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トイレに来てくれるのに、座ってくれないのはなぜ?

こんにちは。
インスタグラムでおむつ外しに関する質問を頂きましたのでお答えします。
詳細を伺っていない状態でのお答えになりますので全てに当てはまるものではありません。
わたしはどうしたらいいのー!!と思われた方、ぜひ個別相談にいらしてくださいね。

今日のご質問
2歳半。トイレには一緒にいてくれますが、便器に座ることは拒否です。

1.トイレに来たら座ってするものと思うのは大人だけ


わたしたち大人は、
トイレ=尿意や便意があって用を足すところ
トイレ=用があって来るところ
という認識があります。あまり自覚していないけど。

でも、生まれて数年の子どもたちから見えているトイレは
トイレ=部屋の一つ
ぐらいにしか捉えていません。

なので、特にトイトレを始めたばかりの子・おむつをずっと履いている子は、トイレに来ることとトイレしたい気持ちはリンクしていません。
何度も何度もトイレで排泄をする経験を積むことで、反射的にトイレの気持ちが湧いてくるようになるのです。

おむつ外しの進捗によって2つのパターンが考えられるかなと思うので2つ、お話しますね。

おむつ外しがちょっと進んでいて、
「いやこの子絶対トイレしたいはず/自分で意識して排泄できるはずなのに座りたがらないんだよね〜」のパターン(第二章)
おむつ外しはまだ進んでる感じがしなくて「もしかしたら自分で出すことがそもそもわかってないかもしれない」のパターン(第三章)

2.トイレしたがってるのに座りたがらなさそうだ

根本はこの状況と同じです。

たとえば園のトイレは座ってしてるのに家はしてくれないとあれば、家のトイレに対してちょっと心を許せていないところがあるのかもしれません。
これまでおむつでしていた子にとって、座ってするというのが(力の入れ加減とか)そもそも難しい場合も多いです。

立ってしたいです!
リビングでしたいです!
自分でやりたいです!/脱ぐの手伝ってほしいです!
など。
などお子さんなりの事情があると考えて、何がトイレ拒否に向かわせているか考えてみましょう。
2歳半とのことで言葉によるコミュニケーションだけで汲み取るのは難しいかもしれませんが、お子さんをじっくり見てみるとなにかヒントがあるとおもいます。

3.トイレにはついてくるものの出る感じがわかってなさそうだ

トイレに来たら自ずとトイレしたい気持ちが湧いてくるものでしょ。
便器に座ったら勝手に出てくるもんでしょ。

大人はこう思うのですが、これまでおむつを履いていた子はそうでもない。
むしろトイレしたい気持ちなんて湧かないし、勝手に出るなんて論外。

自分で出すぞ→出たぞっていう意識的に排泄をすることが難しい子には座らせるのは「場慣れ・座る経験を積む」ことに特化して、出すことと一旦切り離しましょう。
どうやったら座れるかな?なにがイヤイヤになっているのかな?
とりあえず座れたらOK!こう思えたらなにか違ったアプローチが見えてきませんか?

4.さいごに

どちらの場合も、闇雲に「トイレ座って!!」と口酸っぱく言ってもあまり効果がありません。
もし親が般若顔をしていたら効果がないどころか逆効果でもあります。
この先、疾患などなければ一生トイレに座らずに大きくなることはほぼないと考えて良いと思います。だから大丈夫。

「いつかはできるようなる」そう信じて待つことがなにより大切です。

みなさまのおむつはずしが親子の楽しいコミュニケーショのひとつになりますように。


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