劇場に見に行った映画まとめ(~7月)

・映画モンハン

「レンジャー部隊が異世界に召喚されたようですよ?」です。という話を聞いていたので特にモンハンを求めて行かなかったらめっちゃ楽しかったです。
だいたい異文化コミュニケーションのファンタジーアクションwithミラジョボ。へい大将いつものやつ!!!お待ち!!!!って感じでした。
まずわたしはアクションゲームが死ぬほどヘッタクソでモンハンができないんですが、それでもモンハンをいじったことはあって、双剣がカッコよくて好きなんですね。
そしてミラジョボが双剣なんですね。あとはわかるな。超カッケエ!!!

巷のモンハンが好きな人の評価が高くないのは分かるんですよ。
モンハン世界の文化とか世界観設定的なものは何も拾ってないので、レンジャー部隊が異世界に召喚されて現地のモンハン村の住民となんとか交流しつつ現地の文化に触れて馴染んでいく……みたいな展開にはならないです。というかそれをやりたかったら普通にゲームをやれという判断なんだと思います。
あるのはアクション(人がモンスターをぶん殴る、モンスターが人をぶん殴る、人が人をぶん殴る)に必要な要素だけ!!! アクションのケレン味に必要な程度の他の設定はふわっとあるぜ!!!なんとなく異世界でなんとなく知ってるモンスターが暴れてたら楽しい!!!くらいの気持ちで行けば幸せになれます。そもそも監督と主演を見た段階でそういう映画になるって分かるやろがい。

・ピーターラビット2

公開日が金ローのピーターラビットの日だったんですが、公開日に行ってきました。ダブルピーターラビットだぜ。
開始前のCMがワイスピの新作だったので大体そこで察しましたが、やっぱりそんな映画でした。
多分まだギリギリ公開しているのでネタバレしないように喋ります。

1が仁義なき戦い湖水地方編、害獣ホームアローンだとするならば、今回はゴッドファーザーでしたね(言い過ぎ)
湖水地方からロンドンにシノギをしに行ったら、現地のシマを仕切っているギャングのバーナバス組からピーターが勧誘を受け……という話です(そうかなあ)
まずバーナバスの吹替が哀川翔の兄貴の段階で何も隠す気がないと言うか、もう最初からヤクザ映画をするつもりしかないというか、まあヤクザ映画なんですけど
前回一応ヒロインだったビアがヒロインからスピンアウトし、じゃあ誰がヒロインなんだよとじっくり考えると多分ベンジャミンかマクレガーさんです。どっちも男(オス)ですがヤクザ映画のヒロインは真面目に考えると大体男なので(ヤクザ映画の美女は大抵ヒロインではない)あっています。

・劇場版少女歌劇レヴュースタァライト

Youtube公式チャンネルでなぜか無料配信してるから見てみるか~と思って見てみたら結構面白かったのでついでに劇場版に滑り込んできました。
ところで誰もツダケンの声でしゃべるキリンがいるとか教えてくれなかった。どうして。
知っていたら多分リアタイで見ていたのに……
ざっくり言うと「聖翔を卒業する話」というのが話の全てです。
多分尺の半分か3分の2くらいずっとレヴューをやってるんですが、概念バトルすぎて何が起きてるんやというところは考えるな感じろシステムなので、まあ各自感じていただくとして、一応多分そうだと思うことを書いておきます。

・キリンが猫とかゾウとかじゃなくてキリンなのは東京タワーとシルエットが近いから
 多分あってると思うんですが、キリン=観客たち(集合体)で、つまり「見られることで舞台は完成する」のでレヴューのときには居なきゃいけないんですよね。で、映画後半でキリンがいないけどレヴューが起きている時があるんですが、その時東京タワーはあるんですよね。多分東京タワーも観客たち(集合体)と理解すればいいんじゃないかなあと思います。多分。わからんなんも。

・レヴューは現実には起きていない。
 多分現実に起きているのは「〇〇ちゃんと〇〇ちゃんが卒業後の進路のことで言い合いになった」とか「◯◯ちゃんに〇〇ちゃんが怒った」とかそういう話です。
スタァライトで理解したんですが、イクニ監督もなんですけど、アニメで見えてることがアニメの中の人物たちには実際に発生していない可能性があるんですね。
TVシリーズのふたばはんとかおるこちゃんなんかがメチャクチャ分かりやすいですが、あれって現実に起きているのは「かおるこちゃんが試し行動をしまくるのでふたばはんが怒った(多分実際には言葉で怒っている)」「かおるこちゃんは要するにふたばはんに怒ってほしかったので嬉しかった」とかなんですよね。別に本当に謎空間で歌い出したりしてない。

