何度めかのアヤワスカセレモニーin NY #2

人数の少ない今回は一つの大きなサークルになって皆で席作った。
いつも通り男性陣、女性陣と別れ、ベテラン勢はこぞってふかふかそうな座椅子にブランケットやクッションで座り心地の良さそうなスペースを作っていた。

私は友人たちとシャーマンの左隣に座る。いつもなら常連の女性たちが座っている場所だ。
友人のTは毎回参加しており、設営なども手伝っているので、名指しでシャーマンの隣に指名された。その横にもう一人の友人、その横に私と席を作った。これだけ人が少ない中でもシャーマンに近く目立つ席だと、少しプレッシャーも感じた。椅子はいわゆる座椅子、皆それぞれブランケットやクッションを持ち寄り、できる限り心地よく過ごせるように工夫している。

隣に座る友人とは私がNYに来たばかりの時に出会ってから11年くらいの仲になる。私よりもっと長くNYに住んでいて、出会った当時から既にアメリカで働いていた彼女は私からしたら大先輩という感じだったが、同世代ということもあり、ずっと仲良くしてくれていた。
ヨガを始めたきっかけも彼女で、アヤワスカを紹介してくれた友人Tを紹介してくれた。ヨガを始めてからは今までとは違う共通言語、理解が増え家族に近い存在に思えるようになった。

いよいよセレモニーが始まる。シャーマンからの挨拶、注意事項などが伝えられ、皆で立ち上がり、祈りを捧げる。

シャーマンは白人の女性で、とても力強く、時に厳しく、とても優しい母のような人だ。その横にはギターを弾き、歌でセレモニーを進めてくれる男性シャーマンがいる。また、その奥さんもその横で静かにギターを弾く。

その3人が会場の後ろにある祭壇でアヤワスカの入った瓶に祈りを捧げた後、皆男女別々に2列の列を作り始め、男女交互順番にアヤワスカを受け取る。

コロナ以降使い捨ての小さな紙コップが使われていたが、それ以来初めて、皆と使い回すガラスのグラスか紙コップか選べるようになっていた。
黒に近い赤茶色のどろっとした液が残った紙コップを何度も使うのが嫌だったので、グラスを選ぶ。

あの独特の味と匂いを思い出し、少しナーバスになる。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?