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[ 理科 ] なぜ月は満ち欠けをするのか

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概要:この記事はなぜ月の満ち欠けが起こるのかをわかりやすく説明します。

なぜ月は満ち欠けをするのか

答えはこうです。

  • 月は太陽から光を受けて輝いており,

  • その月は地球の周りを回っているから。

なぜ,これらから,月の満ち欠けが起きるのでしょうか。

太陽・地球・月の関係

月は球体です。月は太陽の光を受けて,球体の半分は輝いています。

必ず月の半分には光が当たっていますが,月と地球の位置関係から,地球からはその月の当たっている部分が見えない場合があります。

まずは太陽と地球と月の関係をみてみましょう。

図1を見てください。図1は太陽と地球と月の関係を模式化したものです。[注意]この図は模式図です。地球は公転しています。365.25 日をかけて太陽のまわりを1周します。月も公転しています。27.3日をかけて地球のまわりを1周します。ですから,実際のとおりにシミュレーションした場合,もっと月の速度は速くなります(3−4倍程度はやくなると思います)。

図1. 太陽と地球と月の関係

中央の黄色の円が太陽です。青い円であらわした地球は太陽のまわりを反時計回りにまわっています(地球の北極から見た場合)。灰色の小さい円は月です。月は地球の周りを反時計回りにまわっています。オレンジ色の曲線は月の軌跡をあらわしています。

月は太陽の光を受けて輝いている

図1では月を灰色であらわしていますが,図2では太陽の光を受けている部分を黄色にしました。

図2. 太陽と月の関係

青い地球から月をみていると想像してください。すると,月があるときは満ち,あるときは欠けることがあることがわかります。これが月の満ち欠けです。

満ち欠けは,太陽と月の関係,月と地球の位置関係から生じていることが理解できたでしょうか。

月の満ち欠け

図3は月と地球だけ抜き出して書いてみました。太陽は図の右側にあると考えてください。中央の水色の円が地球です。その周りを月がまわっていることを模式化しています。黄色の部分が太陽の光があっているところで,灰色のところは光が当たっていません。

図3. 地球から月をみてみる

今,男の子が右側をみているとしましょう。月は見えますか?

見えませんね。月はたしかにありますが,光が当たっていないので,何も見えません。この月のことを新月といいます。

次に下の図4を見ましょう。男の子から月はどのように見えますか。そうですね。満月にみえます。

図4. 月はどう見える?

では,図5では,月はどう見えますか?そうですね。左側が欠けている,半月に見えます。

図5. 月はどう見える?

まとめ

なぜ月は満ち欠けをするのかを説明してきました。

答えはこうです。

  • 月は太陽から光を受けて輝いており,

  • その月は地球の周りを回っているから。

これを理解したうえで,地球と月とのそれぞれの位置関係(図3,図4,図5)で地球から月をみたらどう見えるか?実際に自分のあたまで考えて,また,説明を読みなすと,きっと,なぜ月は満ち欠けをするのかが理解できるでしょう。

もし,わからないところがあったら,ぜひ,コメント欄に書き込んで教えてください。よりわかりやすい記事にしていこうとしていきます。

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