・大場ななちゃんの二刀流(刀と小太刀)は大谷翔平選手的な理解の二刀流
 多分みんな言ってると思うんですが、恐らくそうでいいと思います。
 大谷翔平選手的な理解の二刀流、つまり彼女の場合「演者」と「製作」ですね。
 その彼女が「刀の片方を押し付ける」「それを振るった相手に返してよと言う」って現実ではどういうことなのっていうと、多分「ゴチャゴチャ言ってねえで板の上に立ってみろや!!!!」と言って舞台に立たせ、「どけ!!!私のほうが上手く演じられる!!!」と引きずり降ろそうとしてみる、という荒療治を行ったものではないかと思われます。
舞台経験のある人がこれやられたら「は???私の役だが???」と思うでしょうから。ななちゃん、優しいですね。

・唐人街探偵東京MISSION

TLの人間基準で全人類の半分くらいが見てるはずの映画だったので行ってきました。一人で行ったのとは別に人を連行してもう一回観た。
始まる前のCMがマスカレード・ホテル(長澤まさみ繋がり)、鳩の撃退法(ネジが飛んでるタイプのミステリ)、ワイスピ(ワイスピ)、孤狼の血(孤狼の血)とかだったので大体どんな映画なのかを察しましたが、マジで本編中でワイスピになったし全体的に孤狼の血とは思ってなかったんだよな……

まだ公開されてるのでネタバレなしで行きたいと思います。
探偵がランク付けされる探偵アプリがある世界で、世界2位のチンフォンくん(主人公)、探偵を自称するチンフォンくんの叔父のタンレンさん(主人公2)、世界3位の日本人探偵野田くん、世界9位のタイの探偵トニー・ジャーもといジャック・ジャーの4人PTで日本のヤクザの親分が無罪だと証明するために謎を解くぜ!!!!という話です。
まず「東京MISSION」の段階で「日本らしい感じにしよう」と思ったんじゃないかと思うんですが、日本らしくした結果全力で勘違いカッケェジャパンを作ってきた所無限に信頼できますね……日本らしい事件=ヤクザの抗争 そうですか。
あとスカイツリーではなく東京タワーをメチャクチャに推してくるところでも信頼ができます。そうだよ、TOKYOってそういうものなんだよ……お前らよく分かってるじゃん……こういうトキョ-が見たかったんだおれらは……
全体的に日本の治安が龍が如くレベルで、開始1分くらいでハイローで見たようなメチャクチャな大乱闘が起きますし、なんなら東京MISSIONと言っておきながらスムーズに横浜中華街っぽい所に行くので多分本当に龍が如くで日本を学んだ龍が如くが大好きなやつが作っているんだと思います。春日はおれが守護(まも)る……
PTが4人編成と言ったと思いますが、うち推理力があるのはチンフォンと野田の2人だけで、残りのタンレンとジャック・ジャーは明らかにカンフーしかできません。まあ中国映画がトニー・ジャー呼んでおいてカンフーやらせなかったらそれはそれで間違ってるもんな
映画全体を見ると、人間は推理かカンフーかどっちかしか出来ないというレギュレーションっぽいので2+2でとてもバランスがいいですね。
あと、どうも定期的にアクションを挟まないと死んじゃう病の人が作っているっぽくてマジで定期的に自分がミステリであることを忘れてアクションをメチャクチャ挟んでくるのでアクション目当てでも美味しく食べられます。ガイリッチーホームズより露骨にアクションがないと死ぬ病気を出してくる。
わりと万人におすすめできるやつだと思うので公開が終わる前に滑り込んできて欲しい、そう思います。これってシリーズ3作目だけど大丈夫?というところは、本編開始前に、本編には1秒も出てこない諏訪部さんが今回の作品で使う範囲のこれまでのあらすじを振り返ってくれるので大丈夫です。どうして本編には1秒も出てこない諏訪部さんが教えてくれるのかはわからないです。

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