら会議室に入れるし、3人以上でも通信が安定しているし、スマホやタブレットだとアプリから使えるというスグレモノ。
このシステムがあっちゅー間に普及して、今では気軽にオンラインを活用できる時代になりました。

このツールを利用した勉強会に参加しています。以前から興味があった「ブリーフセラピー」のアプローチに関するもの。
まったく接点のない方々とブラウザを通してロールプレイングするのって新鮮な感じです。
田舎住まいの私にはとってもありがたいシステムやなーと思います。

ちょうどここで話題に上がったのが「介護を受けているクライエントについてどう対応するか」というものでした。
キャリアコンサルタントは得てして「普通の人」に対して面談をすることが主ですが、介護施設に入所されている方に対してキャリアコンサルティング的な介入ができるのか、という問いかけでした。

キャリア支援は自分のこれまでの道のりを掘り下げることで自己分析し、それを元に将来の展望・・・人生デザインを行なっていく形になります。
しかし、病を得て身体が動かなくなっている、それに対して生きる希望を持てないでいるクライエントに対してどうしたらいいのか・・・学びに来られている方は「ブリーフセラピーのアプローチにヒントがあるのではないか」と参加されたそうです。

そこで語られたことの中で、施設に入所された方は、これまで自分がやってきたことに関しては嬉しそうに語られるという話が出ていました。
私も自分史活動の中で「回想法」について教えていただいたことがあります。
過去の記憶を語ることで今をよりよく生きることが出来るというものです。

もしかしたら、自分が働いていた時間を語ること、過去の出来事を捉え直して言葉に表現していくこともキャリアコンサルティングではないのかな、と感じました。
回想法を使ってかつて自分が輝いていた時間を取り戻し、イキイキと働いていた頃の感覚を取り戻してもらうことで少しでも「今」に生きる意味を見出してもらえたらいいのにな。
そんなことを思い描いた時間でした。

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