見出し画像

車を運転すると言うこと(17):高速道路の追い越し車線を走り続けてはだめ

覆面パトカーに捕まったことがあります。

特に悪いという認識がなかったため、私は戸惑いました。

片側二車線の高速道路で、中央よりの車線を法定速度で走らせていました。

すると、後方から大型の車がパッシングをしているではありませんか。

パッシングとは、ライトを点滅させることです。

これはドライバー同士で様々なメッセージを伝えるために利用しますが、なぜパッシングしているのだろうと、バックミラー越しに私はその車両をよく見ました。

すると、ルーフに赤色灯がせり出しているのに気づきました。

覆面パトカーでした。国家権力。これは従うしかないと諦めて左車線に入り、路肩に駐車しました。

運転席の窓を開けると、後方から警察官がやって来て私にこう質問しました。

「どうして追い越し車線を二キロも走っているの。何か意味あんの」

とぶっきらぼうです。

私はその事が法律に触れているとは全く知らなかったので驚きました。

でも法律は「知らない」と言って済まされるものではないので素直に指示に応じました。

どういう理由でかは知りませんが、とにかく高速道路での追い越し車線は、隣に車両がなければすみやかに左側の車線、いわゆる「走行車線」に戻らないとダメなんだそうです。

もっと言えば、一般道でも片側二車線なら、基本は左側車線を走らないといけないそうで……。

そんなの、自動車学校で習ったかなあと思いつつ、変な事言って更にツッコミを喰らったらひとたまりもないので、お詫びをしました。

ぶっきらぼうな警察官も最後の方は丁寧語に変わっていました。

知人にこの事を伝えると「それって違反なんだ」と言ってくれました。

その知人も免許を持っていますが、多くの免許保持者が知らない決まりだと思います。

これは自動車学校や、学科の試験問題に追加して欲しいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?