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東京2回目 11・12。都内の本屋。上野の本好きが集まるバー。外国の人と話す。 #97 98

無職98日目です。もうすぐ100日目だな。がんばったね。えらい。
(がんばった・・のか?)

ようやく、札幌に戻ってきました。なんか戻ってこれた事にすごくほっとしています。
また、飛行機に乗れず翌日再挑戦・・とかになるとお金だけが減ってゆく。

こんなにも楽しかったので、帰りに船を使うのは、後ろ髪をひかれそうで嫌だった。
戻るなら有無を言わさずスパっと帰りたかった。それで高くつくけどヒコーキを選んだ(船の2倍くらい)

この2日はいろんな人といろんな話をしました。
話せば話すほど、自分の思い込み「東京人って所詮××(金持ち、遊び好き・・)なんだろ?」が消えて行って嬉しいです。

本屋巡り。


最終日は都内の本屋を巡ろうと、その日の朝に決めた。

青山ブックセンター本店。
八重洲ブックセンター。がとりあえず思い出された。

八重洲ブックセンターは割と古い建物で、近々移転する予定。
青山ブックセンターは、選書が札幌市図書情報館に非常に似ていて、また通いたいと思ってしまった。並べてある本も、コピーがキャッチーなものではなく、「頑張って読めば、問題の構造が理解できるようになるような本」だったりするあたり、「やるな」と思ってしまった。 雰囲気も選書も優秀。機会があればまた行きたい。

ちなみに、時間があれば文喫にも行ってみたかったナ

東京ではスマホをいじる人を電車や街中で無限に見たけど、本を読む人はほぼ見たことが無い。そんな人たちを観測してみたかった。

また今度ね。

上野の本好きが集まるバー


行ってみました。
同席していた2人に文化資本の違いを見せつけてもらいました(!?)。

左に座っていた女性は幼少期から本に囲まれる生活だったようで、文学作品に対する愛を無限に語ってました。
右の男性は、日本舞踊や歌舞伎や物理などこれまた自分の知らない世界を無限に語っていました。

ほかにもノーベル賞の話や、数学の話や、物理の話など。
自分は自分なりに頑張って聞いて、問いを投げて、話を広げて行きましたが、途中からは完全にうんうんBotになっていた気がします。

これまで読んできた新書なり、構造を読み解く本の経験でなんとか食らいついていった感じ。 ついていってえらいぞ。

ただ、どんなに育った環境が違っていても「話をしたい!」っていう根源的な欲求はやはりみな同じなようで、問い力、聞く力、変にアドバイスをしない・・はこんな場面でも非常に有効でした。自分の聞くスタンスが良かったかどうかの評価は求めませんでしたが、2人とも饒舌にしゃべっていたので、まあ邪魔しない程度に出来たかなと思います。

また、こういう場に出くわしたとき、自分の生い立ちを卑下することなく「そうなんだ!! へええええ!」って純粋な気持ちで聞けるようになれるまで、あと少しかなあと思いました。今までは「へっ高学歴のくせに。ばーか」とか思ってしまっていたのでね。 明らかに文化資本の違う2名との会話に参加出来てるだけでも何か凄いなと、途中で思ったりもしました。要するにちょっとは成長したかな。

本、読書という言語。

読書を続けているうちに、わたしは「本・読書」という、他人と話すことの出来る言語を少し身に着けたのかもしれません。
明らかに違うレイヤーの人達と話すことが出来ている自分に驚いているもう一人の自分がいた気がします。

ゲストハウスで出会った人たち

ゲストハウスでは多様な人種とお話出来ます。今回の旅の気づきの一つです。
いたれり尽くせりの高級ホテルもいいんでしょうが、ゲストハウスには自分の知らない価値観との交流があります。その楽しさに気づくことが出来ました。

そして翻訳アプリ優秀過ぎた。

1・韓国から来た青年

今年兵役に行くらしい。その前に遊んでおきたかったのか、とりあえず勢いで東京に来た(凄い)。
2か月ほど滞在する。まずは秋葉原に行くがその後は何も決まっていない。
日本人は優しい。東京喰種が好き。

