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恩師

大学を卒業してから、四半世紀以上経ちます。
そんな私に、先日当時のゼミの先生から
1冊の本が届きました。

先生は現在over90。
ザ・社会で活躍する女性。
卒業後お会いすることはなくとも、
心の中でお慕いし続けていました。

今回は、先生自身の女性史と
社会学者としてのこれまでの調査内容を1冊にまとめて、ゼミ卒生に贈ってくださったようです。

こちらの本はこれから熟読します。
その前に、まずは全体をサッと眺めました。
すると、私の頭の中はゼミの世界に戻りました。

私がどんなに小さな仕事でも
今まで働き続けているのは、
先生の影響がいちばん大きいかも、と、
今回改めて気がつきました。
男女平等は当たり前、
ひとりの大人として自立して、社会に貢献し続けてほしいというのが、先生の教えでしたから。
(注)と言いつつも、私は第一子妊娠後から
   現在まで、経済的自立とは程遠い生活を
   しています…

あと、先生との一番の思い出は
卒論発表の場でこう言われたこと。
「あんたは普段ボーっとしていて、社会に出て大丈夫かな、って思っていたけど、卒論を読んで、とてもしっかりした考えを持っていることがわかったわ。こういう教え子は今までにいなかったから、社会学者として先生も勉強になったわ。」

一見ディスられてるようですけど(笑)
私にとっては涙が出るほどうれしかったお言葉。
そして、ここから勝手に
「自分は書くことが得意」と
思い込んで生きています(笑)


社会と闘う女性そのものの先生ですが、
一度別荘にお邪魔したときに新たな発見。
扉なしのオープンな食器棚には
たくさんのカップ&ソーサーが。
「こういうの集めるのが好きなのよ」って
はにかんだ笑顔でおっしゃっていたのが
かわいかったな。

先生いつまでも長生きしてください!
いただいた本はゼミ続編だと思って
ちゃんと読みます!
そして、私も先生みたいに、
強い意志を持ったかわいい女性になりたいです。

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