西村 優介

アウトドア好きな写真撮り 家づくり中

西村 優介

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マガジン

  • 海の近くに家を作る話

    海から程なくの場所に、信頼できる設計士さんと一緒に、家を作っていく記録です。 2025年夏に完成予定との長い話ですが、作りながら思ったこと/感じたこと/たまには有益なことも、気ままに書こうと思っています。

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マンション思考のレールから外れてみる①

30をもうすぐに家を建てることに決めたものです。第二回も興味を持ってくださり嬉しいです。 初回で書き忘れたのですが、僕らの家が完成するのは2025年夏、検討時期から含めると足掛け2年、なかなかの長期プロジェクトになる予定です。 それまでに建築士さんとの打ち合わせがあったりなかったり、色んな問題を解決したり打ちのめされたり。トピックや気持ちの変化に触れて、不定期にのんびーりと書いていこうと思っています。うっかり興味を持ってくれている皆さまに置かれましては「完成まだかよ!」を

    • 「住む」があってはじめて

      お久しぶりです。 仕事やら私生活の激変やらで、またもやひと月ほど空いてしまいました。ただこの間にも今年いっぱつめの設計士さんとの打ち合わせも行い、家づくりは着実に進んでいます。 例のごとく余談からですが、色々あり直近まで妻の実家に転がり込んでいました。関西のまあ「気の良い」住宅街でして、自分の家や実家の周りにはないような素敵なお家が沢山あり、僕は首をブルンブルン回しながら毎日散歩していたものですから、地域の方々から不審者だと思われていたはずです。 サラッと書いてみました

      • PERFECT DAYS平山のアパートに学ぶ、良い家①※ネタバレ注意※

        あけましておめでとうございます(遅い) 少し時間が空きましたが 引き続き家づくりしています。 昨年はなんとなく週一ペースくらいで書いていましたが、こんな風に少し期間が空いたり、全然あります。します。しがない一施主の日記なので。 そして、そんな中でも読んでくださる皆さま、大好きです。年始の挨拶メッセージをしていたら、「家づくりnote楽しんでるよ」と返してくれる方がちらほらいらして、年始からニンマリしていました。 日記スタンスをとって、何も求めていない風で実は反応がある

        • いつか土地を探すかもしれない誰かへ①

          家を建てたら叶えたい夢があります。 でっかい臼と木槌を買って餅つきをしたい。 そしてつきたての餅を、いろんな味で食べたい。 最高のお家で。 ちゃんとしたものを買うと数万~10数万円は下らなそうです。高いですよね。妻の目がまんまるになっていました。ですが心配御無用。僕が頻繁に餅つきへの希望を語りだすものですから、我が家の餅つき気運は確実に高まっています。いつの日かやってくる家庭内決裁はスムーズに運ぶことでしょう。 余談でした。 2025年夏に家を建てることに決めた僕

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        マンション思考のレールから外れてみる①

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        • 海の近くに家を作る話
          11本

        記事

          アルバムをめくるように土地を探す(番外編②)

          ※前回の続きです かくして初めて千葉の海に繰り出した新社会人(22歳)の5月。 「サーフィン」という響きから一般的にイメージされるであろう、THE波を楽しむ姿からは程遠く。ダサさを煮詰めたような波乗りを披露しまくりましたが、ボードと身一つで自然と戯れる初めての体験は、心身ともに格別の気持ち良さでした。 そんなこんなで、海を上がるころには、「デカい先輩との繋がりだ!大船だ!」なんて新社会人的下心は消え去り、「海っていいじゃん」という今更すぎる発見感が胸の中で小躍りしていま

          アルバムをめくるように土地を探す(番外編②)

          QRコードから海へ(番外編①)

          僕らは海の近くに家を建てようとしています。津波や塩害を考慮しオーシャンビューではないものの、歩いて海までいけるような立地。同時に緑も感じられる、自然との距離が近いエリアです。はじめて訪れたとき、期待通りの気の良さに胸が躍ったことを覚えています。 これから、僕らがこの土地に巡り合うまでの話を書いていきたいと思います。思うのですが、その前に。そもそも、どうして自然に近い、海に近いエリアを望むようになったのか。今日は、その1きっかけになったひと。「豪傑」あるいは「漢」、ここでは「

