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【物販】商品を10%割引をしたとき、何%販売量が増えれば元が取れる?

脱サラ物販おじだ

6/4~6/11に楽天スーパーセールが開催される。1年に4回のスーパーセールで、準備に大忙しなのだ。

セール内容の検討に多くの時間がかかる。

具体的に何を検討しているかというと、

  • 割引クーポンの設定(と期間)

  • 付与する楽天ポイントの倍率設定

  • レビューキャンペーンの設定

  • RPP広告の設定

などである。

今回のテーマは割引クーポンの設定にしようと思う。

割引クーポンの設定

まず前提として楽天の割引クーポンについて説明する。

楽天では、店舗負担で自由にクーポンを設定できる。

例えば、「3点以上お買い上げで10%offクーポン」といったものを発行できるので。

これで、購入者の購買意欲を刺激し、購入を促すのだ。

手数料がかかる

ただし、クーポンの手数料として、店舗側は「値引き後売上の2%」を楽天に取られる

例えば、500円の商品を3点買って、1500円、それを10%offで1,350円になるが、1,350円*2%=27円分の手数料がかかるということになる。

なので、クーポンを使いまくるのも、あまり良くない。
(楽天の営業担当者はクーポンの設定をごり押ししてくるが、クーポン利用で手数料がかかることを知らない店舗も多いから注意が必要だ。)

クーポン(値引き)と楽天ポイント付与の違い

「クーポン値引き」も「楽天ポイント付与」も、販促という点では同じである。

  1. クーポン値引き⇒ユーザーが購入する時点で割引になってお得感を得られるため、新規顧客獲得に向く

  2. 楽天ポイント付与⇒次回の購入時に特典があるので、既存顧客への販促に適している

と一般的には言われるが、顧客心理としては、クーポン効果>ポイント効果であると思う。

そのため、うちの店舗はクーポンをメインとして、販促している。
(ただし、先ほど述べたように、クーポンは手数料が2%かかる。楽天ポイント付与は手数料はかからない。)

そういった点も鑑み、楽天スーパーセールの販促をしていく。

値引きした分、売上個数が上がってくれて、最終的な利益が増えれば…

そう考える店舗がほとんどだろう。

では、どれぐらい売上がアップすれば、最終的な利益が増えるのだろうか。

数学的に、算出してみた。

Y円の商品で利益率はN%、X個売れている。Z%値引きをすると、販売量はmYになる、とする。YNX(利益額)が増えるとき、mの条件を考える。

ややこしいので、途中計算を省略すると、

m>N/(N-Z) という式になる。

例えば、利益率30%の商品を5%値下げしよう。

するともとの利益総額を超えるためには、m>30/(30-5)=1.2になる。
つまり売上個数が20%アップしないともとが取れない、ということになる。

5%の値引きで20%も売上個数アップって結構しんどくないか・・・?

そういったことを考えてクーポンを設定する必要がある。

もんもんと考えていたら、1日、また1日と過ぎてしまう。
えいやーで決めたいものであるが、こういったことには性格がでると思う。

長々ありがとう

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