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車を運転すると言うこと(20):冬の峠で雪の壁に接触

知人二人を乗せて、私は軟派な赤いクーペと呼ばれる車種で雪の峠を登っていました。

ただその時はスキーをした帰りで、結構疲れていました。車内は暖かく、正直睡魔が襲っていました。

知人二人も寝てしまったようです。

私は一刻も早く休憩場で仮眠を取りたいと思ったのですが、峠への上り道では車を停める場所もなく、ひたすら山頂の休憩所を目指していました。

でも何度も目を閉じてしまい、ついに私は気を失ってしまいました。

ガガガガガガッ
「何だ?今の音」

知人がびっくりして口々に言いました。

私もその衝撃でびっくりして目を覚まし、心臓をバクバクさせながら、慎重に運転を続けました。

車体が左によっていました。左側には雪の壁があり、それに車体をこすらせてしまったようです。

その事がわかり、知人の一人は「左によったから良かったけれども、右によっていたら楽になっていたな」と言っていました。

その通りです。右によって対向車とぶつかっていたら……。

本当に肝を冷やしました。何て危ないことをしでかしたのでしょう。

あまりのショックで私は目が完全に覚め、無事に山頂につき、休憩場に立ち寄ることが出来ましたが……。

もう一人の知人はそこで私にコーヒーを奢ってくれ、飲んで目を覚醒させ、無事に帰宅することが出来ました。

今から考えても本当に「楽」になっていたかもしれないと、長距離ドライブでは適度な休憩が必須だと実感しています。

ドライバーさん本人だけではなく、同乗者の方もドライバーさんの体調を気にしてあげると、安全運転の確率が高まります。

確かにドライバーの責任なんですが、少しでいいので気配りしてあげてくださいね。

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