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「一口ちょうだい?」って言われた時点で、ほぼ会話のゴール決まってるよね。

「一口ちょうだい?」と言われた。

ここで断ってもいい。

けど、断れない。

断ったときのリスクが大きすぎる。

ここで断ってしまうと、一口もあげられないショボいやつだと思われる。

癪だ。

しかし、そんなもんだ。

相手主導で不本意であるが、勝手にケチ認定されかねないめんどくさい状況である。

a「一口ちょうだい?」
b「え?いや」
a「え?なんで?」

これよこれ。

聞かれたから「いや」と断ったのに、その次に「なんで?」と詰められる。「なんで?」の後には、口には出していないが「一口くらいええやん。ケチなん?」が書かれてる。

多少薄めているかもしれないが、ほとんどの人が肉眼で見える濃さで「一口ぐらいええやん。ケチなん?」が存在している。

聞いてきたのは、そっちなのにこのセリフを発した時点でマウントを取られてる。もらうのは、そっちで、許可を出すのはこっちなのに。

おかしな話だ。

仮にこのように返した場合どうなるか。

a「一口ちょうだい?」
b「え?いや」
a「え?なんで?」
b「え、一口もあげたくないねん。この卵焼き、オカンが、息子の俺のために朝早く起きて作ってくれた大切な卵焼きやねん。おれ、卵焼き好きやねん。だから、あげたくない。」

なんだろうね。。。

不思議なもので、bは正論を言っているはずなのに、aの方に味方してしまう。

すると出てくるのがcの存在だ。
このあと、会話はこのような展開になる。

a「一口ちょうだい?」
b「え?いや」
a「え?なんで?」
b「え、一口もあげたくないねん。この卵焼き、オカンが、息子の俺のために朝早く起きて作ってくれた大切な卵焼きやねん。だから、あげたくない。おかんのために断らせて」
c「一口くらいあげたらええやん」

cの立場に立ってみると「一個くらいあげたらええやん」と声をかけたくなる。

これよ。

これもまたおかしな話だ。

「一口ぐらいあげたらええやん」の後には「あげたほうが、この場はまるくおさまるやん。」が書かれてる。

多少薄めているかもしれないが、ほとんどの人が肉眼で見える濃さで「あげたほうが、この場はまるくおさまるやん。」が存在している。

a「一口ちょうだい?」
b「え?いや」
a「え?なんで?」
b「え、一口もあげたくないねん。この卵焼き、オカンが、息子の俺のために朝早く起きて作ってくれた大切な卵焼きやねん。だから、あげたくない。おかんのために断らせて」
c「一口くらいあげたらええやん」
b「え、お前誰?」
a「そうやんな、cの言う通りやん」
b「・・・ま、ええねんけどな」
a・c「いや、ええんかい」

これよ。

「いや、ええんかい」な展開。

「一口ちょうだい?」と聞かれても、すんなりあげない展開からの「いや、ええんかい」な展開。

そう。タイトルの通りだ。

「一口ちょうだい?」と聞かれた時点で、かなしいかな、ゴールはすでに決まっているのだ。最後は結局あげるという会話のゴールよ。

ほんで代わりに何かもらう。
そう。

それが友情。

それが人間。

いっつあピースフルワールド。

さて、今日も今日とて、雑なまとめで恐縮ですが、1000文字も超えたので、ここらへんでお暇いたします〜。


・こぼれ話

一言目から、テンプレというか会話のゴールほぼ決まってるやん。っていうやつありますよね?

書いてるときに、他にもこんなときあるよね〜。ってところまで展開させたかったのですが、思いのほか長くなりそうなのでやめます。いや、正直に言います。思いつかなかったのです。

他にもこれ言われたら、なんぼ途中の会話で足掻いても最後は、こう返すよね〜とか、こういう行動とることが確定してるよね〜。みたいなものがあれば、コメント欄におなしゃす。


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