よく報道されるような「日本嫌い!」っていう韓国人じゃない、韓国人と出会えることが出来て、また自分の価値観も少し変わった気がします。

JAPAN楽しんでねと言っておやすみしました。

楽しんでこいや。

2・フィリピンからきた青年。

途中から来たルームメイトです。4人部屋なので知らないうちにルームメイトが入れ替わります。20歳過ぎかなと思います。

・Are you from?
・フィリピン!

てな会話をしました。外国の方だから性格悪いとか無かった。優しい人は優しかった。

3・アメリカから来た青年。

彼も、ルームメイトの一人です。

・Are you from? と聞いたら「アメリカ」と言ってくれました
(USAじゃないのね)

彼から聞いた言葉がとてもよかったのですが、それはまた次回書きます。
(本当によかった)

4・白人の女の子

彼女も20歳くらい。普通にかわいかった。男性と女性が同じ部屋で泊まるってのもゲストハウスならではなんだろうなあ。

挨拶したらGood morning って言ってくれた。
あとは緊張して話せませんでしたが、笑顔で挨拶してくれた。うれしい。

5・60歳くらいの看護師さん。

前回も記事で書いたかもしれません。新宿で働いてるそうです。用事で一泊しにきたんだとか。コロナ対応でもう限界と言っていました。それから、訪問介護の現場で見る高齢者の最期についていろいろ話を聞いた。
認知症の患者が最後、死ぬ間際にふと意識を取り戻すという話がとても面白かった。

認知症。実は本人はちゃんとわかっているのでは?説。

6・ゲストハウスのスタッフ。

主に店長みたいな人としゃべってたけれど。彼は27歳で男性。
将来ゲストハウスが持ちたくて、ゲストハウスで働いてるらしい。
フィリピンに留学経験があるようで。

日本人は気軽に海外の人と交流できるようになってほしい。
気軽に英語が話せるようになってほしい。

という思いがあるらしい。

たった3泊の間でもこれだけの人種とお話できるゲストハウスは、間違いなくちょっとした海外留学みたいなもんだなと思った。
他の人(他の国の人)とお話しすると、いい意味で自分の価値観が壊れて広がっていくなという印象だった。凄く良い体験だった。

1泊2000~4000円だし、高いホテル泊まるよりいい。

次滞在するときは、おそらくゲストハウスにするし、北海道でもゲストハウスを探して遊びに行きたいと思っているほど。

ANAのグランドスタッフ、CAさん。

話したというよりお願い&助けていただいた。

前回peachに乗ってヒコーキに対する恐怖感が再燃したので(パニック発作)、事前に「お手伝いが必要なお客様」窓口へ行き事情を話した。

機内では何度も「大丈夫ですか?」「いかがですか」と声を掛けていただいた。

こういう声掛けって凄く些細なことではあるけど、当事者としてはこれ以上に心強いものは無いわけで。

「何かあればいつでも言ってくださいね」って言ってもらえるだけで、安心して乗れるもんである。これはガチ。

別に薬をもらってるわけでも注射や点滴を打ってもらってるわけでもなんでもないのに、とても安心した気分になれた。

あと、ANAはもともと機体が広いのでそれもプラスしたな。
おそらく今後道外へは飛行機を使って行けると思う。そんな感覚を得た。(ただしANAなどのキャリアに限りますが)

今までは「今回は行けるかなー。それともダメかなー」って感じだったが、今後は「飛行機ならたぶん行けると思う」っていう自信に変わりかけてる。これはデカい。

昨日は本当にANAのスタッフのみなさまに助けていただきました。ありがとうございます。感謝です。

ということでおしまい。たぶん。

※余談ですが。この旅のおかげで、自分の顔写真をUPすることに少しだけ抵抗がなくなりました。えらい。えらすぎる。自分えらい。


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