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地域猫活動の評価

いよいよ地域猫シリーズも最終段階まで来ました。前回の記事はこちらです。地域猫活動についてはマガジンにもまとめてありますので、参考まで。

地域猫活動も評価をしましょう。どう評価するのか?それは目的に照らし合わせることが大事だと思います。目的は、

  • 苦情や被害の減少

  • 猫問題の解決

  • 猫の減少

でした。各項目ひとつずつ調査しましょう。

アンケート調査(再)

苦情や被害の増減は、必ずアンケート調査をしてください。肌感覚で評価してはいけません。特に猫好きの方が評価をするとバイアスがかかります。

当初のアンケートでは活動自体に反対していた人の中から、参加を申し出たり、少し手伝ってくれたりする人が1人でも出てきたら、それは大きな意味を持ちます。

計画(再)

アンケートをもとに活動の評価を行いましょう。そのうえで今後の計画を練ります。猫はどれだけ減ったのか。今までやってきて悩んだ点、解決策と方針を周知しましょう。

とにかく住民にアナウンスすることが大事です。活動の半分はこれが占めると考えてください。

自治体職員の役割

自治体職員はアンケート結果や活動報告をみるだけではなく、現場に足を運んで、地域の状況をみて、住民に話を聞いてください。
何も解決できていない状態が続くと、諦めたことで苦情が減っていただけの恐れもあります。本当に解決へ向かっているのかを評価してください。

本当に管理ができているのか、本当に住民の苦情は減ったのか、何か新しい問題が発生していないか。

最後に

ここまで来て気づいている方も多いと思いますが、とにかく話し合い、反省、改善、周知、行動の繰り返しです。その継続が地域猫活動を成功に導きます。
仕事と同じですよね。PDCA回すのです。
なので、個人的には仕事をバリバリやってきた人が活動主体にいると、地域猫活動は成功すると考えています。厳しい言い方ですが、仕事を本気でした経験がないマダムたちだけの集まりでは難しいです。
常に冷静に、時にはアツく、地道に一歩ずつが成功へ導きます。

本記事はホームページ上のブログ「本気で挑む地域猫活動」という記事の抜粋です。全文が気になった方は是非お読みください。


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