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2月8日の田んぼ

2月1日土曜日に2番田んぼの水を堰き止めて水張りを開始したんだけど、初めてのことなので、どのくらいの時間で水が満たされるのかやってみないとわからない。

翌日の日曜日はトレランレースで田んぼに行けず、近所に住む田んぼ仲間に偵察に行ってもらったところ「残念なお知らせです」とLINEにメッセージ。水門から水漏れしていたとのこと。水位が上がると水圧が高くなるので弱いところが破れて水が流れ出す。一旦水が流れ始めると土泥を削って穴が開く。水圧を侮ってはいかんなぁ。水漏れ箇所に泥を盛って塞いでもらったのでこんどは大丈夫だろう。

翌日月曜日の早朝、出勤前に田んぼを恐る恐る見に行く。

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おぉ〜水が張ってる! 田んぼなんだ当然だろって言われそうだけど、なんだか感動。朝陽に照らされた水面に暫し見惚れれる。

よく見ると2月1日に泥土で堰き止めたところから水がオーバーフローしてる。

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これじゃぁせっかく新設した水門で水位調整ができない。次の週末に泥土を持って高くしよう。

週末の作業に備えて水門を開けて一旦水を抜く。

というわけで今日はオーバーフローしてた箇所の嵩上げから。

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泥土を盛るのって重労働だけど3人掛かりでやればあっという間に完成。水門を閉じて再び2番田んぼの水張り開始。

今回は1番田んぼに水門を設置した。

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隣は田んぼだったところが埋め立てられて草原になってる。草原を横断するように水路が掘られていて下の田んぼへ水が流れて行く。なので水の出し入れの際は下の田んぼに配慮しなきゃならないんだけど、今の時期は、慣行農法の農家さんは何の作業もしないので大丈夫でしょ、たぶん・・・。

一番田んぼはまだ水を張らないので水門は開けておく。

時間に余裕があるので、手付かずでいた田んぼの周囲の埋もれた水路を掘り起こして補修する。

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近くに川があるわけじゃないのに斜面のあちこちから尽きることのなく水がチョロチョロと染み出してくる。田んぼの両側は広葉樹林なので保水力が高いのだろうか。

沢の水が集まって大河になるが如く、こんなチョロチョロとした水でも1.3反の田んぼを一夜にして水で満たしてくれる。もちろん動力不要。地面から湧き出た水だからおそらくミネラルも豊富なんじゃないかな。谷津田というのは本当に素晴らしいシステムだと思う。

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写真の中の緑の旗マークがこの谷津田。どんどん都市化されていく中で奇跡に残された自然豊かな空間なのだ。まだ田んぼが残ってるけど放棄された田んぼもチラホラ。

やっぱ末永く守らなきゃなぁ。

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↑ニホンアカガエルの卵

人間の為にも、そこに住む生き物の為にも。

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