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人材紹介会社でキャリアカウンセラーとして成果を出すために大切なこと

2回目のnote更新です。
前回の自己紹介からかなり時間がかかりましたが・・・

前職では、UZUZキャリアカウンセラーをしていました。
リクルーティングアドバイザー、マネジメント、自社採用統括、新規事業立ち上げ、研修事業運営など幅広く担当していましたが、キャリアカウンセラーは約5年間ずっと継続していました。

そこで今回は、前職の振り返りも踏まえ、キャリアカウンセラーとして成果を出すために大切なことを書きたいと思います。(あくまで僕が行なっていたのは人材紹介会社でのキャリアカウンセラーなので、いわゆるキャリアコンサルティングとは違うかもしれません。)

求職者様の本当に大切にしていることを考える

キャリアカウンセリングで最も大切にしていたのはこれです。
キャリアカウンセリングという場では、本音で話していただけないこともあると思います。求職者様は求人を紹介してほしい、就職・転職したいというニーズでご来社されるので、自分をよく見せることもあります。

「本当は残業はしたくないけど、そんなこと言ったら求人を紹介してもらえないのではないか?」など、本音を話すことに不安を感じている方も多いと思います。
それと、会って間もない人間に本音を話さない人も多くいると思います。
(そこで本音を引き出すのが仕事ではありますが・・・)

僕自身が求職者様と面談をする時には、『どんな状態が理想か?』『何のために仕事をするのか=自分にとって仕事とは?』という部分を把握するように努めていました。

仕事を通じて成長したい、お金をたくさん稼ぎたい、仕事はほどほどで休日を充実させたいなど、求めることは人それぞれです。求職者様が仕事に求めることを実現するためにはどのような環境が良いのかを考えます。

適正を見極める

求職者様の特徴や強みを活かせる求人は何か?を考えるようにしていました。過去の経験や好きなこと、嫌いなことをヒアリングし、どこであれば求職者様が求めることを実現できるかを推測します。

好きな仕事ができることも大切ですが、高いパフォーマンスを発揮できる仕事も大切だと考えています。

第二新卒の場合、営業タイプ、技術職タイプ(エンジニア)、クリエイティブタイプ、バックオフィスタイプと大きく4つに分かれることが多いので、どこに適職があるかを理由も含めて説明します。

その時には過去の職歴や文系・理系などは考慮しません。あくまでタイプはどこに近いのかで判断をします。

言いたいことはハッキリと言う

キャリアカウンセリングで気になることがあれば、ハッキリと伝えるようにしていました。厳しいことを言うこともまれに・・・
関係性構築のためには伝えるべきことは伝えます。もちろん、その時点での関係性や相手のタイプも考慮して伝え方などは考慮しますが、面談を通じて思ったことは伝えるようにしていました。

「面接で企業にこういった印象を持たれるかもしれない」「転職した会社で周囲からこう思われるかもしれない」など、伝え方を工夫するだけでも相手の受け取り方は変わります。

言いたい(伝えたい)ことを早いタイミングから伝えておかないと、後々それが響き、良いサポートをすることが難しくなることがあります。面接が上手くいかない、軸がブレブレになったりします。

伝えるべきことをストレートに伝えた求職者様の方が決定率も高いです。自身がこう見られている、ここが課題という部分を認識するだけでも面接の対応も変わりますし、そのような方は吸収力もあり、伸びる方ですね。

あとは伝えることにより、関係性も構築でき、求職者様も本音で話してくれます。考えや状況が変わった場合にしっかりと伝えていただけるので、サポートもスムーズにできます。

お客様として丁寧に対応する

これは当たり前ですが、意外とできてないキャリアカウンセラーもいると思います。キャリアカウンセラーは多くの求職者様を対応する必要があるので、1人1人に避ける時間は限られます。

ビジネスモデルが成果報酬(転職が決定したら企業から年収の30%程度をいただく)ということもあり、キャリアカウンセラーが目指すべきは転職決定です。求職者様の状況によって優先順位を決めることも大切です。毎月の目標もありますし、自分の給料を上げていくためには決定を生み出す必要があります。

ただ、そこを先行すると、上手くいかないのもキャリアカウンセラーという仕事の面白い部分だと思います。相手は人なので、無理やり転職をさせようとすると相手にその気持ちは伝わってしまいます

内定を出すか出さないかをを決めるのは企業なので、中途半端な気持ちで面接にいくとお見送りになってしまいますしね。

目の前の求職者様にベストなサービス提供ができているのかは常に大切にしていました。ただ、自身も人間なので、至らない部分もあります。その時には振り返り・反省はしますが、落ち込み過ぎないことも大切だと思います。次の求職者様にどのように活かしていくのかを考えることが何より大切かと。

数字意識をしっかりと持つ

UZUZでキャリアカウンセラー職希望の方を面接をする際、「人に寄り添いたい」「人のためになりたい」などとキャリアカウンセラーの志望動機を話していただくことが多くありました。それは大切です。というか前提です。

自動車メーカーに志望する理由で「車が好きです」と言っているぐらい前提です。

面接官が面接で見ているポイントは「成果を残せてくれる人材かどうか」です。そこを伝えることができないと面接は面接は通過しません。

キャリアカウンセラーとして、キャリアを形成していくためにも成果を出すことは避けて通れません。
その際に大切になるのが、数字意識を持てるかどうかです。数字意識というのは、目標数字達成という部分もそうですが、面談数・選考数など、いわゆる目標達成のためのKPIを意識できるかどうかです。

営業の場合、アポ率からTELアポ数を考えると思いますが、キャリアカウンセラーも同じ側面があります。自身の決定数から必要面談数を考えることも大切です。

相手が人なので、全て数字通りにいかない部分もありますが、その部分を意識してないと追うべき指標がなくなります。何が足りてないのか、どう動きべきなのかを把握することは成果を残すために重要なポイントです。

終わりに・・・

夏季休暇を活用してつらつらと書いてみました。
ダイレクトリクルーティング、リファラル採用など採用手法が多角化されているなか、キャリアカウンセラーという仕事も今までと意味合いが変わっていくと思います。

クライアント・求職者様に価値を提供できてないキャリアカウンセラー(人材紹介会社)は淘汰されていきますし、情報が溢れる世の中では本質が求められます。

ただキャリアカウンセラーという仕事はその分の面白さがあると思いますし、やりがいもあると思います!

ではこの辺りで〜。


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