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自分だけで全部やり遂げるなんて無茶かも?誰かのサポートって、とってもありがたいよ~感謝して、たまには頼って甘えてみるのも良いかも!

施設に入所していたときに、訓練の一貫で始めた車いすマラソン(車いす陸上の一種目)ですが、退所しても数年間競技を続けていました。(と言っても年に1回、地元で開催される大分国際車いすマラソン大会へ出場するだけでしたが…)

入所中は、施設内で練習できましたし、走ること以外(レーサー:競技用車いす のメンテナンスや運搬など)は職員の方が全てやってくれていたのですが、練習場所を探して、手伝ってくれる人を探し、そこまでレーサーを運搬することが一仕事となりました。

走る(練習を開始する)までに、ヘトヘトになっていたこともあります…

レーサーは、僕のような「ギリギリ出場できるような記録しか出せない選手」であっても、平地で15km前後・坂道だと30km以上は出てしまいますし、急に方向転換するのは難しいことから、市街地の歩道や空き地のようなところでは思いっきり練習することが出来ません。

そこでよく利用した場所が、河川敷でした。そこなら直線で平坦な道が長距離続いていますし、人と遭遇してもスピードを落として衝突を回避しやすいんです。

河川敷で練習中

また、居住地から河川敷までは、2台の車いすを運搬しなければなりません。

なぜだか、わかりかすか?

2台というのは…
①普段乗っている生活用の車いす
②レーサー

そこで、車はワゴンタイプの中古車に乗っていて、助手席を倒したスペースヘ、運転席側から生活用の車いす・トランクからレーサーを積み込んでいました。

レーサーのメンテナンスも容易ではありません。生活用の車いすもそうですが、タイヤには時々空気を補充しなければなりません。

車いすマンの多くは、手押しの空気入れを使うのは難しため、携帯式の電動空気入れ(車のタイヤに空気を補充するためのものなど)を常備していて、僕も真似をしていました。

それを使って、練習前にしっかり圧を確認しても、河川敷を走行中にバンクをすると車を停めている場所まで慎重に戻る必要があり、そこには誰もいないケースがほとんどでしたから、体は疲弊しているし、時間がかかって大変でした。

そういうこと以外でも…

・生活用の車いすからレーサーヘの乗り移り
・水分補給
・レーサーの(自分では対応できそうにない)急な故障
・練習中の声かけやアドバイス・放置状態である車の安全
・レーサーから生活用の車いすへの乗り移り

など、誰かのサポートがあればどれだけ助けられたかと今思います。

人は一人では生きていけないと言いますが…自分だけでやり遂げるのは相当な時間とマンパワー・気力が必要になると思います。

サポートしてくれる人を拒むことなく、感謝の気持ちで迎え入れていきたい!そのことを強く思えた良い教訓になりました。


僕の力なんて微々たるもの…
僕の力なんて微々たるもの…

いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!これからも、たくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

また、スキを押してもらったっり、コメントを書いてくれたり、フォローをしてもらえたら…僕にとって励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

僕が書くすべての記事(手紙)は、長い時間かけて継続して書いてきた記録や、そうでなかれば得られないであろう考え方や貴重な体験を基にしています。いただいたサポートは、その評価だと捉えさせていただき、それを糧に今後も多くの記事を書いていきますので、どうかよろしくお願いします。