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昭和42年男のカルチャー日誌

2024年4月14日(日)「板橋区立美術館:シュルレアリスムと日本展」を来館鑑賞。本企画展最終日であり、思ったより混雑しておりました。あくまでも私見ですが、欧州で発現したオリジナルなシュルレアリスム作品でなく、その作品性を貪るように吸収した極東アジアの若手アーティスト達の熱量を感じる展覧会でした。意地悪な言い方すると、どうしても亜流な感じは拭えない作品群です。ダリ風?キリコ風?グリス風?といった感想が浮かんでしまう作品も多々ありました。

でも、その亜流な作品群の積み重ねが、今の日本の美術界の一部を担っているのは疑問の余地がなく、決して無視してはいけない気持ちになりました。
後半には岡本太郎等のオリジナリティーを発揮した作品もありました。


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