見出し画像

昭和42年男のカルチャー日誌

2023年7月28日(金)会社終わり、東京ステーションギャラリー企画展「甲斐荘楠音の全貌」を来館鑑賞。

2021年春先、「国立近代美術館:あやしい絵展」内で初めて甲斐荘はんの作品に出合いました。それは「横櫛」↑ でした。出会った時の第一印象は「モ・・ナ・・リ・ザ・やん、これ!!」でした。愁いを帯びた眼差しが強烈なインパクトでした。あとこちらの作品 ↓ も前回に引き続いて展示されていました。

個人的には、鏑木清方や上村松園の作品の方が好みなのです(特に清方)。そもそも、甲斐荘はんの作品を前述の二大巨匠と同じ美人画のカテゴリーに入れるも、何か違う気がしています。
なんか、品が無いんですよね、甲斐荘はんの作品は、敢えて醜悪さを強調してると思わざる負えない作品も相当数ありますね。

彼の作品を鑑賞していて想起したのは、アラーキーこと、荒木経惟氏です。
あくまで、個人の感想ですが、アラーキーのヌード作品は綺麗じゃないんですよ、寧ろ女性の嫌な面を強調するかのような、不思議な写真家だと思っていましたが、甲斐荘はんの作品と共通性があるような気がしました。

いつもなら、図録か美人画の絵葉書を購入するのですが、今回は鑑賞だけで失礼しました。東京駅の美術館ですから、アクセス抜群です。「雨月物語」や「旗本退屈男」等々、有名邦画の衣装コーディネーターの別の甲斐荘はんの仕事振りも楽しめます。是非是非お薦めします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?