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自然とひとを仲介するというお仕事

日々の出会いの中で気になったひとのお仕事を聞いては、感じたことを書き綴っています。

読んでくれたひとの選択肢のひとつになったり、何か始めるきっかけになったら嬉しいです。

先日、ドイツで生まれその後オランダで発展したイエナプランという教育を体感するイベントに参加してきました。

インタープリターって?

このイベントではグループワークも多く、参加者の方々とたくさん意見交換する機会があり、その中のお一人のお仕事に興味を持ちました。

早速聞いてみると、何やら公園で働いているとのこと。

僕のなかで公園といえば・・・
近所の小さい公園しか思い浮かばず、最初は公園で働く人のイメージができませんでした。

話を聞いていくと、山梨県にある広々とした自然公園で働いているということで、そこでは”ひとの気持ちを自然に向かわせていく”様々なイベントが開催されているようです。

畑仕事の体験や食育に関するテーマで、生きもの・自然を感じることができるようなプログラムを企画し公園に来たひとに楽しんでもらっています。

こういった自然体験プログラムを通じて、来場者と自然を繋ぎ、感じてもらうことで自分事として捉えてもらえるよう、ひとと自然の架け橋になることを意識しているとのことでした。

インタープリターとは、ひとと自然を結ぶ通訳者として、自然に興味を持つきっかけになる役目を担っているお仕事なのかなぁと思いました。

どうしてなったの?

展示会のイベント企画をする会社から転職したというこの方は、子どもの頃からキャンプが大好き!

この頃から自然に関わっていて、社会人になってからもワークショップやセミナーに積極的に参加し、ボランティア活動もしていたそうです。

「自然を自分事として感じてもらいたい」

これを大人が自然に伝えられることが理想で、インタープリターという仕事を選んだといいます。

仕事のやりがいは?課題は?

企画したプログラムで自分の伝えたいテーマと同じセリフが子どもたちから聞けた時がとても嬉しいそうで、この仕事のやりがいになっているとのこと。

自分の伝えたいことが伝わった時の感動は誰にでもありますよね。

課題としては地域連携を取るのが難しいこと。
地元のコミュニティとの繋がりやコミュニケーションを図る機会が少ないそうです。

この連携が上手くいけばこれまでにないアイデアの創出や新しい視点でのプログラムもできて、来場者にとってもより良い公園になりそうですね。

子どもが外で自然に触れる機会が減っている今だからこそ、体験型プログラムのある公園の需要って増えていくのではないかと思っています。

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