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想いはどの段階で言葉に育っていくのか

私たちが行動するときには必ず動機が存在します。
想いをどうしても伝えたい、あなたに何か大切なことを伝えたい。
言葉を使うということは想いを形にする行為そのものなんです。

では、話し方だけを学ぶとどうなるでしょうか。

外に向かう言葉はある程度育ちます。
話し方の学校やコーチをつけて時間をかけたら育つようにできています。
でも、考えてみてください。

あなたの想いはどうなっているでしょうか。

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分かりづらいので数値で無理やり表してみます。
あなたの伝えたい大事なこと10だとします。
相手に伝える言葉、つまり話し方や表現の仕方などがあると思いますが、それがどんどん育って10から100になるとします。

想いが育ってない分、想いは10しか伝わらないということです。
そして、話し方だけが先走っている状態なので、事実あなたの伝えたいことよりも大きくねじ曲がってしまいます。

結局、小手先だけの技術を学んでも伝えたい想いは大きくならない。
自分の想いに気づくことはできないのです。

つまり、話す内容の深さや重さは変わらないということです。

結果は見えてますよね。
口先だけの人、口は達者で内容がない人、考えが浅い人になってしまうということです。

伝えたいのはあなたの話し方ではなく想いなんです。
想いの深さや重さを伝えなければ、いくらうまく話せたとしても十分に伝わらない。
そんな状況を望んではいないはずです。

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ここで注意したいのは、想いは伝わらないということではなく、口先だけの人にならないためにこれから意識すること。

想い10を話し方で100で伝えるのではなく、
想い10を育て、伝え方がたとえ10だとしても想いの方を育てていくことで想いはしっかりと伝わるということ。


では、想いを想いのまま育てるにはどのようなことができるでしょうか。

想いは状況に対して深くなっていきます。
つまり、想いを育てるためには、その状況を感じるということが大事です。
状況を感じる?

想いが湧きあがるときの状況です。

今、誰かに何かを伝えたいと思ったとき。
あなたは何をしているでしょうか。
また、どこにいるときにその想いが湧いたのか。誰といるときに湧くのか。

私の場合はパソコンに向かい合った瞬間に想いが湧きます。
それか、お風呂に入っているときです。
どんな場面で自分は何かを思い立つのかを意識することで、ただ漠然と自分と向き合うだけでなく、どんなときの自分と向き合うのがいいかが分かるようになります。

それが、まず一歩目です。

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相手に伝えたい想いはお風呂に入っているときなら、お風呂に入っているときの自分と向き合う。
歩いているときに想いが湧いてくるのであれば、歩いているときの自分と向き合うという感じです。

なんとなく分かってきたでしょうか?

自分と向き合うことで想いは重く、深くなっていくのですが、自分の状況ごと向き合うことが大切なんです。

それが、普段できることじゃないかもしれません。

歩くことや、お風呂に入ることはできるかもしれませんが、めったに行かないところで何かが湧く場合もあります。
その場合は、場所などではなく瞬間を意識してみてください。

例えば、めったに行かないところとは?と考えたときに吊り橋とか、山とか、海外という場合もあるかもしれません。
ということは、それごと意識してしまいましょう。

めったに行かないところに集中するんです。

個別の場所ではなく状況です。

どんなときに自分は想いを創りだすのかを意識すること。
これが自分と向き合うこと。
想いを重く、深くしてから外に出すことになります。

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ということで、今回は想いをどの段階で育てるかというお話でした。

自分と向き合ってしっかりと伝えていきましょう。
自分にとっても相手にとっても、とても重要な視点です。

最後までありがとうございました。

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