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短時間作用型のベンゾジアゼピン メイラックスに置換したら断薬できる?

メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)は、うららか相談室で行っているオンライン医療相談でも取り上げられることが多いベンゾジアゼピンです。

短時間作用型のベンゾジアゼピン(デパス(半減期6.3時間)やソラナックス(半減期14時間)など)を服用していて身体依存が生じたので主治医に相談したらメイラックスの追加、もしくはメイラックスへの置換を提案されたのだがそれは適切な方法だろうか、というご相談をしばしばいただくのです。

適切かそうでないかの判断は、個々の相談者様が服用しているベンゾジアゼピンの種類や服用量次第で変わってきます。

メイラックス(半減期122時間)への追加・置換を提案する医師は、長時間作用型のベンゾジアゼピンの方が、短時間作用型よりも中止しやすいという知識はお持ちなのでしょう。
さらにその医師が等価換算量という概念を踏まえて置換を提案しているのであれば、それは「適切な」提案である可能性が高い。

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