          QRコードから海へ(番外編①)

          家は負債で良いし、出口も要らない(僕らの場合)

          家づくりをしていると、実家に帰ったときに、工夫が凝らされているところ、もっとこうしたら良かったのに、と思うところがニョキニョキと湧いてきます。 「南の隣家までこれだけ近いのに、なんでこんなに明るいのだろう」や 「この壁はクロスじゃない方が良かったよなあ」など 長年何とも思っていなかった家の意図が透けて、新鮮に捉えなおせる感覚はなんだか面白いです。よく通ったお店などでも、きっと同じ感覚を得られるのでしょう。家づくりの副産物的楽しさです。 余談でした。さて、今回は一軒家を

          家は負債で良いし、出口も要らない(僕らの場合)

          ベーグルは作りたいし、グランピングよりキャンプがいい

          一軒家を建てようとしているものです。 そういえば今週会社で「note楽しみにしてるよ」と何人かから声をかけてもらいました。人に文章をまじまじと見られる恥ずかしさはありつつ、なんだか嬉しかったです。続くといいな。 ちなみに、僕らはいわゆる注文住宅を建てるのですが、おおよその工程を書いてみます。 ②⇄③⇄④は同時進行的だったり、僕らがそうだったのですが、④の途中で①に戻りかけたり。勿論ケースバイケースですが、ざっくりこんな感じです。 そしてこれまでは①についてを、だらだら

          ベーグルは作りたいし、グランピングよりキャンプがいい

          その土地らしい家

          2025年、海から程なくの場所に、一軒家を建てることを目指しているものです。家づくりの途中で思ったこと、感じたことをお届け中。第4回も興味を持ってくださり嬉しいです。 ここまで、「マンション思考のレールを外れてみる」と題して、もともとはマンション派だった僕が一軒家を買うことに決めるに至った経緯を書いてきました。今回もその続きなのですが一点。この標題のもと書いていると、どうもマンションを乏しめているような気持ちになってきたので、今回よりタイトルアウトさせてみます。わかりづらく

          その土地らしい家

          マンション思考のレールから外れてみる②

          家づくりの過程をツラツラと書いている本連載(?)。第3回にも興味を持ってくださりありがとうございます。 前回から、もともとマンション購入を検討していた僕らが一軒家を建てることにした理由を書いていまして ・マンションは比較的「お金」資産減りづらいよね ・でも、〇〇歳をどんな空間で過ごすか、何を体験し何を思うか、という「時間」もまた資産だよね ・お金で〇〇歳の時間って買えないよね ・僕らは家をお金よりも時間の資産として捉えたい。そうするとマンションじゃなくてもいいと思えてきた

          マンション思考のレールから外れてみる②

          家を建てることにした

          30も近づき、どことなく聞こえてくる、家どうするのが正解?話 東京に住んでいると、なんとなく、声の大きな人たちの「割安区分を購入(値上がり傾向地域の新築マンションや相場以下の築古リノベ)一択」論が耳から頭を支配してくる感覚がある。事実、僕もそう考えていたときもあった。あったのだけど 僕らは今年、海から程なくの場所で、信頼できる設計士さんと一緒に、一軒家を建てることにした。 こう決めた今でも、万人に通ずる住居や不動産の正解はないと思っているし、そもそもまだ着工にも至ってい

          家を建てることにした

          大切なレストラン

          良いレストラン知ってる?と聞かれたらいつも答えるところ。すると多くの友人がその場で調べ始めて、出てくる記事や画像を見て、キャンプのような体験ができるレストラン?自然を楽しめるところ?と聞いてくれます。聞いてくれるのだけど、どうも返事に戸惑ってしまう。僕の自然やキャンプ好きなパーソナリティも相まって、いわゆるコンセプトが尖っている、ただ珍しい体験ができる場所として、陳腐に伝わってしまうことが、なんとなく悔しいから。 昨年先輩に連れて来てもらってから殆ど1年が経ったつい先日、再

          大切なレストラン