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映画メモ05_ドラゴンクエスト5のパパスに気付かされた、人生の本当の意義。

この映画はいろいろ言われましたが、なぜ2019年にリメイクして世に問うのか?その必要性とかストーリーが無いと芸術は成立しないので、この映画のオチは実は必然なのですよ。普通に作っただけだったら、フーン。よかったナァ。という体験で終わるわけで、、そういう意味ではこの反響の大きさは、制作サイドの狙い通りなんだと思います。観た人、みんな忘れられない映画になったでしょ笑 良かったと思いますよ!

観てきて、その勢いでゲームを始めてしまいました。やはり少年時代のこの場面は、プレイしていてたいへんつらいものがあります。リアル人生で子どもができたので、パパスへの感情移入たるや、すさまじいです。

奥さんを拉致され、
奥さんを取り戻すため、
世界を救う勇者を探すため、
国王の身分を隠して、
幼い息子と流浪の旅へ
息子の成長を見守りながら、
その隣に居たかったであろう奥さんを想いながら、
自分の信念を貫いて力を尽くす。
そんな父と息子に訪れる、どうしようもない不条理。
むごい殺されかたをして、息子まで奪われて、
この可哀相な男の人生とはなんだったのか?
本当に哀しくやるせなくなる。。 ・

でも、十数年後に2世代で仇を討つ子孫たちの行動は、
父がその悲惨な運命に最後まで逃げずに必死で闘って、
あがいて、抵抗して、前向きに生きた背中を見せたからで、
父の人生に無駄なことはなかったんだと
すべての事柄に、行動に、因果があるんだと
そういうことを考えさせてくれました。

自分は勇者、主人公じゃない、
と認めたときから
自分の人生の主人公が
自分以外の誰かに代わる。
その誰かの為に生きることが
自分の人生の意義だったんだと、
ふと腹落ちする。

自分にも子供が生まれて、その子を育てていく中で、そんな感覚を味わっているのでした。

#ドラゴンクエスト #dragonquest
#パパス #映画は映画だ

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