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スキーマを広げる

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▼大学入試の英語や小論文で出題される様々なテーマについて背景知識を養うことを目的としたマガジンです。
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記事一覧

スキーマを広げる(1):マシュマロテスト

▼ふと思い立ち,不定期ではありますが,「スキーマを広げる」という名前のシリーズであれこれ…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(2):クレバー・ハンス

▼19世紀末から20世紀初頭にかけて,ドイツのベルリンである馬の優れた能力が話題となりました…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(3):ボノボ

▼「スキーマを広げる」第3回目は,ボノボ(bonobo)という霊長類です。哺乳綱霊長目ヒト科チ…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(4):ヒポクラテスの誓い

▼「スキーマを広げる」の第4回は「ヒポクラテスの誓い(The Hippocratic Oath)」です。 ▼…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(5):認知的不協和

▼今回の「スキーマを広げる」は認知的不協和(cognitive dissonance)です。これをテーマにし…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(6):沈黙の春

▼1962年に出版され,世界中に大きな衝撃を与えた本があります。その本は今でも読み継がれ,大…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(7):ゲーム理論

囚人のジレンマ▼いきなりですが,あなたと私は共同で犯罪を犯し,監獄に入れられることになった囚人です(笑)。それぞれ別の部屋で取り調べを受けています。そして,監獄の所長から次のような取引を持ち掛けられます。 「お前ら二人が黙秘し続けていれば,証拠不十分だから釈放してやるよ。でも,お前が黙っていても,あいつが自白したら,お前の罪は重くなるぞ…。懲役50年だ。その場合,あいつは先に自白したから罪を軽くしてやる。うん,懲役10年だ。おっと,お前ら二人とも自白した場合は,二人とも懲役

スキーマを広げる(7):ゲーム理論[補足]

※昨日アップした「スキーマを広げる(7):ゲーム理論」をお読みでない方は,お手数ですがまず…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(8):言語ゲーム

▼「ことば」とは何か,という問いに多くの思想家たちが取り組んできました。たとえば,スイス…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(9):文化相対主義

▼「スキーマを広げる」第9回のテーマは「文化相対主義(cultural relativism)」と,これと対…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(10):パラダイム

「パラダイム」ということば▼「パラダイム(paradigm)」ということばがあります。もともとは…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(11):プラセボ(プラシーボ)

プラセボ(プラシーボ)とは▼プラセボ(プラシーボ:placebo)とは,本物の薬と見た目がそっ…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(12):ポスト・トゥルース

▼ここ数年,よく見聞きするようになったキータームの一つに,「ポスト・トゥルース(post-tru…

Y's Factory
3年前
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スキーマを広げる(13):グローバル化

▼グローバル化,もしくはグローバリゼーション(globalization)という言葉があります。既に一般的になった言葉ではありますが,では,グローバル化とは,いったいどのような現象であり,いつ始まったものなのでしょうか。 ▼Oxford English Dictionary (v4.0 CD-ROM版) では global の項目の中に globalization について以下のような記述があります。どうやら,用語としては1960年代前半に登場したようです。 Hence